ブラゴイ・イワノフ、ギルバート・スミスが戴冠! 北米MMA2大会『WSOF 21』『RFA 26』

(C)WSOF

 2015年6月5日にカナダ・エドモントンで『WSOF 21: Palmer vs. Horodecki』が開催された。
 UFC、ベラトールに次ぐ全米第三のMMA団体として活動するWSOFだが、最近は特にカナダ戦略に力を入れており、今大会はカナダで2大タイトルマッチを開催した。

 メインはフェザー級王座戦で、アメリカ人王者、ランス・パーマーに地元カナダの挑戦者、クリス・ホロデッキーが組まれた。カナダで最も盛り上がるアメリカ対カナダの対抗戦だ。試合は王者、パーマーが圧倒。素早い動きでホロデッキ―を捕らえグランドで翻弄し、最後はチョークで仕留め、見事に王座防衛を果たした。

 ヘビー級王座戦は、地元カナダ人王者スメリーニョ・ラマに対するは、サンボ大会でエメリヤエンコ・ヒョードルを倒して一躍、格闘技ファンに知名度が上がり、MMA転向してすぐ藤田和之に勝利したブラゴイ・イワノフだ。ベラトールを主戦場にしていたが、アレキサンダー・ヴォルコフに敗れMMA初敗北を喫した後、WSOFに移籍、いきなり王座戦に抜擢された。試合は、ラマのペースで試合が進み、ワンツーを駆使してイワノフを金網に追い込み有利な展開に。しかし、3R、突然、イワノフが剛腕ラッシュ。ラマを金網際に追い込みダウンを奪いグランドで上になり、立ち上がろうとするラマにスタンディングのギロチンチョークを極める。これががっちり極まってイワノフが逆転の一本勝ちで新王者に輝いた。

■ WSOF 21: Palmer vs. Horodecki
日時:2015年6月5日
場所:カナダ・エドモントン

<フェザー級王座タイトルマッチ>
○ランス・パーマー(王者)
 1R 4分28秒リアネイキドチョーク
●クリス・ホロデッキー(挑戦者)

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ブラゴイ・イワノフ(挑戦者)
 3R 1分17秒 ギロチンチョーク
●スメリーニョ・ラマ(王者)

<フェザー級>
○ハキーム・ドワード
 2R 2分55秒 TKO
●チュカ・ウィリス

 2015年6月5日にコロラド州ブルームフィールドで『RFA 26: Smith vs. Smith』が開催された。
 AXS TVで生放送されている為、北米で存在感が増しているRFAだが、今大会はメインにウェルター級タイトルマッチが組まれた。
 王者ベンジャミン・スミスに対するは挑戦者ギルバート・スミス。現在6連勝中の王者ベンジャミンに対し、前戦破れているギルバート・スミスだけに、下馬評は王者有利だ。試合は序盤からギルバートが組みついていくが、うまく上を取って攻めるベンジャミン。ところが3R、ギルバートがテイクダウンから上をとり、パウンドから腕十字!これががっちり極まりギルバートが下馬評を覆し、見事に新王者に輝いた。

■ RFA 26: Smith vs. Smith
日時:2015年6月5日
場所:アメリカ・コロラド州ブルームフィールド

<ウェルター級王座タイトルマッチ>
○ギルバート・スミス(挑戦者)
 3R 3分27秒 腕十字
●ベンジャミン・スミス(王者)

<ライト級>
○マーカス・エドワーズ
 判定
●チアゴ・アウベス

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