[ファイトクラブ]WリーNフレイザー⇒CヘイズTベイトこれがNXT “最後のボス”里村

[週刊ファイト3月9日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼WリーNフレイザー⇒CヘイズTベイトこれがNXT “最後のボス”里村
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■ WWE NXT
日時:2月28日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

 本誌のRAW評にて、ブロック・レスナーvs.ナイジェリアの巨人オモスが『レッスルマニア』と決まって、そんなの誰が関心持つのかと辛口を活字に残したのだが、NXT評をレポートするのに結果が記者の記憶と合っているかと米国の専門媒体をチェックしたら、レスナーのカード決定に「ビンス・マクマホンがCreativeに復帰したに違いない」と大騒ぎしている。英語でobsessedじゃないのかとなるが、もうビンスがどうのとなると「夢中」になる病気のような現地媒体が1つや2つではないという話。トホホな状況なのである。
 いやぁ~、違うと思いますけど。別に意見くらいビンスが漏らしたって構わないと思うし、集大成の『レッスルマニア』ですべての抗争を終結させてしまったら、そのあとに何をやるのかとなってしまう問題があり、レスナーとボビー・ラシュリーの長い抗争はまだ生きているのだから、ハリウッドでの2日間、とりあえずレスナーの出番はお茶を濁すカードにしておく考えだって、別にビンスでなくとも30人もいるシナリオ班が出したってオカシクないだろうに。


 さて、そっちの大騒ぎとはまるで別世界のNXTである。もっともウェス・リーのNXT北米王座に関しては、オープン・チャレンジという体裁なので、事前収録の「俺が、俺が」でボーイズたちが舞台裏で殴りあってるアホなセグメントからの番組だったので、そんなの止めてくれと思ったのだが、連中どもを出し抜いてリングに滑り込んだのが怪我も治ったネイサン・フレイザーである。そこからあとは説明不要だろう。これぞNXTという素晴らしい試合を堪能することになる。ウェス・リーのカーディアックキックで王座防衛。ただ、結果はどうでもよいことで、ネイサンの復帰によりまた新鮮なマッチメイクが広がったのだ。


 今やジンダー・マハル率いるインダス・シェア(ヴィア・マハーン&サンガ)がカウボーイ組(ジョシュ・ブリッグス&ブルックス・ジェンセン)をクローズラインで葬るタッグ戦は、キアナ・ジェームスに振られた?ことが伏線になっています。


 泣き虫のジージー・ドリンと言えばToxic Attraction亀裂でジェシー・ジェインにドアに頭をまともにぶつけられ、穴開いた場面が記憶に残るのみならず、またリプレイ映像流していたが・・・。次週が『Roadblock』でジェシーと闘います。


 電光掲示板にはFinal Bossだけでなく日本語で「最後のボス」と出ました。里村明衣子のお出ましです。ゾーイ・スタークスは、恐らく自分から組んでくれとショーン・マイケルズに直訴したんだと思う。ということで、スコーピオライジングのケツはどうでもイイ。『Roadblock』で闘うロクサーヌ・ペレスが師匠ブッカーTと実況の間の位置で実況に加わっている。
 このカードが、そのままSmackDownやRAWで来年あたりに見ることになって、全部ちゃんと見ているプロレス者は驚かない。ただ、尺を短くさせられるあっちの番組ではなく、ここで先に見ましたということが重要なのである。

 要所、要所の里村の技は同じなんだが、もう100試合は見てきたハズの里村なのに、TVカメラの角度やスイッチングの見せ方も大きいとは思うが、リズムも異なるためなのか、なんか違って見えたことも特筆される。ゾーイ・スタークスが凄いという評価も出来よう。このあとにティファニー・ストラットンが『Roadblock』で勝った方に挑戦するとやるので、大人のファンは展開が読めたと思うが、これまたどうでもイイ。里村明衣子vs.ゾーイ・スタークスが見れたということが、WWEの親会社が変わったあとの時代にまた・・・を記し残しておきたい。

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