画伯ケーシー潜入 名古屋公武堂ファイト2023~地方興行の在り方~

■ 公武堂ファイト2023
日時:4月16日
会場:愛知県刈谷市産業振興センター

 4月16日(日) 愛知県刈谷市産業振興センターで公武堂ファイトが二部制で行われた。この会場は以前にHEATが使用したが、公武堂ファイトで使用するのは初めてで久しぶりのケージでの大会であった。

 近年の公武堂ファイトは勝川ホテルの一階を借り切って、結婚式場が行われる部屋にリングを設営して興行を行っていたためケージの大会は何年もやっていない。いつもシュートボクシングとの二部制だったが、MMAだけの二部制も初めて試みであった。チケット代も以前とは変わって自由席は7,000円、指定席は20,000円、15,000円、10,000円となり高くなっていた。

 筆者は自由席で、雛壇席とステージ席が自由席と聞いていたので迷わずステージ席のど真ん中に陣取った。席からの眺めは前回『RIZIN.41』の花道横SRSの百倍見やすかった。
 アナウンスでトイレは会場外のロビーのトイレを使用とあったが試合が始まり理由が分かった。会場内にもトイレはあるのだが、赤コーナーの選手は男子トイレから出てきての入場だった。こちらからは見えにくかったが青コーナーは女子トイレから入場だったのか?

 ラウンドガールは一人で全試合担当していたが、今回新しい試みが行われた。UFC方式で、1ラウンドもラウンドボードで案内する形だった。UFCと違ったのは、ケージの外側スペースがないためケージの中を選手コールが行われるなか一周していて、このパターンは世界初かも知れない。2ラウンド、3ラウンドの時は四方にラウンドボード見せる形で回り、2パターンのウオーキングをこなすラウンドガールに拍手であった。


 やはり名古屋や大阪の地方興行に行くと個人的に落ち着く部分があり、このアットホームさが地方興行の良さだとつくづく感じた。


 1部の方はMMAの試合以外に女子のグラップリングの試合があったり、おやじキックファイトがあったりして十分楽しめた。

第一部

10.〇杉山廣平
●原虎徹


 愛知県のSPLASHで育って、パラエストラ柏で成長した杉山が、CAVEの原を迎え撃つ。杉山のセコンドは現キングオブパンクラシストの鶴屋怜、原のセコンドは元キングオブパンクラシストの石渡伸太郎が務めた。
 1Rは原が打撃で優位にすすめ、杉山が危ういシーンがあった。2Rになるとパラエストラ仕込みのタックルからのグラウンド技術で杉山が逆転しチョークで一本勝ち!!
 杉山Tシャツを着た大応援団が狂喜乱舞したのは言うまでもない。

9.〇銀・グラップリングシュートボクサーズジム
●橘川尋貴

8.〇コマネチゆうた
●太田将吾

7.〇高瀬一平
●三ツ塚勇介

6.〇大野真由美
●高田暖妃

5.△浅川卓也
△木村篤

4.●下村哲幸
〇田口貴親

3.〇オサモリチャードソン
●岩堀徹大

2.〇野木崇政
●三郎

1.●加藤優也
〇ケビン・ギノザ

第二部

12.〇TATSUMI
●今村滉

 東京の大会でなかなか勝てていないTATSUMIは、家族の許可を得て週6日の練習を仕事をしながらこなしてきて、地元でのメインでどのような闘いを魅せるのか注目した。後楽園ホールのメインのような雛壇座席の一番上から入場でノリノリで入場してきたTATSUMI、舞台は整った。
 打撃の攻防からTATSUMIが今村をテイクダウン成功しハーフからマウントで固めパウンドの雨嵐!!秒殺TKO勝ち!!
 第二部は判定決着が多かった為、メインが大爆発した形となった。

11.〇ソーキ
●エヴェルトン・イワナガ
 
10.〇久保健太
●田中義基

9.●河村嘉展
〇岡田充弘

8.●佐々木陽太
〇切嶋龍輝

7.〇広瀬裕斗
●吉田悠太郎

6.〇MASANARIVS
●Ryoma

5.●中園優太
〇佐藤勇駿

4.〇加藤聡志
●平野紘希

2.〇鶴斗
●金光優真

2.●大岩翔哉
〇土本輝弘

1.●真野亜三瑠
〇河村泰斗

※600円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’23年04月27日号ノア仙台Jリー T-Hawk戴冠 公武堂F 坂本望愛 昭和Tファンク美学TJシン