[ファイトクラブ]まさにゼンニチ新時代突入!世界jr+タッグ戦も20代の活躍目覚ましい

[週刊ファイト8月3日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼まさにゼンニチ新時代突入! 世界jr+タッグ戦も20代の活躍が目覚ましい
 photo & text by 西尾智幸
・大森北斗2夜連続のタイトル奪取のチャンス逃す
・世界タッグ宮原健斗&青柳優馬激戦の末勝利
・永田裕志&本田竜輝が次期挑戦者に名乗り
・リンダマンの試合コントロール力が半端ない
・世界ジュニア次期挑戦者は青柳亮生かR・HAYATO
・大仁田厚満身創痍で臨んだ爆破マッチ
・なんとウナギサヤカが大仁田を査定に!
・プロレスは肉体!186cm超えの選手達に期待


まさにゼンニチ新時代突入! 世界jr+タッグ戦も20代の活躍が目覚ましい

■ 全日本プロレス サマーアクションシリーズ2023
日時:7月23日(日) 17時開始
会場:大阪府立体育会館・第2競技場(エディオンアリーナ大阪)
観衆:920人

 実は、記者にとって全日本の生観戦は13年ぶり。ここ最近は、大きな大会のみ画面を通して観戦するくらいで正直、個人的にはそこまで熱心ではなかった。13年前のメンバーを改めて見てみたら、今回も出場していたのは諏訪魔と外敵で参戦していた鈴木みのるのみ。あとは、曙、武藤敬司(この日はトークのみ)、真田聖也、BUSHI、船木誠勝、太陽ケア、浜亮太などで、完全に浦島太郎状態である。なので、新時代と言われる“今”をどう感じたのかを素直に書いてみたい。

<第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第96代王者組】
〇宮原健斗
青柳優馬
 25分43秒 シャットダウンスープレックスホールド
鈴木みのる
●大森北斗
【挑戦者組】
☆第96代王者組・宮原健斗&青柳優馬、2度目の防衛に成功


 鈴木と宮原が先発でゴング。まずは、ロックアップ、ヘッドロックと定番のスタートとなったが、あっという間に場外へ。二手に分かれて乱闘が続く。少なくとも3分は続いた。普通なら、両者リングアウトだが、レフェリーもカウントは取らず、好きなようにさせた感じだ。

 リングに戻ると、鈴木は宮原の右腕を攻める。ひねった挙句、指に噛みつくという猛攻。
 その後も、北斗のバックドロップ、宮原の雪崩式ブレーンバスター、青柳のダイビングボディアタック、みのるのスリーパーホールドなど、お互いに惜しみなく技を披露。
 そんな中で、最後は宮原が北斗にシャットダウンスープレックス。一度は返したものの、2度目は返せず3カウントを聞いた。

 試合後、第4試合で勝利を収めた永田裕志&本田竜輝が挑戦表明! 本田は『おまえらをぶっ倒して、全日本の新しい時代の先頭を俺が走る!』とアピール。

 北斗は、前日青柳優馬の三冠戦に挑戦。そしてこの日は世界タッグへの挑戦と大きなチャンスを与えて貰ったのだが、結果的にはベルトを巻くことはできなかった。
 バックステージで『クソー! クソ―! この2日間で終わりじゃねえぞ!』と崩れながら叫んだ。すると、みのるが『負けた理由はたった1つだ! おまえは弱いんだよ!』と一喝した。


井上凌ジュニア初挑戦も外敵リンダマンの牙城を崩せず!

<第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第66代王者】
〇エル・リンダマン
 12分19秒 ジャーマンスープレックスホールド 
●井上凌
【挑戦者】
☆第66代王者・エル・リンダマン初防衛に成功

 7月2日に、このベルトを戴冠したリンダマン。初防衛戦の相手はデビューしてまだ1年半。今回初のジュニア王座挑戦となる井上だ。試合序盤、井上の強烈なサッカーボールキック、気合のミドルキックがリンダマンを何発も襲う。それを余裕の表情で受け『もう一丁!』と煽る。
 しかし、余裕からの一転、急に『痛てぇー』と苦しみだす。勿論、あれだけの蹴りを食らってはいくら鍛えていても平気な訳がない。しかし、その緩急というか、完璧でない部分を見せられることで会場を沸かす。とにかく相手も観客もうまくコントロールするのが見事である。各団体からひっぱり凧になるのも頷ける。
 ちなみに、本人のtwitterには試合後、紫に変色する腕の写真が投稿されていた。

  写真右)エル・リンダマンのtwitterより @LIndamanowe

 その後も熱い闘いが繰り広げられるが、試合を引っ張るのはリンダマン。

 最後は、ジャーマン3連発で3カウント。試合後、前王者の青柳亮生が挑戦表明するが、その前にライジングHAYATOが表明しているので、2人で闘って勝った方の挑戦を受けると返した。

大仁田満身創痍も爆破マッチ敢行!勝利のあと傾奇者が挑戦状

【第119代王者組】
大仁田厚
〇ヨシ・タツ
 11分17秒 ダブル電流爆破バット攻撃⇒体固め
佐藤光留
●田村男児
【挑戦者組】
☆第119代王者・大仁田厚&ヨシ・タツ、5度目の防衛に成功

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