[ファイトクラブ]何かが起こる新日1・5が復活!サプライズ&今後の伏線がいっぱい

[週刊ファイト1月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼何かが起こる新日1・5が復活!サプライズ&今後の伏線がいっぱい
 photo & text by 西尾智幸
・成田蓮を鈴木みのるとデスペラードが救出し共闘開始
・元鈴木軍、タイチら4名でJUST FOR GUYS始動
・TMDKに加入したザックが更に藤田晃生を勧誘
・YHOが現ジュニア王者ヒロムを破りいざタイトル戦へ
・KOPW2023は鷹木に! 1・22愛知でオーカーンの挑戦が決定
・メインでサプライズ! ケニー&オカダの夢タッグが実現
・オカダvs.鷹木は2・11大阪!


何かが起こる新日1・5が復活!サプライズ&今後の伏線がいっぱい

■ 新日本プロレス NEW YEAR DASH!!
日時:2023年1月5日(木)   17:00開場 18:30開始
会場:東京・大田区総合体育館 観衆:2,713人(主催者発表)

 4日のドームに続き、1・5のニューイヤーダッシュ。近年は、ドーム2連戦が多かったので、1・5に行われるのは久々。過去に後楽園で行われていた時には、何かが起こると言われていたが、ここに来て、次回への伏線があったり、新たなスタートがあったり、最後にサプライズがあったりとなかなか面白い大会であった。
 まず、カードが一切発表されず、当日も試合前に告げられるのではなく、試合前のテーマ曲で誰が出るかを気付きなさいというシステム(笑)。
 ただ、タッグマッチの場合、代表のテーマ曲しか鳴らないので、あとは選手コールを聞いて誰かを知る事になる。
 個人的には、解散した鈴木軍がどうなっていくのか気になるところであった。

<第1試合>
成田蓮
本間朋晃
タイガーマスク
 8分28秒 マジックキラー⇒片エビ固め
○EVIL
高橋裕二郎
ディック東郷

 試合は、H.o.Tがマジックキラーで本間を仕留めたが、試合後3人がかりで成田をいたぶると、突然鈴木みのるが救出に入り、会場は騒然。みのるが不利になるとデスペラードが今度は救出に!
 そして、成田、みのるも反撃し、H.o.Tを蹴散らすとデスペ&みのるが成田に共闘をしようと誘う。成田は無言を通したが、次期シリーズ以降、一緒に組むカードが発表された。

<第2試合>
タイチ
金丸義信
○DOUKI
 9分17秒 ホルヘ・リベラ・スペシャル
ウィル・オスプレイ
TJP
●フランシスコ・アキラ

 タイチのテーマと共に現れたのは、DOUKI、金丸義信、それにTAKAみちのくだった。
 TAKAがマイクで「オレたちは、誰がボスでもリーダーでもねえ。現時点でただの4人組。JUST FOR GUYS!」と言い放った。これで、元鈴木軍の4名が新たにユニットをスタートさせた。
 ちなみに、タイチ登場の時、バックに流れた映像は昨年と変わらず。すなわち、DIVAのあべみほも映し出される。これを使ったのは、新しい映像がなかったからか、それとも『別れ』を告げられたあべだが、また登場する可能性があるからなのか? そこも気になることろだ。
 試合は、額に大きな絆創膏を貼ったオスプレイが、やたらご機嫌斜めで、かなり荒れていた。昨日いった『犠牲』になる事に苛立っているのか?
DOUKIが王者アキラから1本取った事で、DOUKI&金丸がTJP&アキラの持つジュニアタッグへの挑戦を、2・4札幌にて決定した。

もとはノアTMDKに加入のザックが更にヤングライオン藤田をゲット!

<第3試合>
ザック・セイバーJr.
シェイン・ヘイスト
○マイキー・ニコルス
 8分02秒 タンクバスター⇒片エビ固め
後藤洋央紀
●YOSHI-HASHI
石井智宏

 前夜TMDKの2人からの勧誘にあっさり乗ったザック。それもそのはず、10年以上前、若手の頃はNOAHにて3人で切磋琢磨していた仲である。

 そして、試合後にまた珍事(?)が。セコンドにいたヤングライオン藤田晃生のTシャツを脱がせ、TMDKのTシャツを着せたのだ。
 意外に嬉しそうな藤田。そのまま控え室に連れて帰り、ザックが「藤田が好きだ」「TMDKに入って欲しい」と勧誘。藤田の「お願いします!」の一言で加入が決定。次大会ではすでにTMDKと組む試合が発表されている。
 藤田にとっても、いい経験だし、これをきっかけに一皮剥けて欲しいものだ。

<第4試合>
海野翔太
○YOH
真壁刀義
田口隆祐
 13分17秒 DIRECT DRIVE⇒片エビ固め
内藤哲也
SANADA
●高橋ヒロム
BUSHI


 試合は、YOHがファルコンアロー式牛殺しからのDIRECT DRIVEを炸裂し、ジュニア王者のヒロムから3カウントを奪った。YOHはその勢いでベルト挑戦をアピール! 2・5雪の札幌でタイトル戦が発表された。
 また、控え室では海野が内藤にシングルマッチを要求。これは、2・4の札幌で実現する。

<第5試合>
ジェイ・ホワイト
KENTA
石森太二
●エル・ファンタズモ
 11分29秒 反則
○タマ・トンガ
棚橋弘至
マスター・ワト
ヒクレオ

 まず、ここで絡んだ棚橋とKENTA、そしてタマとファンタズモは2・11大阪で一騎打ちが決定。また、試合後ジェイが大暴走し裏切り者のヒクレオをイスでメッタ打ちにした。この結果を受け、負けた方が日本を追放されるルーザーリーブ・ジャパンマッチが同じく大阪で行われる。

 ここで、考えさせられるのが、負けた方が日本を追放されるという事だ。ジェイは、ヤングライオンから新日を駆け上がってきた選手。今迄の実績からしても、もう日本に来れないでは困る選手。といって、最近売り出し中のヒクレオをこさせないもの勿体ない。
 しかし、どちらかがいなくならなければならない。逆にいうと、どちらかに大人の事情があるという事だろう。ジェイがアメリカを主戦にするという噂もあるが、果たしてその結末は?


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