[ファイトクラブ]ダービー・アレン生還AEWジェイ追悼マーク・ブリスコxジェイ・リーサル

[週刊ファイト2月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ダービー・アレン生還AEWジェイ追悼マーク・ブリスコxジェイ・リーサル
 (c) AEW 編集部編


■ AEW Dynamite
日時:1月25日(現地時間)
会場:ケンタッキー州レキシントン パプ・アリーナ


 今回のDynamiteは番組最後のジェイ・ブリスコ・トリビュートから紹介せざるを得ない。兄ジェイの最大のライバルにして、王座統一を巡って名勝負数え唄を繰り広げたジェイ・リーサルと、弟マーク・ブリスコによる追悼試合である。38歳の若さで交通事故死したジェイだが、あとからいかに多くのレスラー同僚から慕われ、ロッカールーム・リーダーだったかを思い知ることになる。サンジェイ・ダットとともに”REACH FOR THE SKY”のTシャツで花道に出てきたリーサルは早くも泣き顔になってしまい、これじゃぁ見ている側も涙腺崩壊じゃないか。


 しかし、決してセンチメンタルにやわな試合ではなかった。なにしろ日本流に最も近いとされるROHのハードヒット・スタイルである。長きに及んだジェイ対ジェイの名場面が次々と展開されていく。


 場外のリーサル目掛けてフロッギーボウ落とすところからがハイスパートの合図。やはりジェイ・ドリラーが決まるのだった。これまでAEWは写真が結局ない回とかも結構あり、WWEと比べていい加減な箇所もあったのだが、今回は3名のカメラマンが追っており気合が入っている。こんなところにも、いかにジェイ・ブリスコが選手間では大きな存在だったかに納得するのだ。そしてサプライズが待っていた。ステージに全員が待ち構えているではないか。

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