ショーン・ストリックランドがメインで勝利!UFCファイトナイト・ラスベガス67

(C)UFC

 衝撃の開幕となった2023年のUFC! 今年最初の大会となった今回のファイトナイトでは、チャールズ・ジョンソンがジミー・フリックを第1ラウンドでTKOし、新年初のノックアウト勝利の栄誉を手にした。今年最初のUFCは、このスポーツの真髄ともいえる興奮と予測不可能な展開を見せた。

メインイベント
ウェルター級ランカーがライトヘビー級に参戦し、7位ショーン・ストリックランドが12位ナッソーディン・イマボフとの対戦が急遽決まった。驚異的なディフェンスで知られるストリックランドは、自分のスタイルから脱却し、白熱した打撃戦が繰り広げられた。ナッソーディン・イマボフもストリックランドのクリンチに対応し、第5ラウンドを闘い尽くす。ジャッジのスコアカードでは、ユナニマスデシジョンでストリックランドが勝利した。

勝者ストリックランドのコメント:
「接戦だったけど、自分の勝ちだ。2位と3位の選手を倒したんだ。ここ(この階級)にいるのは、ジャッジが悪いからだ。彼が自分に打撃を当てることができたのは、自分が試合を終わらせたかったからだ。仕留められなかったのはみんなには申し訳ない」

セミメインイベント
フェザー級の対戦となったセミメインイベントでは、ファン人気の高い13位のダン・イゲがデイモン・ジャクソンを追い詰め、第2ラウンドに見事なKO勝ちを収めた。イゲは、ジャクソンの距離を取るファイトスタイルに対して完璧なゲームプランで臨み、ショートフックを当てて久しぶりの勝利を掴んだ。

勝者イゲのコメント:
「本当にいい気分だよ。この2年間、勝利がなかったからね。このスポーツに人生をかけているから、勝つことが自分のアイデンティティなんだ。家族のため、息子のため、勝利のためなら何でもする。ただ良いロールモデルになりたいだけなんだ。何度も何度も立ち上がり続けていく」

大会のハイライト
・ミドル級の有望選手同士の対戦は、ロマン・コプィロフがプナヘレ・ソリアーノ相手にボディへのキックで第2ラウンドTKO勝利を収めた。
・新星ウマル・ヌルマゴメドフは、第1ラウンド終了間際にベテランのラオーニ・バルセロスをノックアウトで退け、UFC戦績を4勝0敗とし、これまでにない厳しい試練を乗り越えた。

■ UFCファイトナイト・ラスベガス67:ストリックランド vs. イマボフ
日時:現地時間2023年1月14日(土)、日本時間15日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス /UFC APEX

【メインイベント】
<ライトヘビー級>
○ショーン・ストリックランド(米国)
 判定
●ナッソーディン・イマボフ(フランス)

【セミメインイベント】
<フェザー級>
○ダン・イゲ(米国)
 2R 4分13秒 TKO
●デイモン・ジャクソン(米国)

【メインカード】
<ミドル級>
○ロマン・コプィロフ(ロシア)
 2R 3分19秒 TKO
●プナヘレ・ソリアーノ(米国)

<女子バンタム級>
○ラケル・ペニントン(米国)
 判定
●ケトレン・ヴィエラ(ブラジル)

<バンタム級>
○ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
 1R 4分40秒 TKO
●ラオーニ・バルセロス(ブラジル)

LAS VEGAS, NEVADA – JANUARY 14: (L-R) Dan Ige punches Damon Jackson in a featherweight fight during the UFC Fight Night event at UFC APEX on January 14, 2023 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC via Getty Images)