[週刊ファイト5月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼JDマクダナ最後Dリー戦AファイアIドーン鮮血KチャンスKカーター
(c) 2023 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編
■ WWE NXT
日時:5月2日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
なにしろWWEドラフト直後の番組である。冒頭のグラフィックで上記、栄転された選手の顔触れを出しており、本日がNXT最後というJDマクダナ等もいるが、同時に新しい選手のデビュー戦なども組み込んだ、新章をアピールしないといけない。ただ、力み過ぎたのか、AEWと違って流血禁止のWWEにおいて、2女子カードが結果的に業界用語Hardwayの、要するにガチ流血になるハードヒットな試合になってしまった。
最初はウェス・リーの北米王座防衛戦から。ドリュー・グラックが相手である。途中、お互いのセコンドになるタイラー・ベイト、チャールズ・デンプシーの介入もあったが、カーディアックキックで沈めている。
今回のドラフトで昇格にならなかったのがブロン・ブレイカーである。もう少し経験を積ませてからんあだろうが、だからヒールになっていたと納得なのだ。それでトリック・ウィリアムスが特番『Spring Breakin’』で壊され用のドアにスピアーされてふっ飛ぶんだが、今のは危ないと思った通りで、やはりガチの病院送りになっていた。なので、スグに次週ではなく次回になったということのようだ。
ちなみに出戻りになるアポロ・クルーズから、トリックは「お前には目をかけている。がんばれ!」みたいなセグメントも挿入されていた。これは多分、リアルをそのままスキットにしたんだろう。
次が、またやるのか、まだやるのかの仲間割れからの遺恨戦ジージー・ドリンvs.ジェシー・ジェインである。今回は、ジージーの兄弟も最前列で見ているというオマケも付けていたんだが、案の定、お互いの額をステップに思い切りぶつけ合ってジェシーが大流血。はい、間違いなくガチ流血です。ということで、WWEの公式写真が白黒になるんだが、この二人が闘うと、毎回病院送りというのも困ったことなのだ。
WWEで禁止されているのはカミソリ流血だけでなく、放送禁止用語も多ければ、なぜか「覆面剥ぎマッチ」も売り文句にしてはいけないらしい。アクシアムがゴールデンレシオでスクリプツをフォールするカード、そんなのスクリプツの正体が、元サーカス芸人のレジーであることは誰の目にも明らかなんだが、このタイミングでこれをやるのがどういう意味を持つのか、今のところ情報がないのであるが・・・。
JDマクダナが、最後に闘っておきたいとドラゴン・リーを指名というか、メキシコ出身リーの方も、アイリッシュ・エース元ジョー・デブリンを望んだとも伝わっており、最初からベストマッチ賞になるのは約束のカードである。実際、素晴らしい試合をありがとうなのであった。
カップを抱えたノーム・ダーが絡むオマケ付きだが、それはどうでもいい。ヘッドバッドからのデビルインサイドが決まるんだが、どうかWWEネットワークを視聴下さいなのであった。