[ファイトクラブ]大興奮ボストンTDガーデン超満員 飯伏オメガGolden Elite血祭勝利

[週刊ファイト7月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼大興奮ボストンTDガーデン超満員 飯伏オメガGolden Elite血祭勝利
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite Blood & Guts
日時:7月19日(現地時間)
会場:米マサチューセッツ州ボストン TDガーデン 観衆13,000+人

 AEWは写真の配布がカメラマンごとで遅いため、まだ一部しか入手できてないが、待っていてもやること山積みなので公開にする。
 なんといっても2時間目の全部を使い、正味でも試合時間が50分超えた5対5のBlackpool Combat Club(以下BCC)と、Golden Eliteの2つのリング、超巨大な上から降りてきた金網檻を使ったBlood & Guts戦がメインなので、アダム・コールとMJFの異色タッグも面白かったのだが、先にトリから出さないと読者に怒られてしまう。

 重要なのは、本誌には勝手知ったるボストンのTDガーデンがマジに立錐の余地もなく超満員だったこと。エクスカリバーが一応「13000人以上」とは言っていたが、恐らく消防法からむしろ詰め込み過ぎのリアル人数が発表出来ないのだと思われる。TDガーデンが立ち見客までギッシリというのは、現地を知っている本誌としてもいかにもの凄いことか。
 次に、そういうスシ詰めの状態だからこそ生まれた熱気なんだろが、番組上の第1試合から会場が大興奮でヒートしているのが画面からも伝わったこと。お客がワァーワァー、ギャァーギャァーやれば、選手もさらにはりきる好循環である。それもあって、現時点で写真点数が少なかろうが、もうどうか見て下さいなのだ。

 クラウディオ・カスタニョーリとケニー・オメガから試合開始で、5分ごとに次の選手が出てくる試合形式。しかし、狂人ジョン・モクスリーがフォークを持って参戦、血祭りが始まりました。凶器もバケツに入れていたガラスの破片、千本釘が埋め込まれたボードとMOXが危ないものを次々に出してエスカレートしていき、お客さんが「テーブル、テーブル」と合唱を始めると、望まれる通りに2つのリングの中央にテーブルがセットされ、天上にぶら下がったPACがダブルフットスタンプするのであった。

 それにしても、こんなのを現地の8時からの2時間番組の9時になったところで凄惨な大流血戦がお茶の間のテレビ、それもプライムタイム(日本表記ゴールデン)に流していいのかと思うのだが・・・。実際WWEのビンス・マクマホン御大が株主への定例説明会がちょうど翌日だったので、「あれはやり過ぎ」と釘を刺した最新ニュースもある。

 試合はそのPACとクラウディオが仲間割れ。さっさとPACが帰ってしまい、さらに竹下幸之助もドン・キャリスが帰らせるような恰好で人数がBCCの3対5になってしまい、最後は狂人MOXが手錠でロープに固定されたため、大流血のウィラー・ユータがチェーン絞首刑にされてレフェリーが試合終了を宣言。Golden Eliteの勝利となって、カンザスの♪Carry On Wayward Sonが鳴り響いたのでありました。
 まぁこういうデスマッチは好き嫌いがあるとは思うが、10人目の最後に出てきた飯伏幸太も、見せ場では会場が「I・Bu・Shi、I・Bu・Shi」とコールしていたし、久しぶりの試合なんだからこの程度の出番で良いのかも。ちなみに以下の本人のTwitter画像だと画鋲まみれになったように見えるが、これは試合中ではなく、試合後にはしゃいで自ら画鋲に突っ込んだから。むしろ、途中で千本釘のボードにMOXを置いて、その場飛びムーンサルトやった際に、全部の体重がMOXに乗ったのだが、自身もヒジを釘にぶつけてしまった時の方が、リアルでは100倍痛かったと思われる。


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