[ファイトクラブ]カーメロJDイリヤ・ドラゴノフNXTスタックス勝利ベイリー枠Toxic分裂

[週刊ファイト2月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼カーメロJDイリヤ・ドラゴノフNXTスタックス勝利ベイリー枠Toxic分裂
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■ WWE NXT
日時:2月7日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 Vengeance Dayのダイジャック戦の評判が良かったせいか、ウェス・リーの遠征にカメラが同行した模様が紹介されるなどフォローアップ回にして、出れなかった選手の再紹介もあった、今の勢いを持続させる番組であった。
 あらためてピーコックに配信が移行して以来、NXTとしてはこれまでで最高の視聴者数を記録したことも披露されていたが、リングはカーメロ・ヘイズ&トリック・ウィリアムスから。アポロ・クルーズに勝ったんで次は・・・と、明らかにブロン・ブレイカー指名に持って行こうとしたところに、違う音楽が鳴って「病院送りにしてやる」と対峙したのはJDマクダナだった。この番組中にシングル戦実現が決まる。


 やはり『ロイヤルランブル』で、「ゾーイ・スタークはショーン・マイケルズのお気に入りだから」は舞台裏情報の失言だったようで、解説のブッカーTがネタにする中でのソル・ルカ戦。そりゃゾーイがG2S勝利なんだが、終わってからルカが反撃してゾーイをリングから追い出す絵にしていたのが興味深いのだ。


 その『ヴェンジェンス・デイ』でNXTに合流したダバ・ケイトー(元コマンダー・アジーズ)が、シンガポールの学生プロレス出身ダンテ・チェンをボコボコにするのは仕方ない。ダンテの胸元はミミズ腫れになっていた。


 キアナ・ジェームス&ファロン・ヘンリー組の戴冠はニンマリなんだが、女子ブレイクアウト・トーナメントで誰が残って成長したかと問われるなら、もう一人テイタム・パクスリーがいる。今回は、アルバ・ファイアが加わり英国悪魔軍になったアイラ・ドーンとのシングル戦が組まれて、戴冠した2名だけでなくもう1名残った選手がいると思い起こさせてくれるマッチメイクは拍手なのである。実は、仕込み回にして試運転やらせてみた2週間前の番組で、テイタムはアイビー・ナイル姉御と組んでタッグ戦やっている。やはりあの試合で新王者誕生のGOサインが出たのだと納得するのであった。

 試合は英国から移住してきたアイラ勝利なんだが、終わってからの悪魔軍にまたアイビーが救出に来ていた。そこの図式の方が重要なのである。


 冒頭で約束されたカーメロ・ヘイズvs.JDマクダナである。尺も貰ってダイナミックにやってくれたんだが、途中でイリヤ・ドラゴノフが出てきたことで、気を取られたJDが丸め込まれてしまう。まぁ怪我からのイリヤの復帰は嬉しいことなんだが・・・。
 最後はパフォーマンス・センターの客席に逃げ込むJDと、追いかけるイリヤにしていたのは違和感ありかも。


 鳴り物入りでデビューしたライラ・ヴァルキュリアが、エレクトラ・ロペスが渡すブラス・ナックルズを使わせないまま回転回し蹴りでバレンティナ・フェロス w/ウェンデイ・チューを沈める試合も。


 ある種のサプライズだったのが、トニー・ディアンジェロの子分から幹部に昇格したとのスキットやっていたスタックことチャニング・ロレンゾが、一時はSmackDown-RAWマッチメイク委員会が欲しいと言ってきたとされる黒人巨漢のオデッセイ・ジョーンズに、シングル戦でランニング・ニーを見舞って仕留めたことか。これはファミリーにとっても、マメに毎週見ているファンにとっても愉快なことなのであった。

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