メキシコ・ドリーム・チーム優勝!5・24AAA『ルチャリブレ・ワールドカップ』+5・22PWG「DDT4」結果!

(C)AAA

 2015年5月24日にメキシコでAAAが主宰する『ヴィクトリア・プレゼンツ・ルチャリブレ・ワールドカップ』が開催された。
 これはルチャリブレ2大メジャー団体AAAが主宰する、ワールドカップで、3人タッグのトーナメントだ。これがメキシコだけではなく、世界各国のプロレス団体から選手を集めたチーム戦となっている。アメリカのTNA、ROHというWWEに次ぐ第二、第三の団体からの選抜チーム(※人数合わせで団体に所属していない選手も含む)や、日本の全日本プロレス、プロレスリング・ノアからも選抜チームが参戦するという豪華なものだ。会場には2万人もの観衆を集めた。

 更に、ジャッジとしてドス・カラス、ファンタズマ、カネック、アルトゥーロ・リベラ、ビジャノ4号、ビジャノ5号、シエン・カラス、マスカラ・アニョ・ドスミル、ウニベルソ・ドスミルというスペル・エストレージャが集結するという恐ろしく豪華な大会となった。

 試合は15分一本勝負で、決着がつかない場合はチームから1名づつ出して1対1の延長戦を繰り返す事になる。そんな中、優勝大本命であるレイ・ミステリオJr、ミステシス、アルベルト・エル・パトロンのメキシコ・ドリーム・チームが順調に勝利を重ねる。1回戦では、ミステシスが、石森太二にラ・ミスティカを極めて快勝!続く準決勝では、アルベルト・エル・パトロンが、ROHチームのムースにクロス・アーム・ブリーカーを極めて勝利した。別ブロックでは、1回戦で、全日本プロレスチームにブルー・デーモンJrがジャベを極めて勝利した、ソラール、ブルーデモンJr、ドクトル・ワグナーJrのメキシコ・レジェンド・チームに、準決勝で勝利したマット・ハーディ、ミスター・アンダーソン、ジョン・モリソンのTNAチームが勝ちあがってきた。この試合後、TNAチームとレジェンドチームとひと悶着。結果、レジェンド達がTNAチームをリングから追い出し、試合には負けたものの、観客からは大声援を受けていた。

 そして決勝戦は、メキシコ・ドリーム・チームとTNAチームだ。当然、15分では決着がつかず延長戦へ。まずミステシスとミスター・アンダーソン、続いてアルベルト・エル・パトロンとマット・ハーディが1対1で戦うも決着つかず。遂に最後、レイ・ミステリオJrとジョン・モリソンの一騎打ちで決着をつける事になった。そして最後はミステリオJrが、丸めこんでフォール勝ち。第一回大会は見事にメキシコ・ドリーム・チームが優勝となった。

 試合後、優勝カップを掲げて大団円。そして、AAAのドリアン、そしてミステシスが次回大会にはライバル団体CMLLも参加して欲しいと訴えた。AAAは、元CMLLのマッチメイカーだったアントニオ・ペーニャが独立して設立した団体であり、そうした事情もあり、両団体は犬猿の仲となっている。CMLLが参加するとは思えないが、それでも、これだけ世界中の団体が垣根を越えて(TNAとROHも現在は絶縁状態。またTNA創始者であり現在は辞めているジェフ・ジャレットもこの大会に協力している。ジャレットは新団体GFWを設立しており、TNA、ROHとも関係が悪い)集めた事は称賛に値するだろう。

■ ヴィクトリア・プレゼンツ・ルチャリブレ・ワールドカップ
日時:2015年5月24日
場所:メキシコ・メキシコシティ

<決勝>
○レイ・ミステリオJr、ミステシス、アルベルト・エル・パトロン(メキシコ・ドリーム・チーム)
 ピンフォール
●マット・ハーディ、ミスター・アンダーソン、ジョン・モリソン(TNAチーム)

<3位決定戦>
○ACH、ムース、ブライアン・ケイジ(ROHチーム)
 ピンフォール
●ソラール、ブルーデモンJr.、ドクトル・ワグナーJr.(メキシコ・レジェンド・チーム)

<準決勝>
○マット・ハーディ、ミスター・アンダーソン、ジョン・モリソン(TNAチーム)
 ピンフォール
●ソラール、ブルーデモンJr.、ドクトル・ワグナーJr.(メキシコ・レジェンド・チーム)

<準決勝>
○レイ・ミステリオJr、ミステシス、アルベルト・エル・パトロン(メキシコ・ドリーム・チーム)
 クロス・アーム・ブリーカー
●ACH、ムース、ブライアン・ケイジ(ROHチーム)

<トーナメント一回戦>
○マット・ハーディ、ミスター・アンダーソン、ジョン・モリソン(TNAチーム)
 ピンフォール
●エル・メシアス、アンジェリコ、ドリュー・ギャロウェイ(多国籍チーム)

<トーナメント一回戦>
○ACH、ムース、ブライアン・ケイジ(ROHチーム)
 ピンフォール
●サイコ・クラウン、×エル・テハノJr.、イホ・デル・ファンタスマ(メキシコ選抜チーム)

<トーナメント一回戦>
○ソラール、ブルーデモンJr、ドクトル・ワグナーJr(メキシコ・レジェンド・チーム)
 ジャベ
●KENSO、政宗、3代目ダイガーマスク(全日本プロレスチーム)

<トーナメント一回戦>
○レイ・ミステリオJr、ミステシス、アルベルト・エル・パトロン(メキシコ・ドリーム・チーム)
 ラ・ミスティカ
●高山善廣、石森太二、小峠篤司(プロレスリング・ノアチーム)

 2015年5月22日にカリフォルニア州レセダで『PWG「DDT4」』が開催された。
 西海岸のインディ団体最大手であるPWGが行なっているタッグトーナメントだが、現タッグ王者も参戦し、かつ王者チームが試合する場合は、その試合がタイトルマッチとなるという過酷なもの。つまり、王座がトーナメントで何度も移動する可能性がるのだ。そして、現PWG世界タッグ王者であるモンスター・インクが準決勝でアレックス・レイノルズ、ジョン・シルバーに敗れ王座が移動、更に決勝で、アンドリュー・エヴァレット、トレヴァー・リーが勝利して、優勝と同時に、更に王座が移動し、新王者となるという波乱の連続の結果となった。

 また、PWG世界ヘビー級王座戦3WAYマッチも行なわれ、王者ロドリック・ストロングが、ブライアン・ケイジを沈め、王座防衛を果たした。

■ PWG「DDT4」
日時:2015年5月22日
場所:アメリカ・カリフォルニア州レセダ

<「DDT4」決勝 PWG世界タッグ王座タイトルマッチ>
○アンドリュー・エヴァレット、トレヴァー・リー(挑戦者)
 ピンフォール
●アレックス・レイノルズ、ジョン・シルバー(王者)

<PWG世界王座タイトル3WAYマッチ>
○ロドリック・ストロング(王者)
 ピンフォール
●ブライアン・ケイジ(挑戦者)、クリス・ヒーロー(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ジョニー・ガルガーノ
 ピンフォール
●TJパーキンス

<「DDT4」準決勝>
○アンドリュー・エヴァレット、トレヴァー・リー
 ピンフォール
●リコシェ、リッチ・スワン 

<「DDT4」準決勝 PWG世界タッグ王座タイトルマッチ>
○アレックス・レイノルズ、ジョン・シルバー(挑戦者)
 ピンフォール
●モンスター・マフィア(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(王者)

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