[ファイトクラブ]MJFロングアイランド熱⤴ジェイ・ホワイト登場Wembley進出FTR残留

[週刊ファイト4月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼MJFロングアイランド熱⤴ジェイ・ホワイト登場Wembley進出FTR残留
 photo by George Napolitano 編集部編
・伊藤麻希が受けたDARK Elevation収録から深夜過ぎまで異常な長さ
・Dynamiteジュース・ロビンソン&ジェイ・ホワイト結託 トリオ選手権防衛
・ジェイミー・ヘイター女子王者も里歩人気定着-MJF熱唱Jazz Big Band
・サミー・ゲバラGTH好評につき再招集コマンダーHookイーサン・ペイジ
・重大発表8・27倫敦AEWウェンブリー・スタジアム進出Wオスプレイも
・CMパンク派閥FTRとのトリオで因縁のエリートとのマッチメイク噂アリ
・「本物プロレスリングはBlackpool Combat Club4人だけ」ブライアンD
・Guns陥落FTR王座奪回AEW支柱マーク・ブリスコ祝福のフィナーレに
・再びカーン代表前説ROH収録 What Time is it? It’s Tony Time看板
・そのままMブリスコ居残りルチャ兄弟とトリオ結成戦からROH収録開始
・柴田勝頼Pure防衛 国際部門裏方業になるクリストファー・ダニエルズ
・ディーン・マレンコ、BJウィットマー、ジェリー・リンが特別審査員の体裁
・ブライアン・ケイジ-オルティーズ、ジェイ・リーサル-ダリウス・マーティン


■ AEW Dynamite (Dark Elevation + ROH taping)
日時:4月5日(現地時間)
会場:米ニューヨーク州エルモント UBSアリーナ(元ナッソー・コロシアム)

 地図上ではエルモントになるが、地元ではロングアイランドであり、王者としてのMJF帰還の地元大会になる。日本人選手も多数参戦なのでジョージ・ナポリターノ記者を派遣したが、なにしろ先週号が狂乱の『レッスルマニア』週間になるので、あえて次週回しにさせていただいた。ジェイ・ホワイトの登場は、本誌4月16日号の販売ページにもニュースなので先に出した通りである。

 銀行名のUBSアリーナだが、WWEにとって長らく実質のホーム会場だった旧ナッソー・コロシアムを完全に壊し、同じベルモントパーク内だが少し違う場所に新築になった会場である。もっとも、現地を知らない方には「あのピンク・フロイドのコンサート会場」とか思うのかもだが、ボロボロもいいところで、インターネットが普及を始めてからも長らく会場内ではwi-fiが使えず、正直マスコミには辛い会場でしかなかった。未だに強くWWEテリトリーの印象が濃く、すでにこけら落としからAEWが本丸侵攻しているのだが、ちょっといつもと反応が違ったりするのがTV画面からも伝わったものなんだが、今回はAEWも定着した感があった。

伊藤麻希が受けたDARK Elevation収録から深夜過ぎまで異常な長さ

 全部の紹介はしないが、ジェイク・ヘイガー&マット・メイナード&アンジェロ・パーカーのJAS(ジェリコ・アプリシエーション・ソサエテティ)が、名前も知らないトリオを潰したり、キップ・セイビアンにブッチャー&ブレイドが、DDTの若手3人をスクワッシュするカードからだったが、東京側は見てないし、現場からのメモでは「単なるスクワッシュでまったく印象ナシ」とのこと。


 ダークオーダー軍が知らない選手を下したり、Impact WrestlingではWモリッシーだったビック・ビルとQTマーシャル道場出身のリー・モリアーティが、これまた知らない選手を叩くカードとかは、やはりこれがAEWのDarkとかElevationなのであって・・・。WWEの場合はNXTは明らかに別団体というか、違うことを見せているという番組になっているが、こちらのAEWは要するに新人たちの修行の場かつ、本編に出てない選手を使う目的が優先され、会場お客さんの反応は「早くDynamite本編始めてくれ!」だったそうだ。


 ところがである。伊藤麻希が出てきてから、急にお客さんが関心を示し、大いに沸かせたというのだからわからないモンである。アシュレイ・アンボワーズ(D’Amboise Dは発音しない)を下すカード、顔のデカいアイドルがニューヨークのお客さんに受けた事実は報道しておく必要があろう。


 Delateのマット・ハーディさん、本編には介入してくる出番ばかりだけだけど、こんなところで一応、タッグ試合はやってたんですね。


 なんとElevation番組のメインは、東京女子プロレスから3月18日の有明コロシアム大会で坂崎ユカからプリンセス・オブ・プリンセス王座を初戴冠したばかりの瑞希が登場。フレディー・マーキュリーのおばさん(さくらえみ)とトリを務めるって、結構なことである。
 ただ、さくらえみ先生はAEW所属なのだ。なので日本の事情に関係なく、化粧の濃いおばさんが勝利するのであった。


 トニー・カーン代表が「前説」をやってから本編Dynamite番組が開始というのがAEWの恒例になっている。毎週、トップが全国を一緒に飛んでいるというのは大変なことに違いない。

Dynamiteジュース・ロビンソン&ジェイ・ホワイト結託 トリオ選手権防衛

 さて、リッキー・スタークス戦が告知されていたジュース・ロビンソンが花道に出てくるところからDynamiteの中継だったのだが。嗚呼、やっぱりジェイ・ホワイトがやってきて・・・。

 ブレード・ランナーやって試合はノーコンテスト。ジェイのAEW契約にはなんの驚きもないが、ジュースとの同盟というのは、正直忘れていたので、「ああ、そうか、そうか」が見ている段階で思ったことなのでした。


 続いてがHouse of Blackのトリオ王座防衛戦。オレンジ・キャシディ&ベストフレンズが相手だが、オレンジパンチも空振りになり、バディ・マシューズのカーブストンプがチャック・テイラーに決まります。元バディ・マーフィーはセス・ロリンズ軍団なのでした。成程!

ジェイミー・ヘイター女子王者も里歩人気定着-MJF熱唱Jazz Big Band

 この日の、日本からの視聴者にとってのお待ちかねは里歩vs.ジェイミー・ヘイターでしょう。大人のファンにはここでの王座交代は考えてませんが、そんなことはどうでもイイこと。この二人ならJoshi Puroresuが堪能出来ます。両者握手と見せかけて、ジェイミーが里歩をガツンから始まります。


 先に伊藤麻希が受けていたと記したが、里歩の人気定着ぶりは強調して足りない。熱心なファンも大勢いる。声援も凄い。ちなみにカルメン・マキの♪時には母のない子のようにも流れる、日本の原作を元にしたブラット・ピット主演の最新映画『ブレットトレイン』が洋画チャンネルに降りてきているが、東京駅出発のこだまの次の駅が品川駅なので、最後にヤクザのボスが待ってるのが京都駅という物語展開なんで、おそらくShinagawaは東京ではないと思われている。それが理由かどうかはともかく、里歩の入場では前から一貫してFrom Shinagawa City, Japanと紹介されていて、東京なんだけどなぁ(笑)。フィニッシュはジェイミーの豪快なリップコードラリアットに沈むんだが、良い試合でした。大人のファンはニンマリして見ていたかと。


 この日の主役は地元のMJFである。まぁ、以前から試合せずともしゃべりだけで十分に満足させられる逸材なんだが、なんとこの日は、地元のジャズのビッグバンドを招聘して、♪Pennies from Heavenを唄ったのだからエンタテイナーである。そもそも子役時代にミュージカルに出ており、クリス・ジェリコと唄って踊ってをやった際は凄いと思ったが、いやはや、これが現AEW世界王者なのであった。

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