イスラム・オマロフがメインで一本勝ち!ACA 153

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 3月9日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 153: Dzhanaev vs Pessoa』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインは、元々、元ヘビー級王者トニー・ジョンソンJr.だったが、中止となり、繰り上がってミドル級トーナメントでアブドゥル・ラクマン・ジャナエフとルネ・ペソアの対戦だった。しかし、この試合まで試合直前で中止となり、繰り上げの繰り上げでイスラム・オマロフ対ルイス・ラファエルのフェザー級戦が行われた。ロシア対ブラジルのライバル対決だが、下馬評は圧倒的にオマロフで、試合も強引に叩きつけるようなテイクダウから、グランドで上を奪ったオマロフ。最後はバックに回りチョークを極めてオマロフが一本勝ち。見事のメインの重責を務めた。
 またベラトールで活躍したレスリングエリートのクリス・ハニーカットがヴァシリー・クロチキンと対戦。下馬評は地元のクロチキン有利となっている。しかし、試合はハニーカットが下馬評を覆し、判定勝ちをおさめた。

■ ACA 153: Dzhanaev vs Pessoa
日時:2023年3月9日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<フェザー級>
○イスラム・オマロフ(ロシア)
 2R 4分25秒 リアネイキドチョーク
●ルイス・ラファエル(ブラジル)

<フェザー級>
○カルロス・アウグスト・ダ・シウバ(ブラジル)
 判定
●ダヴラトマンド・チュポノフ(タジキスタン)

<ミドル級>
○クリス・ハニーカット(米国)
 判定
●ヴァシリー・クロチキン(ロシア)

<ライトヘビー級>
○ファリドゥン・オディロフ(タジキスタン)
 1R 1分56秒 TKO
●ナタリシオ・フィリョ(ブラジル)