[ファイトクラブ]NXT激闘イリヤ・ドラゴノフ鬼コーチ里村明衣子Vワグナー下すトニーD

[週刊ファイト3月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼NXT激闘イリヤ・ドラゴノフ鬼コーチ里村明衣子Vワグナー下すトニーD
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■ WWE NXT
日時:2月21日(現地放送時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 サミ・ゼインの人気爆発、とてつもないビジネス記録更新の『Elimination Chamber』大成功をフォローするRAWなので、平均視聴者数200.6万人の大台乗せ、もちろん月曜夜のすべてのチャンネルの1位となる18〜49歳デモグラフィックの視聴率が前週の0.47%から0.56%にジャンプと、環状線の外側までが大騒ぎになっているWWEなんだが、SmackDownとRAWはもはやブランド分けが事実上なくなり、同じこと繰り返しているだけなのに対して、やはりNXTは別世界である。同じ会社とさえ思えない、RAWの狂騒なんか知りませんと、あくまでレスリングの質で勝負なのだ。


 ということでイリヤ・ドラゴノフとトリック・ウィアムスが、超ハードヒットの試合をおっぱじめるのだが・・・。試合開始後、JDマグダナが出てきて、解説席に座る構図でのシングル戦。かなり危険な箇所があり、明らかにイリヤがロープに後頭部打ち付けてしまう場面他、何度かレフェリーが若干試合を止めさせて、大丈夫かと聞く場面をはさみつつ、そうでなく、セール(演出)で「まだやれるか?」とやってるspotも混ざっていて、この第1試合が正直、大人のファンには一番面白かったかも。
 記者が危ないと思った箇所は公式写真から省かれていたんだが、最後は人間魚雷トルペード・モスクワで顔が真っ赤になったままのイリヤの勝利。今の世界情勢からだと普通はロシアが悪なんだが、ここではイリヤがベビー・フェイスで、ウィリアムスがヒールなんです。凄い試合内容、これはRAWではやりません、やれません。

 トップ画像にしたように、ここから2度のセグメントに分けて、鬼コーチ里村明衣子の地獄の特訓が挿入されるんだが・・・。次々と練習生が脱落していくなか、現地時間3月7日の『ロード・ブロック』で闘うことになっているロクサーヌ・ペレスだけが、1000回スクワットにも残るという・・・。いやもう、確かにSmackDown-RAWとはまったく違う、別の団体の番組構成なのでした。それで正解だと思います。


 NXT UK初代王者のタイラー・ベイトが「皆さんのおかげで今の俺がある」とかやっていると、ファーストネームの「エヴァ」だけになったロックの娘を含むスキズムの4人がリング四方から包囲網を敷いた。


 そこにチェイス大学勢が出てきて、ダイアド(リップ・ファウラー&ジャガー・リード)と、アンドレ・チェイス&デューク・ハドソンのタッグ試合に。ただ、中継は試合途中からだし、WWEネットワークでも明らかに現地放送CM箇所でそのまま切れてる箇所があって、試合評不能です。唯一、長身のアンドレ教授がやたら大きく飛べていたのと、ダイアドの合体コードブレイカーでハドソンがフォールされるんだが、試合中、巨大メガホンを抱え込んだまま、エヴァを怖がって?いたティア・ヘイルちゃんが、最後泣きじゃくっていた絵しか記憶に残ってません。


 ジェシー・ジェインとインディ・ハートウェルのシングル戦と言われても・・・。やはりジージー・ドリンが試合をブチ壊してました。どうでもイイです。番組の中だるみ箇所です。


 英国のガラス(ウルフギャング&マーク・コフィー)が、黒人組(イドリス・イノフェ&マリック・ブレイド)を下すタッグ戦も、途中のケーキ運んできたボーイズがお約束で顔にぶつけられるのも出典がわからず、なんかの英国話らしいんだけどジョークがわかりません。結局、同じく英国のプリティ・デッドリーがガラスをボコって「ベルトは俺たちのものだ」とアピールする絵なんだけど。


 しかし、次のヴォン・ワグナーvs.トニー・D(ディアンジェロ)は、最後どうするんだろうの興味からも見入りました。なんと本格的な復帰戦になるトニーDが勝ちました。逆に言うと、一時はすぐに昇格の噂もあったワグナー、見捨てられたのかなぁ・・・。
 『ロード・ブロック』ではダイジャックとストリートファイト戦だそうです。

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