ロセーネ・ケイタが二階級制覇!OKTAGON 42

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 4月29日(現地時間)にスロバキア共和国ブラチスラバで『OKTAGON 42: Keita vs. Tichota』が開催された。
 このオクタゴンはチェコ最大のMMA団体であり、欧州ではメジャー大会としてテレビ中継もされている。2016年6月にリアリティ番組「Oktagon Challenge」が開始された時に設立された。
 今大会のメインは、現オクタゴンライト級王者でMMA10勝無敗のロセーネ・ケイタとヤクブ・ティコタで暫定フェザー級王座決定戦が行われた。アフリカ勢であるケイタは二階級制覇を目論んでおり、下馬評も圧倒。試合は、ケイタがハイキックも交えた打撃で攻め、打撃勝負を嫌がるティコタはダウンすると、そのまま寝ころび猪木アリ状態にするも、レフェリーが立たせるという攻防が続いた。そして4R、遂にケイタがティコタからダウンを奪うと、そのままグランドでパウンド連打。頭を抱えて動けないティコタを見てレフェリーがストップ。ケイタがTKO勝ちで二階級制覇を果たした。
 また、元UFCであるジェレミー・キンボールが現在はオクタゴンを主戦場にしており、今回はドイツのルーベン・ウルフと対戦。打撃戦となり、最後はキンボールの剛腕パンチが当たり、ウルフはふらふらでスタンディングダウンを取られ、そのままレフェリーがストップ。キンボールがKO勝ちで勝利した。

■ OKTAGON 42: Keita vs. Tichota
日時:2023年4月29日(現地時間)
会場:スロバキア共和国ブラチスラバ

<暫定フェザー級王座決定戦>
○ロセーネ・ケイタ(ギニア)
 4R 3分53秒 TKO
●ヤクブ・ティコタ(チェコ)

<ウェルター級>
○ヴラスト・チェポ(セリビア)
 2R 1分54秒 TKO
●イオン・タブルシアヌ(モルドバ)

<ライト級>
○カロル・リシャヴィー(セリビア)
 判定
●マトウシュ・コハウト(チェコ)

<ヘビー級>
○ジェレミー・キンボール(米国)
 2R 4分05秒 TKO
●ルーベン・ウルフ(ドイツ)

<ライト級>
△シェムロック(英国)
 ドロー
△アーサー・リマ(ブラジル)