エリック・ヤングがメインで勝利!Impact Wrestling

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 7月27日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送では、インパクト・レスリングに復帰した大物二人、エリック・ヤングとニック・オールディスがシングルマッチで激突した。オールディズは復帰後、団体最高峰王座であるインパクト世界王座へ挑戦したが、王者アレックス・シェリーに敗れて王座奪還を逃している。立て直しのためにヤングに共闘を訴えたが、ヤングは拒否し、戦うことを望んだ為、一騎打ちを行う事となった。試合巧者同士の対戦は、一進一退の攻防となり、試合終盤、オールディズは必殺のキングズ・リン・クローバーリーフ(テキサスクローバー・ホールド)で攻めるが、ヤングがなんとか耐え、最後は、ヤングが必殺のパイルドライバーを決めてフォール勝ち。ヤングが宿命の対決で勝利したが、試合後、かつてヤングが率いていたヒールユニット、ザ・デザインのディーナーとビッグ・コンが乱入。かつてのリーダーが復帰してベビーフェイスになった事への怒りなのか、二人でヤングを制裁。大の字になって動けないヤングの上でザ・デザインが勝ち誇った。ヤングはオールディズとの抗争は決着をつけたが、今度はザ・デザインとの抗争に入りそうだ。
 現インパクト世界王者アレックス・シェリーは、KUSHIDAと組んで、ムース、ブライアン・マイヤーズの怪物コンビと対戦。試合はシェリーが切り返して丸めこみマイヤースがフォールを奪って勝利するも、納得できない怪物コンビは試合後も襲い掛かり、更にブリー・レイも乱入。ここで、復帰宣言をしたジョシュ・アレキサンダーが救出に入るが、ここで、ブリー・レイ率いる悪の軍団に勧誘されていたリオ・ラッシュがシェリーに襲い掛かった。ここで、クリス・セイビンも救出にかけつて、これでベビーフェイス軍とヒール軍がはっきり分かれ、全面抗争となったようだ。
 インパクト世界王座への挑戦をアピールして、問題行動の多いジョニー・スインガーとジッキー・ダイスに対し、スコット・ダモール社長は遂に、両者に試合を行う事を強制。しかも、スインガーが勝利すれば、インパクト世界王座への挑戦権を獲得できるが、敗れた方はインパクト・レスリングから追放という条件マッチを行うこととなった。当然、スインガーを勝たせないといけないが、負けた方は追放なので、ダイスもわざと負ければ追放となってしまうので、流石に抵抗。プロレス史上に残るWCWで起こった伝説のフィンガーポーク・オブ・ドゥーム(破滅の指突き)事件を再現するが、ダイスはなんと、逆に丸めこんでフォールを奪おうとする。口論となった二人だが、最後は、試合をしたくないダイスが場外に逃げるが、捕まえてリングに戻し、スインガーがロープに足をかけてフォール勝ち。これでダイスは追放となってしまった。

■ Impact Wrestling
日時:2023年7月27日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国 TVテーピング

<シングルマッチ>
○エリック・ヤング
 ピンフォール
●ニック・オールディス

<シングルマッチ>
○ザカリー・ウェンツ
 ピンフォール
●マイク・ベイリー

<タッグマッチ>
○アレックス・シェリー、KUSHIDA
 ピンフォール
●ムース、ブライアン・マイヤーズ

<シングルマッチ>
○ジゼル・ショー
 ピンフォール
●マーシャ・スラモビッチ

<敗者追放マッチ>
○ジョニー・スインガー
 ピンフォール
●ジッキー・ダイス

<タッグマッチ>
○トリニティ、ダニ・ルナ
 ピンフォール
●ザ・コーヴン