7月17日(月・祝)東京・両国国技館で開催された『AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023』。本戦への準備試合のプレリミナリーファイト2試合を含む全23試合の長丁場となった大会のメイン6試合「K-1日本人王者 vs. 世界選抜」の国際戦は、日本のK-1王者勢が6勝3KOの全勝となった。
トップ写真©︎K-1:KO勝の左手時計回りに和島大海(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)、野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPウェルター級王者)、与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代K-1 WORLD GPライト級王者)、KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/初代K-1 WORLD GP女子フライ級王者)
第1試合K-1スーパー・ライト級(65㎏)3分3R延長1Rでは、日本でのキックボクシング戦績も豊富でGLORYにも参戦しているジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)vs.「第1試合で会場をあたためる」と試合前に宣言していた不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)は、1Rからお互いアグレッシブに攻め合い、好試合となるが最終3R前に出た不可思の頭がバッティングとなり、ジン・シジュンは出血、傷は見た目よりも深くストップがかかり3R途中までの判定で(29-30 30-29 30-3)と三者三様のドロー判定となった。
・試合前両選手のコメント
試合動画
大会終了後、中村拓己K-1プロデューサーがプロデューサー退任を発表した。
先ほど発表があった通り、本日の両国大会を持ってK-1プロデューサーを退任させていただくことになりました。
2018年12月から約4年半、僕のやりたいK-1を思う存分やらせていただきました。皆さん本当にありがとうございます!
またのちほどご挨拶させてください! pic.twitter.com/wRMSyGb9xc
— 中村拓己 (@nkmrtkm0818) July 17, 2023
今後のK-1の活動に関する会見、新プロデューサーの発表を7月18日正午、公式YouTubeとABEMAで“K-1に関する重大発表”として配信される。
■ AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023 ~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~
日時:2023年7月17日(月/祝) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・12:30
会場:両国国技館(JR総武線「両国」徒歩2分、都営地下鉄大江戸線「両国」徒歩5分)
中継 ABEMA(生放送)見逃し配信:ABEMAプレミアムで視聴可能 月額:960円(税込)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)、GAORA(生放送)
お問い合わせ グッドルーザー ℡ 03-6450-5470 問い合わせ
・全対戦カード
<第21試合 K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R>
○和島大海(月心会チーム侍/第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者)
2RKO 2分17秒 ※パンチ連打
●ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike’s Gym/挑戦者)
<第20試合 K-1女子フライ級タイトルマッチ 3分3R延長1R>
○KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/初代K-1 WORLD GP女子フライ級王者)
1RKO 52秒 ※ボディへの左ミドルキック
マッケンナ・ウェイド(イギリス/Millennium Martial Arts/WAKO K-1ルール世界選手権女子-52kg優勝)
<第19試合 スーパーファイト -69.5kg契約 3分3R延長1R>
○野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第2代K-1 WORLD GPウェルター級王者)
1RKO 1分33秒 ※ボディへの右ミドルキック
●アマンシオ・パラスキフ(ルーマニア/Amansio Fight Club/SUPERKOMBAT世界ミドル級王者)
<第18試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R延長1R>
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/第5代K-1 WORLD GPフェザー級王者)
判定3-0(三者30-27)
●ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位)
<第17試合 スーパーファイト K-1女子アトム級 3分3R延長1R>
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP女子アトム級王者)
判定3-0(2者30-28 30-29)
●ディミトラ・アガサゲリドゥ(ギリシャ/IFMA世界選手権女子-45kg級準優勝)
<第16試合 スーパーファイト -63.5kg契約 3分3R延長1R>
○与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代K-1 WORLD GPライト級王者)
1RKO 43秒 ※ボディへの左三ヶ月蹴り
●エークモンコン・ガイヤーンハーダオ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
~休憩~
<第15試合 スーパーファイト K-1クルーザー級 3分3R延長1R>
●K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
1RKO 1分53秒 ※ボディへの左フック
○ステファン・ラテスク(ルーマニア/ISKA世界クルーザー級ジュニア王者)
<第14試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R>
○谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0(三者30-27)
●AKIRA Jr(フィリピン/Team Aj/蹴拳スーパーミドル級王者)
<第13試合 K-1クルーザー級 3分3R延長1R>
●星龍之介(POWER OF DREAM/極真会館第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会第6位)
1RKO 58秒 ※左右フック連打
○カルロス・ブディオ(ブラジリアンタイ/KTK WORLDヘビー級王者)
<第12試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R>
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
3RKO 2分52秒 ※パンチ、膝連打
●ヴュー・ペッコウーソン(タイ/Petchkoson Gym/BBTVフェザー級王者)
<第11試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R>
○篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)
延長KO 46秒 ※右ストレート⇒左右フック
●佑典(月心会チーム侍)
<第10試合 K-1女子フライ級 3分3R延長1R>
○☆SAHO☆(闘神塾/S1レディース世界バンタム級王者)
判定3-0(2者30-28 30-29)
●鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)
<第9試合 K-1スーパー・バンタム級 3分3R延長1R>
●晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Krushバンタム級王者)
1RKO 1分45秒 ※右ボディブロー
○岩尾 力(POWER OF DREAM/WINDY MUAYTHAIバンタム級王者)
~休憩~
<第8試合 K-1ウェルター級 3分3R延長1R>
○ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム/ラジャダムナンスタジアム4階級制覇)
判定3-0(2者30-26 30-27)
●寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushウェルター級王者)
<第7試合 スーパーファイト K-1女子アトム級 3分3R延長1R>
●パヤーフォン・SWタワン(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/初代K-1 WORLD GP女子アトム級王者)
延長判定0-3(三者9-10)
○松谷 綺(ALONZA ABLAZE)
<第6試合 K-1ライト級 3分3R延長1R>
○篠原悠人(DURGA/第6代Krushスーパー・ライト級王者)
判定3-0(三者30-27)
●龍華(ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019・2020 -65kg王者)
<第5試合 -59kg契約 3分3R延長1R>
●龍斗(team NOVA)
判定0-2(30-30 29-30 28-30)
○久井大夢(TEAM TAIMU)
<第4試合 -64kg契約 3分3R延長1R>
○大沢文也(ザウルスプロモーション)
判定3-0(2者30-28 30-27)
●東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
<第3試合 K-1ライト級 3分3R延長1R>
○伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
判定3-0(2者30-29 30-28)
●ティントーン・SEIKENKAI(タイ/SEIKENKAI)
<第2試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R>
○鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/第7代Krushスーパー・ライト級王者)
1RKO 2分28秒 ※左ストレート
●デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1 JAPANスーパー・ウェルター級王者)
<第1試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R
△不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)
引分1-1(29-30 30-29 30-30)
△ジン・シジュン/韓国/チームサイコピットブルス/大韓キックボクシングCKSミドル級王者)
偶然のバッティングによる負傷判定で3R途中までとなった採点は、決定打こそなかったがヒット、ダメージでジン・シジュンがやや有利だった。
試合後のインタビュースペースで不可思は、通常70㎏クラスでの試合が多いジン・シジュンを“体が強かった”と評し、“ベルトが獲れるような闘いができなかった”と苦戦であったことを語った。
ジン・シジュンは、「こういう結果になってしまったが、不可思選手の責任ではないので気にしないで下さい。」と述べ、負傷判定のドローについても「もし勝だとしてもスッキリしないとこもあったし、敗けになったら悔しいですが、お互いよい闘いができたのは満足してます」と語った。
<プレリミナリーファイト第2試合 K-1ライト級 3分3R
●井上修一(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
2RKO 2分59秒
○上野空大(K-1ジム大宮チームレオン)
<プレリミナリーファイト第1試合 K-1フェザー級 3分3R
●山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定0-3
○松本海翔(TAD)