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衝撃の開幕となった2023年のUFC! 今年最初の大会となった今回のファイトナイトでは、チャールズ・ジョンソンがジミー・フリックを第1ラウンドでTKOし、新年初のノックアウト勝利の栄誉を手にした。今年最初のUFCは、このスポーツの真髄ともいえる興奮と予測不可能な展開を見せた。
メインイベント
ウェルター級ランカーがライトヘビー級に参戦し、7位ショーン・ストリックランドが12位ナッソーディン・イマボフとの対戦が急遽決まった。驚異的なディフェンスで知られるストリックランドは、自分のスタイルから脱却し、白熱した打撃戦が繰り広げられた。ナッソーディン・イマボフもストリックランドのクリンチに対応し、第5ラウンドを闘い尽くす。ジャッジのスコアカードでは、ユナニマスデシジョンでストリックランドが勝利した。
勝者ストリックランドのコメント:
「接戦だったけど、自分の勝ちだ。2位と3位の選手を倒したんだ。ここ(この階級)にいるのは、ジャッジが悪いからだ。彼が自分に打撃を当てることができたのは、自分が試合を終わらせたかったからだ。仕留められなかったのはみんなには申し訳ない」
セミメインイベント
フェザー級の対戦となったセミメインイベントでは、ファン人気の高い13位のダン・イゲがデイモン・ジャクソンを追い詰め、第2ラウンドに見事なKO勝ちを収めた。イゲは、ジャクソンの距離を取るファイトスタイルに対して完璧なゲームプランで臨み、ショートフックを当てて久しぶりの勝利を掴んだ。
勝者イゲのコメント:
「本当にいい気分だよ。この2年間、勝利がなかったからね。このスポーツに人生をかけているから、勝つことが自分のアイデンティティなんだ。家族のため、息子のため、勝利のためなら何でもする。ただ良いロールモデルになりたいだけなんだ。何度も何度も立ち上がり続けていく」
大会のハイライト
・ミドル級の有望選手同士の対戦は、ロマン・コプィロフがプナヘレ・ソリアーノ相手にボディへのキックで第2ラウンドTKO勝利を収めた。
・新星ウマル・ヌルマゴメドフは、第1ラウンド終了間際にベテランのラオーニ・バルセロスをノックアウトで退け、UFC戦績を4勝0敗とし、これまでにない厳しい試練を乗り越えた。
■ UFCファイトナイト・ラスベガス67:ストリックランド vs. イマボフ
日時:現地時間2023年1月14日(土)、日本時間15日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /UFC APEX
【メインイベント】
<ライトヘビー級>
○ショーン・ストリックランド(米国)
判定
●ナッソーディン・イマボフ(フランス)
【セミメインイベント】
<フェザー級>
○ダン・イゲ(米国)
2R 4分13秒 TKO
●デイモン・ジャクソン(米国)
【メインカード】
<ミドル級>
○ロマン・コプィロフ(ロシア)
2R 3分19秒 TKO
●プナヘレ・ソリアーノ(米国)
<女子バンタム級>
○ラケル・ペニントン(米国)
判定
●ケトレン・ヴィエラ(ブラジル)
<バンタム級>
○ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
1R 4分40秒 TKO
●ラオーニ・バルセロス(ブラジル)
Short notice? No problem!
Sean Strickland kicks off his 2023 with the main event victory 💪 pic.twitter.com/fQ9msJ7f6C
— UFC (@ufc) January 15, 2023
Nothing but respect after 25 hard fought minutes. What a scrap 👏 #UFCVegas65 pic.twitter.com/Il9ottovcn
— UFC (@ufc) January 15, 2023