[ファイトクラブ]RAWリブ・モーガン&ラケル・ロドリゲス新王者NXTテーマなく視聴不振

[週刊ファイト4月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼RAWリブ・モーガン&ラケル・ロドリゲス新王者NXTテーマなく視聴不振
 (c) 2023 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編

■ WWE RAW
日時:4月10日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:米ワシントン州シアトル クライメットプレッジアリーナ

 今週のWWE、RAWとNXTまとめて紹介とするが、『レッスルマニア』が終わって足踏み状態というか、新章にはなっているんだが、かといって次の大きなヤマであるサウジ大会とかにはまだ早くと、まして今週のRAWは飛行機が飛んでなくてかなりのメンバーがシアトル入り出来ず、急遽その場で組み直したカードばかりになったようで、実際、視聴者数も落ちてしまった。この辺り、アメリカのTVは「今週のはイマイチ」となれば、すぐにチャンネルを変えてしまうリスクがある。もっとも、長い4分のCMを何度も挟みながら、ダラダラ3時間もやることが問題なのであるが・・・。
 殿堂入りして、もはやレジェンドになったレイ・ミステリオからの番組だったが、とりあえずニュースとして女子タッグ王座に移動があったことだけはお伝えしておく。

 もっともロジックが無茶苦茶というか、会場には来ていたリタが何者かに襲われ、替わってトリッシュ・ストラウスがベッキー・リンチと組んで女子タッグ王座の防衛戦って・・・。
 まぁ、もとからの予定通りにリブ・モーガン&ラケル・ロドリゲスが戴冠なので文句はないんですけど、案の定、トリッシュは試合後も暴れてヒールターンしてました。

 ダメージ・コントロールが解体されるという噂もある中で、カタカナで「ダメージコントロール」と書いてある衣装で出てきたイヨ・スカイ、ミア・イム、パイパー・ニーブン(元バイパー)のJoshi Puroresu経験者による3way戦は、日本からの視聴者も安心して楽しめます。もちろんイオがムーンサルトで取りますが、RAW女子王座挑戦者決定とのことでした。

 番組トリ、変更カードだと思われるがソロ・シコアがケビン・オーエンズをフォールするシングル戦、なんとか途中で会場に間に合ったらしいリドルが救援で暴れたのは良かったかと。


■ WWE NXT
日時:4月11日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 NXTは新王者カーメロ・ヘイズからなんだが、ドラゴン・リー、JDマクダナ、グレイソン・ウォーラーと次々に「俺が」とやり出して、番組トリは挑戦者決定の3wayなのか、4wayなのかという「掴み」なんだがやや類型的過ぎ。次の女子タッグ王座戦辺りでチャンネル変えられたかも。


 その次というのが、『Stand & Deliver』の王者と挑戦者こそ入れ替わっているが、アルバ・ファイアー&アイラ・ドーンに、キアナ・ジェームス ファロン・ヘンリー w/ブルックス・ジェンセン&ジョシュ・ブリックスというまんまの再戦カード。恐らく玄人筋の評価がイマイチだったので、もう一度今度は、尺を与えてやらせてみたということだと推測するのだが・・・。

 このカード、サイドストーリーとして最年少のジョシュ・ブリックスが、ビジネスウーマンがキャラの姉御キアナ・ジェームスに惚れてるんだが、キアナはどこまで考えているのかという伏線を延々とやっている。なのでカウボーイ&カウガール組のファロン・ヘンリーは、あまりイイ顔してないという恋愛沙汰なんだが、要するに「伝わってない」のである。PPV大会と同じくアルバのスワントーンボムが決まるのだが、この物語は練り直す必要ありかも。

 これまた『Stand & Deliver』の続きなんだが、チェイス大学がスキズムに勝利出来たのはデューク・ハドソンのおかげであると、アンドレ教授からMVP認定されるセグメントが挿入。そこに異論はないんだが、ブロン・ブレイカーが祝福するとみせかけてアンドレ教授にスピアーというオチでした。要するに、ブレイカーは急にはSmackDown-RAWには入らず、近く行われるドラフトまではデューク・ハドソンとやったりするんでしょう。

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