［週刊ファイト5月18日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼クラウディオROH防衛レイ～MOX金網鮮血Kオメガ裏切りDキャリス
　(c) AEW　編集部編
・凄惨な流血戦の公式写真閲覧注意

■　AEW Dynamite
日時：5月10日（現地時間）
会場：ミシガン州デトロイト　リトル・シーザース・アリーナ

　日本からの視聴だと、同じ木曜日になってしまうのだが、NXTから続けてみると番組としての第1試合というのがいかに重要であることか。クラウディオ・カスタニョーリのROH王座防衛戦、レイ・フェニックス相手に目を見張るこの日のベストマッチを見せられてしまうと、どうしてもDynamiteは凄いとなってしまう。
　もっとも次週、トニー・カーン代表の重大発表が予定され、噂通りに土曜日に新番組『コリジョン』開始が発表され、そちらはCMパンク中心とかになり要するにSmackDown-Rawのように二班に分けるとなってくると、プロダクト希薄化の問題が出てくるのだが、まぁそれは正式発表されてからにする。いずれにせよ、「なんじゃこれは！」と驚嘆する試合がオープニングを飾ったことは間違いない。

　ダブルジェパディマッチなるお題目が付けられていて、クラウディオのパワーボムが決まるフィニッシュでの防衛なんで、次回はフェニックスのROHタッグ王座に挑戦できるそうなんだが、シングルでもタッグでも、そりゃ何度でも見たいです。素晴らしい！

　ちなみに来週の予告を兼ねているんだろうが、しばらくTVから消えていた元ルセフのミロと、元女子王者のサンダー・ロサがトニー・カーンの部屋に入っていく事前収録セグメントが挿入されていた。二班だから、そりゃ選手は十分にいますということなんだろう。

　オレンジ・キャシディのAEWインターナショナル王座防衛戦も定番化してきた。今宵の相手はダニエル・ガルシアだから中身も保証付き。相変わらずポケットに手突っ込んだまま闘ったりはするが、クラッシクなレスリング攻防も混ぜてあるところがミソだ。
　ちなみにクリス・ジェリコとロデリック・ストロングの、弁護士を巻き込んだ言い合いスキットが挿入されて、なんでもガルシアらのいるJAS（ジェリコ・アプリシエーション・ソサエティ）はリングに近づけない条件で、アダム・コール戦の前にストロング戦が次週とのことである。

　クリスチャン・ケイジのプロモ・セグメントはリング上なんだが、AEW公式写真フォルダーに当初なかった（あとになって追加で来るのがAEWのやり方）のだが・・・。ウォードロウ w/アーン・アンダーソンのTNT王座に挑戦予定であり、父親が亡くなって・・・とタブーな話に反れてしまい（アンダーソンの息子の一人が数週間前に亡くなった）、デトロイトの客を「最低の街」とコキ降ろしていたけど、途中でちょっと「不味いこと言っちゃった」という感じになっていたのかも。