[ファイトクラブ]超S-BATTLEジャングルの奥に果樹園が・・・美人戦士多数投入7時間

トップ画像:エイリアンニキと姉・志築杏里
[週刊ファイト5月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼超S-BATTLEジャングルの奥に果樹園が・・・美人戦士多数投入7時間
 photo & text by 大島慶山 w/編集部編
・岡崎市本部のMEIBUKAI(命武會)主催バラエティに富んだ興行だが・・・
・ブレイクバトルと銘打ったブレイキングダウン非公認スピンオフ2分2R
・興行テンポは良くスタッフも仕事していたが7時間は長い!カット必要
・かつてアイドルグループTEN6一員だったBar店長の志筑杏里が勝利
・美人ファイター宮里かおり「これからもお尻ぷりぷり見せて悩殺」あちゅ
・地元OISHI Gym奥村琉奈に惜敗!可憐なルックス沖縄・山里真桜特写
・ヘラヘラ三銃士と立川コロッセオ対決‘19坂口杏里の夫・オナベの進一
・ペプシNEXザ・へヴィー♪Same Ol’入場マウンテンRYOUGO魅惑劇
・ジム子供たちの英雄イケメン細マッチョ奥山雅仁!どん冷え貴哉・撃破
・ブレイクバトル2分2R メガネ社長2-1エイリアンニキ(姉・志築杏里)
・風吹ジム竹野元稀WBKFバンタム級王者!MEIBUKAI國本真義、逃す
・大会ゲスト千原兄弟せいじ~総括:キック興行クリンチ多すぎ


■ 超S-BATTLE vol.21
日時:5月7日(日)
会場:名古屋国際会議場

岡崎市本部のMEIBUKAI(命武會)主催バラエティに富んだ興行だが・・・

 このゴールデンウィークは国宝で、世界遺産の姫路城にはじまり、岡山城、大阪城、和歌山城、名古屋城と各地のお城を巡り、その城下や、近隣で開催された格闘技の試合を観戦した。
 時は、戦国嵐の時代。尾張名古屋でも、不振にあえぐご当地球団中日ドラゴンズに檄を飛ばすように、ドラゴン達が、リング上で、熱い闘いを繰り広げた。

 名古屋に来たのは3月14日(火)にガイシホールで開催されたスティングのライブ以来、約2ヶ月ぶりだ。名古屋も東京や大阪と同じく格闘技熱やロック熱は高く、様々な大きな大会やライブが開催されている。プロレスでは東海プロレス、スポルティバエンターティメント、でら名古屋プロレス、DEP、SGPなどがあり、格闘技やキックボクシングでは、Heat、ホーストカップ(キックボクシング※主に京都と、名古屋で開催)、それに5月7日(日)に観戦に出向いた超S-BATTLEである。
試合結果一覧はサイトにアップ済み。

 近年 頭角を現してきた愛知県岡崎市に本部を置くMEIBUKAI(命武會)のS-BATTLEが、今回は頭に「超」を付け加えた超S-BATTLEと、プレミアムに新たにバリューアップしたイベントとして生まれ変わった。
 “超”を付け加えたネーミングのセンスも、視聴ターゲットを明確に絞っている。現代っ子→新人類→リセット世代、時代により様々な呼び方をされてきた若者、時には宇宙人のように中高年からは奇異の目で見られてはきたが、彼らが、時代を作っているのは火を見るよりも明らかだ。近頃では、Z世代とか、第7世代とも呼称されている。

 「シンエボンジョビオン」(※他人のふんどしで、相撲をとる、エヴァンゲリオンを愛する、オールドクラシックロックは聴かず、ボン・ジョヴィをこよなく愛する)の彼らや、環状線理論の外側の一般層にも受け入れやすいように、大幅なマッチメイクのテコ入れを行っている。

ブレイクバトルと銘打ったブレイキングダウン非公認スピンオフ2分2R
リングガール岡田真呼さん

 中高年やマニアだけを対象にしていたら、興行は成功しない。近年、格闘技マスコミを賑わしている「ブレイキングダウン」に出場しているラインナップを大挙投入している。彼らはプロ格闘技選手ではないとか、賛否両論はあるだろうが、プロの興行はオリンピックや武道のお披露目会ではなくエンターティメントであり、スペクテイタースポーツでもあるから、団体が試行錯誤しながら産みの苦しみで、色々と試そうとしての企画なので、スクエア&シリアスなマスコミや、格闘技関係者や、一部ファンの揶揄する声はスルーで良いと思う。

 この日マッチメイクされた全19試合のうち、純粋な格闘技選手同士の試合は14試合、花相撲の5試合中1試合がエンタメバトル、4試合が「ブレイクバトル」と銘打った、「ブレイキングダウン」の非公認スピンオフとでも呼べる試合だった。本家「ブレイキングダウン」では、実際の試合内容より、試合前の乱闘や、記者会見での罵詈雑言ばかり目立つ自信過剰な彼らには、「リング外より、リング内の実績を見せろ!」と、再三、苦言を呈してきた筆者だが、今回のブレイクバトルでは、本家「ブレイキングダウン」の1分×1Rではなく2分×2Rの試合方式で雌雄を決した。

 リングの四方も、多数の観客の視線に囲まれての闘いで勝手が違うなか、観客の耳目を惹きつけていた。正直、プロの格闘技選手と比較すると、オフェンス、ディフェンスとも雲泥の差だが、面白かったと思う。試合順も、前半にすべてブレイクバトルを固めるのではなく、興行全体の㊥で、バランスよく割り振ってあったのも、観客が飽きないようにと、よく考えた順番であった。

興行テンポは良くスタッフも仕事していたが7時間は長い!カット必要

 近年、各格闘技の興行で、女子選手の試合が組み込まれるのは普通の光景になって久しい。この日は、19試合㊥6試合が女子カード。これまたバランスよく振り分けられていた。
 興行のテンポもよく、スタッフもそれぞれの役割を全うしている。リングを照らす照明のスポットライトの点灯が遅れた時も、スタッフがマイクで即座に「照明のスポットライトをリング真ん中に当ててください」と指示していたし、大型スクリーンに照射された動画がフリーズした時、即座に復旧させた対応もそうだ。
 闘っている選手だけではなくセコンド、興行はレフリー、リングアナ、ラウンドガール、音響、照明とセキュリティ、受付その他全員で作りあげるものだ。興行を成功裡に導く為に全員が一丸とならなければいけない。超満員とはいえないけど、ほぼ満席の大勢の観客が熱戦に酔いしれていた。
 ただ、約7時間の興行は、長いかなとは思う。休憩時間も約10分程の短時間であったし、もう少しコンパクトにしても良いかなと思う。色んなものを詰め込むのではなく、思いきったカットも必要だ。

※次回大会は、11月12日(日)愛知県岡崎市竜美丘会館で開催予定

かつてアイドルグループTEN6一員だったBar店長の志筑杏里が勝利
<第5試合 S-BATTLE KICK -53kg ブレイクバトル 2分2R MS>
○志築杏里(フリー)
 判定 3-0
●あみみ(フリー)

 この日は、ルックスの良い女子選手も多数出場し、さながら果樹園のようだった。第5試合に登場し、見事に3対0の判定勝利を収めた志筑杏里選手は、試合後の独占インタビューで、「しようもない試合をしてしまいました。」(※関西弁で、つまらない)と、4月16日(日)のエディオンアリーナで勝利を得た、プロボクシングのサファイア坂本望愛(さかもと のあ)と、全く同じコメントを発したのは驚いた。

 彼女は、かつてTEN6(天神橋商店街を中心に活動するアイドルグループ)の一員で、日本一早い阪神タイガースのカウントダウンイベントでも有名な、尼崎中央三番街のノーベル劇場(テリーリッチ)にもよく出演していた。この店の寺井店長も、熱狂的な格闘技&プロレスファンだ。パチンコのキャンペーンガールや、アイドル活動や、女優や、グラビアモデルや、歯科衛生士、パチスロライター、ジムニー(車)のドライバーや、バイクのレースドライバーなど、様々な一面を持つ。プロレスの試合も行ったこともある。6月25日(日)は、堺市産業振興センターで『競拳』に参戦する。失礼ながら、少しキツめの美人顔だが、とても受け答えも感じよい女性である。

 大阪の心斎橋で、彼女自身がオーナーかつ店長を務める「School of Shisha」という、いかしたBarがあるので、オフザリングの彼女と話せるので、格闘技ファンは垂涎だろう。自身の試合後は弟エイリアンニキや、盟友 宮里かおりのセコンドについていた。

美人ファイター宮里かおり「これからもお尻ぷりぷり見せて悩殺」あちゅ

<第15試合 S-BATTLE -51kg ブレイクバトル 2分2R MS>
●宮里かおり(comrade)
 判定0-3
○“尻出し”あちゅ(ranger gym)

 この日の15試合に登場した美人ファイターの宮里かおりも、その Barにキャストとしてラインナップされることもあるので、これまた美人と楽しい時間が過ごせる。
 宮里は試合後、「めちゃくちゃ悔しいです。ジムの名前も背負ってるし、応援してくれたお客さんや、関係者にも申し訳ないです。もっと練習して勝ちますから応援して下さい」語ってくれた。

 彼女を撃破した”尻だし”あちゅは、「これからもお尻ぷりぷり! 見せて悩殺します」と、そのセクシィなヒップを突き出しながら、キャラ満開で話してくれた。

 ファンや友人、知人、関係者に記念撮影をせがまれても、嫌な顔ひとつみせずに尻だしポーズで応じていた。

地元OISHI Gym奥村琉奈に惜敗!可憐なルックス沖縄・山里真桜特写
<第11試合 S-BATTLE KICK -48kg フライ級 ワンマッチ 2分3R EX1R>
○奥村琉奈(OISHI GYM)
 判定 3-0
●山里真桜(名護ムエタイスクール/DBS女子ライトフライ級王者)

 第11試合で惜しくも敗れたが、山里真桜の可憐なルックスも、一際輝いていた。試合に敗れ落ち込んでいた場面を筆者は目撃したが、大会終了後にラウンドボーイを担当していた、2名のムキムキボディビルダーとの記念撮影で笑顔を取り戻していた。

 彼女に記念撮影に入るようにすすめたのは、スタッフが彼女に、笑顔を取り戻すようにとのささやかな気遣いだったかもしれない。この日のラウンドガールは、SMチックなコスチュームに身を包んだ高身長の美人が一人。その両脇をボディビルダー二人がマッチョポーズできめていた。
 ビルダーのお二人には失礼ながら、男性二人も使うなら、女性のラウンドガールをもう一人か二人使ってほしいと思ったけど・・・。

 大会後に山里真桜選手のキュートな笑顔を取り戻させたので大役かなと。主催者側としては、 他団体との差別化で考案したかもしれないし、まあいいか。

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