[ファイトクラブ]NXT Roadblock特番JガルガノHome 防衛も昏倒ロクサーヌ里村明衣子

[週刊ファイト3月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼NXT Roadblock特番JガルガノHome 防衛も昏倒ロクサーヌ里村明衣子
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■ NXT Roadblock
日時:3月7日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

 Roadblock特番仕様である。冒頭、必ずしもホストという扱いではなくその最初の出番だけだったが、パリス・ヒルトン風セレブのキャラだったティファニー・ストラットンが登場。メインのロクサーヌ・ペレスと里村明衣子の勝者に挑戦というだけでなく、要するにマンディ・ローズの後釜に選ばれたことを意味する。本誌的にはニンマリなのは述べるまでもない。
 一方で、そのティファニーと抗争したサレイの退団が一部で報道されているが、本誌は「もう見放された」と大分前から活字に残していることでありニュースではない。「ウィリアム・リーガルがいなくなったから」とか庇う論調も見かけたが、関係ないだろう。おばあちゃんのペンダントで変身する少女のギミックが失敗だったからに他ならないからだ。


 試合は仰々しくJailhouse Street Fightと命名された、トニー・ディアンジェロ w/スタックスことチャニング・ロレンゾがダイジャックを檻に入れるカードから。ド迫力というだけでなく、やはり長身のダイジャックがテーブル壊しで高く飛ぶと絵になる。もっとも飛んだ方が痛いんだけど・・・(笑)。


 トニーDが勝利します。もっとも2週前の回でヴォン・ワグナーをクリーンに仕留めた時からわかっていたことかと。


 英国勢ガラスとプリティ・デッドリーの次週の仕込みだけでなく、「インターナショナル・スター」として客席のドラゴン・リーも紹介されてました。いよいよです。


 特番用にクリード兄弟とブロン・ブレイカーをトリオで組ませて、ジンダー・マハル率いるインダス・シェア(ヴィア・マハーン&サンガ)を下すマッチメイクは、本誌的にはイマイチでした。


 暫く引っ張っていたグレイソン・ウォーラーとショーン・マイケルズ監督の抗争?なんだが・・・。やはりHBKが「さらなるもう一度」で試合とはならず、ジョニー・ガルガノがHOMEに戻ってくるのでありました。これはこれで楽しみなカードとなります。


 遺恨戦にてジージー・ドリンがジェイシー・ジェインに一矢を報いるカードは、十字ボムで勝利後にジェイシーが激しく暴れるので、まだまだ続くようです。


 『レッスルマニア』週NXTのPPV大会『Stand & Deliver』メインは、ブロン・ブレイカーvs.カーメロ・ヘイズ正式決定です。


 アンドレ・チェイス教授が、スキズムの首領ジョー・ゲイシーのハンドスプリング・エルボーに沈むシングル戦は、その前のスキットでティアラ・ヘイルちゃんがテイラー・ベイトにヨガを習っている絵の方が面白かったので写真紹介省きますけど、なんといっての今回のメインは尺もたっぷり貰ったNXT女子王座戦なのでした。


 試合はかろうじて丸め込みでロクサーヌが防衛となり、里村がベルトを持って渡すんだが・・・ここでこれでの緊張と疲労から、ロクサーヌがばったりと倒れるという・・・演出です。まぁイイ試合だったんで悪く書くのも気が引けるんだが、別にロクサーヌはヘロヘロになっていたんじゃありません。


 大物の里村先生に寝ていただくんだから、このケツにするしかないという判断なんだろうが、やや大袈裟過ぎたかも。もっとも、冒頭のティファニー・ストラットンに戻るなら、ロクサーヌで長期政権という計画ではないということなんでしょう。それは了承いたします。