ゆうちゃみ観戦『K-1 30周年記念無差別級トーナメント』中国のリュウ・ツァー1R KO優勝!

 K-1/Krushの運営及びジム運営するK-1実行委員会(東京都渋谷区、 プロデューサー:カルロス菊田)は、2023年9月10日(日) 横浜アリーナにて、「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」大会を開催。

 今大会は、マハムード・サッタリ、シナ・カリミアン含む世界の強豪8選手が出場する「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」や、金子晃大VS玖村将史の「スーパー・バンタム級タイトルマッチ」に注目が集まった。特に大会セミファイナルにあたる第14試合の金子晃大VS玖村将史のスーパー・バンタム級タイトルマッチは、大混戦のすえ金子が延長判定3-0(10-9/10-9/10-9)で勝利した。

両者過去に1勝1敗となる決着戦で勝利した金子のボディブローも有効にヒットしていた。

「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」試合レビュー

 「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」の1回戦結果は、第5試合 マハムード・サッタリ VS クラウディオ・イストラテはクラウディオが 1RKO(2分19秒)で勝利。第6試合シナ・カリミアンvs.ケリム・ジェマイはカリミアンが3R KO(1分35秒)で勝利して、準決勝(1)の対戦カードはクラウディオ・イストラテvs.シナ・カリミアンとなる。続く第7試合ミハル・トゥリンスキーvs.アリエル・マチャドは、延長判定 0-3(9-10/9-10/9-10)でマチャドが勝利。第8試合ヴァレンティン・ボルディアヌvs.リュウ・ツァーは1RKO(1分36秒)でリュウが勝利し、準決勝(2)の対戦カードはアリエル・マチャドvs.リュウ・ツァーとなった。

 準決勝(1)クラウディオ・イストラテvs.シナ・カリミアンは、判定3-0(28-27/28-27/28-27)でクラウディオが勝利。
 1Rは、クラウディオは左右フック。カリミアンは右ロ―キック。クラウディオは左ハイキック、ワンツーフックでKOを狙う試合運びに。カリミアンは右ローキック、クラウディオの左フックが入り、カリミアンがスタンディングダウンして1Rを終えた。
 2Rは、近い距離で打ち合いとなり、カリミアンの攻撃がアゴに当たると、クラウディオは下がる場面も。カリミアンの蹴りにクラウディオがフックで攻撃するとカリミアンは動きながらローキック、これがローブローとなる。カリミアンはジャブついてフックを放つも、クラウディオは左フックを打ちクラウディオが下がる場面もあった。カリミアンは反則が多く減点1で2Rを終える。
 3Rは、カリミアンがいきなりローブローを放ち、荒れる試合運びに。試合再開後、クラウディオはラッシュをかけ、後頭部に当たったとカリミアンがアピールしてクラウディオに警告が与えられた。試合再開後、カリミアンは左右フック。クラウディオはフック。カリミアンはバックブローも入れながら、マイナスポイントの挽回にかかる。ガードを固めるクラウディオに、パンチを連打するカリミアン。結果判定勝負となり3-0でクラウディオが勝利して決勝に進んだ。

 準決勝(2)アリエル・マチャドvs.リュウ・ツァーは、2R KO(1分57秒)でリュウが勝利。
 リュウは今年の中国キックボクシング選手権90キロ級で優勝し、2017年の中国全国散打準優勝の経歴があり、戦績6戦5勝(3KO)1敗と一番キャリアは浅いが、勝ち上がってもおかしくない潜在能力を秘めている。
 1Rは、マチャドはローキック。リュウはジャブを入れつつ、右ハイキックで牽制。リュウはその後も、左から右のパンチを放ち、さらにカーフキック、左ハイキックで攻撃。終始リュウの攻撃が目立つラウンドに。
 2R、リュウは左右のローキック。マチャドは前へ出て圧力をかけて右ハイキック。カーフキックが入り、動きが止まるマチャド。リュウはカーフキックを出すも、マチャドが前へ詰めてパンチ。右カーフキックを決めるリュウ。ここでマチャドが倒れ、そのままKOとなり決勝進出とななった。

 注目の無差別級トーナメント決勝 第15試合の対戦カードは、クラウディオ・イストラテvs.リュウ・ツァーとなり、1R KO(0分45秒)で勝利した。
 リュウはカーフキック、飛び膝蹴りで攻撃。クラウディオはサウスポーに構えを変えて対応するも、右カーフキックをもらい後退。リュウはすかさずミドルキックを連発し、クラウディオは苦痛の表情でその場にしゃがみこみ、そのままKOとなり、リュウが優勝となった。

 リュウのリングスピーチでは、「こうして優勝ができたのは、先生でありセコンドにいるウェイ・ルイさんがいたからです。彼が2017年に優勝し、私が中国で2人目のチャンピオンになれました。チームのみなさま、応援していただき、ありがとうございました。こうして栄誉を取れて光栄です。ここまで格闘技の練習に捧げていました。みなさんに、また勇姿を見せたいと思います」と話した。

観戦したゆうちゃみ

 新制K-1『ReBOOT“再起動”~ReBIRTH“再生”~』の副題がついたが、日本では馴染みない外国人選手の無差別級トーナメントがメインで、会場の客入りが現状を物語っていた。再起動しての第1回大会なので、再生途上として今後の展開に期待したい。


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