スティーブ・マクリンが王座防衛!Impact Wrestling

(C)TNA

 5月11日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送では、現インパクト世界王者のスティーブ・マクリンが初防衛戦を行った。挑戦者はライノで伝説のハードコア団体ECWでECW世界ヘビー王者となり、インパクトレスリングの前身であるTNAではNWA世界ヘビー級王者にもなっているレジェンドだ。マクリンの王座へ挑戦が決定しているPCOに加勢し、6人タッグマッチでマクリンに必殺のゴアを決めたライノに対し、マクリンの怒りが爆発。PCOの前に初防衛戦の相手としてライノを指名したのだった。そして、マクリンは手下のシン、シェラにライノのパートナー、ヒースを襲わせてセコンドにつけないようにする用意周到さを見せた。それでもライノも王座奪取に燃えパワーで圧倒。スーパープレックス、スパインバスターなど豪快な技で、王座奪取寸前までマクリンを追い込んだ。しかし、47歳というライノに対し、現役バリバリのマクリンなので、ライノのスタミナが切れてきたところで、マクリンが掟破りのゴアを決めて、フォールを奪って勝利、王座防衛を果たした。しかし、マクリンは防衛しただけでは満足せず、試合後もライノに襲い掛かり、椅子、シャベルで攻撃。警備員が取り押さえるものの、ライノは担架で運ばれる救急車に乗せられたのだった。しかし、それでも執拗に追いかけるマクリン、そこにPCOが現れ路上でマクリンとPCOが乱闘。この抗争は王座戦まで止まることはなさそうだ。
 かつてTNAでマグナスという名前でTNA世界ヘビー級王者にもなっているニック・オールディスがインパクト・レスリングに復帰。まずはシェルドン・ジーン相手にシングルマッチを行い、必殺のテキサス・クローバー・ホールドで勝利を飾った。試合後、腰に手をやり、インパクト世界王座奪取に猛アピールとなった。
 またメインではノックアウト世界タッグ王座戦が組まれ、王者ザ・コーヴン(テイラー・ワイルド & キリン・キング)がディオナ・パラッツォ、ジョーディン・グレイスと破り、試合後も攻撃するも、鳴り物入りでインパクト・レスリング入りしたトリニティ(元WWEのナオミ)が救出に入る。トリニティはベビーフェイス側で、まずはザ・コーヴンらと抗争するようだ。

■ Impact Wrestling
日時:2023年5月4日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国 TVテーピング

<ノックアウト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・コーヴン(テイラー・ワイルド & キリン・キング)(王者)
 ピンフォール
●ディオナ・パラッツォ、ジョーディン・グレイス(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ダーティ・ダンゴ
 ピンフォール
●ジョニー・スインガー

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○スティーブ・マクリン(王者)
 ピンフォール
●ライノ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ニック・オールディス
 サブミッション
●シェルドン・ジーン

<タッグマッチ>
○ザ・グッド・ハンズ(ジェイソン・ホッチ & ジョン・スカイラー)
 ピンフォール
●ディケイ(ブラック・タリウス & クレイジー・スティーブ)

<シングルマッチ>
○マーシャ・スラモビッチ
 ピンフォール
●キラー・ケリー