1月20日タイ・バンコクのムエタイの殿堂スタジアムであるルンピニーで、第1回「ONE Lumpinee 1/ONE FRIDAY FIGHTS 1」が開催された。メインのONEムエタイバンタム級王者ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)は3RKO勝で7度目の防衛に成功。久々の試合となったタイ在住の日本人選手 藤澤彰博は1R敗退。タイ在住のラウェイトップ選手3戦3分の経歴もあるイラン選手ケイワン・ソレイマニは判定敗、昨年12月のラウェイカレン州大会でミャンマートップ選手のシュー・ヤーマンと引分のヒシャルジ・ゴドイ(ビルマ語表記ではရစ်ခိက်-リッキィだった)はスプリットの判定勝をおさめた。
パフォーマンスボーナスとしてノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)セクサン・オー・クワンムアン(タイ)にはUS 5万ドル(約647万円)、ムアンタイ・PKセンチャイ(タイ)にはUS 1万ドル(約129万円)が与えられた。
※ONEルンピニーでは、4オンスのオープンフィンガーグローブを着用し、ワンマッチは3R戦とONE Championshipと同じ試合形式になる。
ONE公式リリース
■「ONE Lumpinee 1/ONE FRIDAY FIGHTS 1: Nong-O vs. Ramazanov」
日時:2023年1月20日(金)19:30開始(日本21:30)
会場:タイ・バンコク・ルンピニー・スタジアム
放送:20:30(日本22:30)タイ・チャンネル 7 HDでライブ放送
<第12試合 ONEムエタイ ストロー級(52.3㎏–56.7㎏) 3分3R>
○プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ/ストロー級1位、元ONEストロー級ムエタイ王者)Prajanchai PK.Saenchai
判定3-0
●コンペット・シットサラワットスア(タイ)Kompetch Sitsarawatsuer
ラジャダム、ルンピニーに国際式ボクシングWBAサウスアジア王座も獲得したプラジャンチャイが、ルンピニー2階級、プロムエタイ協会、BBTV3階級王座獲得のコンペットから2R右ストレートでダウンを奪い、判定勝。
<メインイベント第11試合 ONEムエタイ バンタム級(61.3㎏–65.8㎏)タイトルマッチ 3分5R>
○ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ/王者) Nong O_Gaiyanghadao
3RKO 2分14秒 ※右ボディストレート
●アラヴァディ・ラマザノフ (ロシア/同級2位、元ONEバンタム級キックボクシング王者)Alaverdi_Ramazanov
※ノンオーが7度目の防衛に成功
ルンピニー4階級制覇にラジャ王座も獲得、ONEでも王座に就いて6度の防衛に成功しているノンオーが、元ONEキック王者で2位のアラヴァディ・ラマザノフを3Rパンチの猛攻で右ボディストレートから左右ボディパンチで倒し、KO防衛に成功した。
10-0 👑 ONE Bantamweight Muay Thai World Champion Nong-O Gaiyanghadao 🇹🇭 KOs Alaverdi Ramazanov to retain his World Title and unbeaten record in ONE!#ONEFridayFights1
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<第10試合 ONEムエタイ アトム級(47.7kg-52.2kg) 3分3R>
●ペットバンライ・シンハ・マウイン(タイ)Petbanrai Singha Mawynn
判定0-3
○クンスクレック・ブーンデクシアン(タイ)Khunsueklek Ufaboomdeksean
<第9試合 ONEムエタイ バンタム級(61.3㎏–65.8㎏)⇒151ポンド(68.5㎏)契約 3分3R>
●サンシリ・ペット・ポー・トー・オー(タイ)Sansiri Pet Por.Tor.Or
判定0-3
○コムアウット・FA・グループ(タイ)Komawut FA.Group
<第8試合 ONEムエタイ フライ級(56.8㎏‐61.2㎏) 3分3R>
●タイ・ソー・ジョー・ピエクッタイ(タイ)Tai Sor.Jor.PiekUthai
判定0-2
○ソンラック・フェアテックス(ミャンマー)Sonrak Fairtex
タイ在住のミャンマー選手ソンラックが2R左フックでダウンを奪い、判定勝
<第7試合 ONEムエタイ 契約体重112ポンド(50.8kg)3分3R>
○サゲンガーン・ジットムアンノン(タイ)Sagaengarm Jitmuangnon
1RKO 2分47秒 ※右ストレート
●スラヤイ・チョー・ハパヤック(タイ)Suayai Chor.Haapayak
<第6試合 ONEムエタイ 契約体重140ポンド(63.5kg)3分3R>
○セクサン・オー・クワンムアン(タイ)Seksan Or. Kwanmuang
判定2-1
●タイソン・ハリソン(オーストラリア)Tyson Harrison
好勝負となった両者の試合はスプリットでサクセンの勝利、タイソンの勝でもおかしくない内容だった。
公式ジャッジペーパー
<第5試合 MMAライト級(70.4㎏-77.1㎏) 5分3R>
○ヒシャルジ・ゴドイ(ブラジル)Richard Godoy ※ラウェイ1分
判定2-1
●アレクセイ・リャプノフ(ロシア)Alexy Lyapunov
スタンドの展開がメインとなった両者の試合は、序盤ロ―キックを有効に効かせたヒシャルジ・ゴドイがスプリットの判定勝
<第4試合 ONEムエタイ バンタム級(61.3㎏–65.8㎏)⇒147ポンド(66.7㎏)契約 3分3R>
○ムアンタイ・PKセンチャイ(タイ)Muangthai PK.Saenchai
判定3-0
●マブルド・ツピエフ(ウズベキスタン)Mavlud Tupiev
“エルボーゾンビ”のニックネームをもつムアンタイが猛攻をみせ判定勝利
<第3試合 ONEムエタイ ライト級(70.4㎏-77.1㎏)⇒177ポンド(80.3㎏)契約 3分3R>
○ジョシュ・ヒル(イギリス)Josh Hill
判定3-0
●ケイワン・ソレイマニ(イラン)Keivan Soleimani ※ラウェイ3分
重そうな蹴りを放つケイワン・ソレイマニだが、攻撃も荒く、ジョシュ・ヒルのミドルキックに距離を支配され判定敗け
<第2試合 MMAフライ級(56.8㎏‐61.2㎏) 5分3R>
●藤澤彰博(日本)Akihiro Fujisawa
1RSUB 57秒 ※裸絞
○コルトン・キルバサ(アメリカ)Colton Kielbasa
久々の試合となったタイ在住の藤澤だったが、コルトン・キルバサのバックチョークでタップ敗け。水抜きのできないONEだが両者のフィジカルレベルの違いも感じられた。
<第1試合 ONEムエタイ フライ級(56.8㎏‐61.2㎏) 3分3R>
●アンゲロス・ヤクミス(ギリシャ)Angelos Giakoumis
判定0-3
○モハメド・サデギ(イラン)Mohammad Sadeghi