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　3月17日（現地時間）にメキシコシティ・アレナメヒコで『CMLLオメナヘ・ア・ドス・レジェンダス2023』が開催された。
　今大会は二人のレジェンドを讃える大会オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスと銘打った記念大会となった。オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスは、CMLL版殿堂という感じで、元々はCMLL（EMLL）創始者であるサルバドール・ルテロ・ゴンザレス氏の生誕祭としてスタートしたが、その後、メキシコマット最大のスターであるエル･サントも一緒に讃えるイベントとなり、ゴンザレス氏とサントという2人のレジェンドの記念式典となった。その後、サント以外のスペル･エストレージャを毎年、表彰する事となり、現在はゴンザレス氏と、その年に選ばれたスペル･エストレージャを表彰する大会となっている。2023年は初の女子レスラーの殿堂入りとなり、イルマ・ゴンサレスが表彰された。
　今大会のメインは大抗争が続いているボラドールJr.とメキシコへの侵略者ロッキー・ロメロ、それにアンヘル・デ・オロ、オラクロを加えた4人での最終決着戦であるカベジェラ戦（敗者、髪切りマッチ）が行われた。当然、ボラドールJr.とロメロはお互いに相手を丸坊主にする事を狙っている。試合は負けた選手は脱落となり、残った2人で戦い、その敗者が丸坊主になるという特殊なルールで、まずオロ、続いてオラクロが脱落。結果、因縁のボラドールJr.とロメロの一騎打ちとなった。試合は白熱した展開となったが、最後はボラドールJr.が必殺のカナディアン・デストロイヤーを決めてフォール勝ち。遂に因縁のロメロに勝利して、リング中央でロメロの髪を切って丸坊主にして、因縁抗争に一区切りを付けた。
　セミファイナルでは、ミスティコ、ソベラノJr.、アトランティスJr.のCMLLテクニコ軍がドラゴン・ロホJr.、テンプラリオ、ニエブラ・ロハと対戦。試合はミスティコとアトランティスJr.が波状攻撃でテクニコ軍が勝利。試合後、テンプラリオとロホJr.が乱闘となり、この2人の抗争もまだまだ続きそうだ。

■　CMLLオメナヘ・ア・ドス・レジェンダス2023
日時：2023年3月17日（現地時間・放送日）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

＜カベジェラ・コントラ・カベジェラ4WAY＞
○ボラドールJr.
　1-0
●ロッキー・ロメロ
アンヘル・デ・オロ
オラクロ

＜6人タッグマッチ＞
○ミスティコ、ソベラノJr.、アトランティスJr.
　2-1
●ドラゴン・ロホJr.、テンプラリオ、ニエブラ・ロハ

＜トルネオ・コパ・イルマ・ゴンサレス＞
優勝：プリンセサ・スヘイ
参戦選手
サネリー、ジュビア、ハロチータ、マルセラ、ヴァルキリア、ヘラ、メタリカ、アマポーラ、カトリーナ、セウシス、ステファニー・バケール、坂井澄江、レイナ・イシス

＜6人タッグマッチ＞
○ロス・ゲレーロス・ラグネロス（ウルティモ・ゲレーロ、ストゥーカJr.、グラン・ゲレーロ）
　2-0
●ロス・インフェルナレス（エチセロ、メフィスト、エウフォリア）