ショーン・ストリックランドが新王者!UFC 293:アデサニヤ vs. ストリックランド

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UFCミドル級チャンピオンシップ

UFCミドル級王者イズラエル・アデサニヤと同級5位ショーン・ストリックランドの一戦は、フェイントとポジショニングを駆使し、互いにテクニカルなミスを探しながらカウンターを狙う展開で始まった。第1ラウンド終了間際、ストリックランドが大きなダウンを奪って先制、第2ラウンドは王者がコーナーから落ち着いて出てきて、出力を上げて同点に追いつく。第3ラウンド、ストリックランドは正確なショットでアデサニヤのディフェンスをかわしながら、自分のディフェンスを固める。第4ラウンド、両者とも打ち合いになったが、ストリックランドがペースを握った。最終ラウンドは、ストリックランドの鮮やかな攻めと、シンプルだが完璧なボクシングで、終始アデサニヤを追い詰めた。判定が読み上げられると、ショーン・ストリックランドがタイトル戦屈指の大逆転劇を演じ、UFCミドル級新王者となった。ストリックランドは言った、

「私は夢を見ているのだろうか?目が覚めるのか?誰かに殴られたんだ!まさか自分がここにいるなんて100万年思ってもみなかった。イジーは悪い奴だ。何回KOした?僕の友人の大半を簡単に倒している。自分を疑ったこともあったけど、オーストラリアのファンが僕をやる気にさせてくれた。第4ラウンド、君たちの雄叫びを聞いたとき、それが僕を奮い立たせてくれた。ありがとう、オーストラリア」

セミメインイベント
ヘビー級6位タイ・トゥイバサと8位アレクサンドル・ボルコフが、2ラウンドにわたって観客をよだれの出るようなノッカーで魅了した。トゥイバサはボルコフを足蹴りでボコボコにした。そのダメージから、ボルコフはキャンバスまで持ち込むしかないと判断し、トゥイバサの首をエゼキエルチョークで巻いてタップアウトを奪った。サブミッションで勝利したボルコフはこう語った。

「でも、僕は極真空手出身で、蹴りは空気のようなものなんだ。エゼキエルチョークを習ったのは本当に若い時だったから、(先生に)感謝したい」と語った。

■ UFC 293:アデサニヤ vs. ストリックランド
日時:現地および日本時間9月10日(日)
会場:オーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニーオリンピック・パーク /クドス・バンク・アリーナ

【メインイベント】
<ミドル級王座タイトルマッチ>
○ショーン・ストリックランド(米国/挑戦者)
 判定
●イズラエル・アデサニヤ(ナイジェリア/王者)

【セミメインイベント】
<ヘビー級>
○アレクサンドル・ボルコフ(ロシア)
 2R 4分37秒 エゼキエルチョーク
●タイ・トゥイバサ(豪州)

【メインカード】
<フライ級>
○マネル・ケイプ(アンゴラ)
 判定
●フェリペ・ドス・サントス(ブラジル)

<ヘビー級>
○ジャスティン・タファ(ニュージーランド)
 1R 1分22秒 KO
●オーステン・レーン(米国)

<ライトヘビー級>
○タイソン・ペドロ(オーストラリア)
 1R 2分12秒 KO
●アントン・トゥルカリ(スウェーデン)


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