ストロングスタイルプロレス11・23大阪大会直前! “スピードマスター”池本誠知インタビュー&会見詳報!!

 年末へ向け、11・23大阪コレガスタジオ『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス闘宝伝承2022–2nd』、12・8後楽園ホール『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20』と連戦控えるストロングスタイルプロレス。
 11・23大阪のメインイベントでスーパー・タイガー戦を控える池本誠知の公式インタビューと、大阪&後楽園大会へ向けての会見の模様が到着したのでお届けする。

【社長×校長&元DEEP王者のマルチプロレスラー池本誠知決戦直前インタビュー】
メインイベントでスーパー・タイガーと対戦! 11・23『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス闘宝伝承2022–2nd』大阪コレガスタジオ

 かつてPRIDE、DREAM、K-1と大舞台で戦い、DEEP王者として活躍した“スピードマスター”池本誠知。総合格闘技は引退したが、現在はジムや学校など様々な事業を手掛け多忙な日々を送る中プロレスラーとしてリングに立っている。
 11・23ストロングスタイルプロレス大阪大会ではメインに抜擢を受け、エースであるスーパー・タイガーとの対戦が決定。ポテンシャルは十分、マルチな才覚を発揮する池本がプロレスでも覚醒を果たすか。

■『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス闘宝伝承2022–2nd』
日時:11月23日(水・祝) 開場12:20 開始13:30 ※13:15〜第0試合開始
会場:大阪・コレガスタジオ

<メインイベント スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)
 vs.
池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)

■池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)
「プロレスとしての自分が見えてきた。スーパー・タイガーとはすごく噛み合う。全力でぶつかれる相手を見つけた」

――スーパー・タイガーとメインイベントで対戦する大一番が近づき、コンディションはいかがですか。
池本 対戦が決まってから結構時間もあったので、これまでは格闘技だけの練習をしてUWFスタイルで試合をしていたんですけど、今回は格闘技とプロレス、両方の練習をして、2つを融合させて全ての局面で対応できるよう仕上げてきました。自分の元々の格闘技の要素を活かしたプロレススタイルというのが出来てきていると思います。

――やはり池本選手というとPRIDE、DREAM、K-1と出場し、DEEP王者となった格闘家のイメージが強いですが、プロレスラーに転身した経緯を教えてください。
池本 元々14歳の時にプロレスラーを目指して格闘技を始めたんです。格闘技をやればプロレスラーになれると思って始めたのが、気づけば37歳まで格闘技のリングにいて、そこから“やっぱりプロレスをしたかったな”っていう思いがずっとありました。現役を引退して事業に集中して4年ぐらい経ったころ、プロレスの試合のチャンスを頂きまして、41歳からプロレスに出始めました。元々やりたかったのが格闘技よりプロレスだったので、回り道をしてきたのかなっていうところはあります。

――では、現在は長年の夢・原点の思いを叶えているのですね。
池本 まさしくそうです。自分のしたいことができているので本当に幸せです。

――格闘家としてはありましたが、プロレスでは初のメインイベント出場となります。
池本 タッグではあったんですけどシングルでは初めてです。やっぱり僕は元々格闘家なのでタッグは得意でもないですし、シングルをやりたいんです。シングルは全て自分に懸かってきますし、そういう意味では格闘技の時みたいな責任感を感じます。

――プロレスでも格闘技と同じようにメインイベントを張るところまで来たと。
池本 6年前、41で始めた時は本当に年3試合ぐらいで、けど年3回では絶対強くなれないし、プロレスも成長できない、レベルが上がっていきません。でも去年からGLEATに上がらせて頂いて、1回1回の試合に対してすごく練習をして臨んで、しっかりやっていこうと思って向き合ってやっていたら、毎月オファーを頂くようになったんです。それからほぼ毎月試合をさせてもらって、そういう意味では今年が大きな転換期と言うか、試合数もすごく増えましたし、どういうコンディションをプロレスに持っていけばいい動きができるか、格闘技ではなくプロレスとしての自分というのも見えてきました。そういう意味で、今回の試合はちょうどいいタイミングかなと思います。

――格闘家からプロレスラーに転身して、心境の変化はありますか?
池本 やっぱり年齢がもう47になったので、本当に1年1年しっかり悔いなくやらないとアッという間に終わると思います。遅く来た人間ですから、その部分もわきまえています。ですのでちゃんと実力をつけて自分から「誰とやりたい」って言えるように早くなりたいと思っていて、今回も「スーパー・タイガーとやりたい」と僕から言わせて頂きました。今は名前のある選手や自分が本当にやりたい選手とやれることがプロレスの中で自分を残せることかなと思っています。なので、それが実現できたのは本当にありがたいですし、団体の看板選手と試合をするということで責任も強く感じています。

――池本選手はプロレスラーである一方、ジムの経営や様々な事業も手掛けていらっしゃいますね。
池本 最初は格闘技時代の32歳、15年前です。ファイトマネーとバイトだけでは生活できないということで、食べていく手段としてジムをオープンしました。そこからチャンピオンまで行くことができたのでジムも流行って、引退した時2店舗の状態でした。それでこれからどうしていこうという時、自分と同じように困る人たちが今後も出てくるなと思ったんです。ジム生の中にもプロがいましたから、その子たちを雇用する場を作っていかないと、自分は食べていけたからよかったということだけで終わってしまう。それを格闘技を引退した時にやっていきたい思いがすごくありました。

――引退した時は2店舗だったジムが現在は11店舗にまで増えているそうですね。
池本 引退から10年経って、今は11店舗まで拡大しました。寝技や総合はなかなか女性や一般の方はフィットネス感覚ではできないので、キックボクシングという形で広めています。今はプロレスラーの方もうちのフランチャイズでやってますし、修斗、ムエタイ、ボクシング、総合格闘技、テコンドーとかいろんな格闘技の人がいて、チャンピオンの子もいます。所属はうちのジムじゃなくても、いろんな選手が働いています。

――「STYLE高等学院」で校長も務められていますね。
池本 ルネサンス大阪高等学院というところと教育連携校という形で結ばせて頂いたダブルスクールです。格闘技をやっていこうという子たちがうちに来て、3年間通信の勉強で単位を取りながら、格闘技やトレーナーの授業を受けてプロの格闘家を目指します。実際チャンピオンも2人出て、K-1甲子園優勝者も出ています。僕がプロレスをやったのも自分がしたかったのはあるんですけど、高校生を指導していく中で、自分も戦いながら学校の経営をする、その姿を見せたかったんです。自分がやれば説得力があるし、みんなも目標になるんじゃないかっていうのがあって、有言実行する姿を見せるのが一番だと思ったんです。

――プロレスラーで社長、そして校長と多彩な顔を持つ池本選手ですが、ストロングスタイルプロレスには今回2度目の参戦となります。
池本 前回タッグでスーパー・タイガーと対戦して初めて遭遇したんですけど、“すごく噛み合うな”と思ったんです。その少し蹴り合った時に“これはシングルでじっくり戦いたい”と思って、対戦希望をさせてもらいました。

――蹴りの交錯で感じるものがあったと。
池本 格闘技をやってる時に一瞬戻った気がしました。やっぱりプロレス界の中でもプロレス寄りの方、格闘技寄りの方とに分かれますが、格闘技の動きができる方の方が僕としても全力でぶつかりやすいんです。その相手を見つけたなっていう感じはあります。

――共鳴する部分があったのですね。池本選手が思われる“ストロングスタイル”とはどのようなものでしょうか。
池本 格闘技のガッチリした技術や強さもありながら、プロレスラーとしてのしっかりした表現力やプライド、プロレスの凄味を持っているというんですかね。僕で言うと格闘技をずっとやってきて8・9割が格闘技、プロレスが1割ぐらいの中身だと正直思います。でもそれを5:5ぐらいのバランスで出せれば、本当のストロングスタイルでプロレスができるんじゃないかと思ってます。

――では、今はそういったストロングスタイルを作り上げている途上と言いますか。
池本 そうですね、まさしくそれができたらこの団体でも通用するでしょうし、ストロングスタイルプロレスにとってもお役に立てるんじゃないかと思ってます。

――スーパー・タイガー戦への意気込みをお願いします。
池本 楽しみすぎて本当に遠足前の子どもじゃないですけど、毎日毎日ワクワクしています。対戦が決まってからやることはもう全てやってきました。これ以上ないっていうぐらいやったので、あとは当日の自分に期待したいです。力を出して勝利をものにして、なおかつお客さんが“本当に見に来てよかった”っていう、チケット代以上のものを返す試合をしたいです。

――では最後に、ファンの方たちへのメッセージをお願いします。
池本 14歳の時の夢を叶えて、プロレスラーになっていま一番充実していて、そのエネルギーをお客さんにも見せたいです。僕は修斗で育った人間なので、その修斗を立ち上げた佐山(サトル)さんの団体ということで巡り合わせを感じるし、思いの深い部分があります。自分は格闘技時代から「スピードマスター」と言われていたので、圧倒的なスピードというのをプロレスの世界で表現していきたいと思います。

■ 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.19[闘宝伝承2022-2nd]
日時:11月23日(水・祝) 開場:12時20分/試合開始:13時30分
※13時00分より「アマチュアキッズキックボクシング試合」、13時15分より第0試合を行います。
会場:コレガスタジオ(大阪)
    大阪市福島区大開3丁目1-34
    JR野田駅徒歩8分
    地下鉄千日前線野田阪神駅徒歩8分

■主催:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス/闘宝伝承実行委員会
■共催:一般社団法人初代タイガーマスク後援会
■後援:闘道館
■お問合せ:闘宝伝承 実行委員会:090-1895-1581
■席種・料金:
VIPルーム:20,000円/1名(完売)※初代タイガーマスク直筆サイン特典付
VIP席(最前列):15,000円(完売)※船木誠勝直筆サイン特典付
SRS(2列目):10,000円※パンフレット特典付(残り僅か)
RS席(3.4列目):7,000円
指定席:5,000
※当日500円増
▼備考
※入場の際、ドリンク代として別途500円が必要です。
※当日料金500円増
※マスク着用での観覧となります
※係員の指示に従い新型コロナウイルス感染症予防・対策にご協力お願い致します。
■チケット情報 
e+(イープラス)  https://eplus.jp/tiger/
ファミリーマート店内マルチコピー機
チケットぴあ(Pコード:853-884) http://pia.jp/t セブンイレブン各店
ローソンチケット(Lコード:54221) http://l-tike.com/ ローソン各店
モーニングプロダクション:06-6648-9513(http://mpro.fc2web.com/
闘道館(大阪office):info@toudoukan.com

【特別来場】
■初代タイガーマスク 佐山サトル

【対戦カード】
<第0試合グラップリング無差別級エキシビションマッチ>
RYO
 vs.
武士正

<第1試合 道頓堀プロレス提供試合シングルマッチ 15分1本勝負>
小山寛大(道頓堀プロレス)
 vs.
鎌倉慎司(NPW)

<第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
スペル・デルフィン(沖縄プロレス) 晴斗希(道頓堀プロレス)
 vs.
政宗(フリー) 佐野直(フリー)

<第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
間下隼人(ストロングスタイルプロレス) 金本浩二(フリー) 大門寺崇(ランズエンド プロレス)
 vs.
崔領ニ(ランズエンド プロレス) ディラン・ジェームス(ランズエンドプロレス/ニュージーランド) 洞口義浩(フリー)

<第4試合 女子プロレス タッグマッチ 30分1本勝負
ジャガー横田(ワールド女子プロレス•ディアナ) 花園桃花(フリー)
 vs.
ハイビスカスみぃ(琉球ドラゴンプロレス) マリ卍(柳ヶ瀬プロレスLadius)

<第5試合 女子プロレス シングルマッチ 45分1本勝負>
タイガー•クイーン(ストロングスタイルプロレス)
 vs.
沙恵(柳ヶ瀬プロレスLadius)

<セミファイナル 藤原喜明デビュー50周年記念試合6人タッグマッチ 60分1本勝負>
藤原喜明(プロフェッショナルレスリング藤原組) アレクサンダー大塚(AO/DC)
 vs.
船木誠勝(フリー) 冨宅飛駈(パンクラスMISSION)

<メインイベントスペシャル シングルマッチ60分1本勝負>
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)
 vs.
池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)

【レフェリー】
六甲ソウタ、秀美、雄飛
【リングアナ】
マグナム北斗

◎“初代タイガーマスク”佐山サトルが急逝した故・アントニオ猪木さんへ追悼の30カウントゴングを実施へ!11・23大阪大会、12・8後楽園ホール大会に向け各選手が闘魂を燃やす!

 11月15日、都内某所にて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.19[闘宝伝承2022-2nd]』および『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20』についての記者会見が行われた。

 会見に出席したのは、初代タイガーマスクこと佐山サトル総監、平井丈雅代表、ジャガー横田、石川雄規、日高郁人、スーパー・タイガー、間下隼人、タイガー・クイーン、そして現レジェンド王者の真霜拳號。

 まずは初代タイガーマスクが挨拶を行った。

初代タイガーマスク「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。私からは、先日亡くなられた猪木さんのことをこの大会に表していきたいと思います。10カウントゴングをやらせていただきますが、これを30カウントゴングにしていきたいと思います。まだ師匠が亡くなったということで、太陽が無くなったようで、ショックでびっくりしました。良いことも悪いこともあって、すべてを鑑みても私の師匠ですから、なんとも言えない大会になると思います。私の体調はちょっとすごく悪いですけども、猪木さんが『頑張れ』と言っているような気がしました。この大会を通じてどれだけアントニオ猪木が凄かったかということを、選手のみなさんが猪木イズムを継承して、それを表して欲しい。常にそういう大会になって欲しいと思います。平井さんも頑張ってこの大会を盛り上げてください。本日はよろしくお願いします。私は体調が悪いので先に失礼します。お疲れ様です」
(※初代タイガーは先に退席)

 続いて、11月23日に大阪府・コレガスタジオで実施の『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.19[闘宝伝承2022-2nd]』についての会見へ移行。

 全対戦カード発表の後に平井丈雅代表が挨拶を行った。

平井丈雅代表「皆様、本日はお忙しい中ストロングスタイルプロレスの記者会見にお越しいただき誠にありがとうございます。先程、初代タイガーマスク・佐山サトル総監からアントニオ猪木会長へのお言葉がございました。本大会では、猪木会長への追悼ゴングを初代タイガーマスク・佐山サトルの意志、そして新間会長の意志として行わせていただきます。急遽佐山総監の体調がお悪くなりまして、この場を失礼させていただきましたことをお詫び申し上げます。
本日2大会につきまして、まず大阪大会につきましては、先般5月8日にストロングスタイルプロレスとしては単独で初めての大阪大会を、闘宝伝承の湯川代表とともに開催させていただき、超満員札止めという形で1席残らずチケットが完売させていただきました。ひとえに応援していただきましたファンの皆様、マスコミの皆様、選手の力添え・ファイトの賜だと思っております。年を明けずに『是非とも2回目の大阪大会を』という声がファンの皆様からも多くあり、大阪・コレガスタジオ、同じ場所で開催させていただきます。
今回もジャガー横田様を始め、船木誠勝選手、藤原喜明選手、スーパー・タイガー、間下隼人、タイガー・クイーンをはじめとして、大阪ならではの参戦選手、マッチメイクでやっていきたいと思います。
メインイベントでは、スーパー・タイガーが地元大阪の池本誠知選手と一騎打ちを行わせていただきます。池本選手は皆様御存知の通り総合格闘技の選手としてもDEEPを始めとする世界王者を獲ってきた方です。今、闘いの場をプロレスのリングに場所を移して、今非常に大きな活躍をされている方でございます。スーパー・タイガーとファイトスタイルもいろんな形でスイングする、佐山総監が言うストロングスタイルを見せる、それが出来る一戦だと思っております。
船木誠勝選手は、セミファイナルでご自身の師匠であられた藤原喜明組長の50周年記念試合でタッグ対決を行います。
タイガー・クイーンは柳ヶ瀬プロレスの沙恵選手と対戦させていただきます。沙恵選手、先般の後楽園ホール大会でもジャガー様のご推薦で出ていただきまして、この長身の2人が闘う華麗なストロングスタイル、女子ならではのストロングスタイルを見せていただけると思っております。
そして、ジャガー横田様が推薦するこの4人のタッグマッチ、前回と同じ花園桃花選手とタッグを組まれまして、今回は先般5月8日にタイガー・クイーンと一騎打ちを行い素晴らしいファイトを見せてくださったハイビスカスみぃ選手、マリ卍選手と戦われます。
そして、間下隼人、先般、スーパー・タイガーを破ってレジェンド王者となられました2AWの真霜選手に挑戦して、激闘を繰り広げた間下隼人が今回、一般人の時から憧れていた金本浩二選手とタッグを組みまして、崔領二選手を始めとするランズエンド大阪勢と激闘を繰り広げてくれると思います。その他、全8試合。大阪大会、この布陣で行かせていただきます。よろしくお願いします。
(続いて、 12月8日に東京都・後楽園ホールで実施の『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20』の話題へ移行し、全対戦カードが発表)
 そして、12月8日。後楽園ホール大会。スーパー・タイガーを破りまして、佐山サトルの提唱したレジェンド王座、第16代王者となりました真霜拳號選手。真霜拳號選手に挑戦するのは関根“シュレック”秀樹選手と決定致しました。本日この場を以て発表させていただきます。真霜選手が10月30日2AW大会で間下隼人から防衛して『次の相手は誰だ』という話をされたときに、関根“シュレック”秀樹選手が手を挙げてくださいました。その思いは後ほど真霜選手からも語っていただきます。
そしてジャガー横田様、前回9月10日の川崎大会に於きまして、ストロングスタイルプロレス女子軍団はジャガー横田様が率いるCRYSIS軍がその姿を現し、今まで弟子として牽引したタイガー・クイーン、前回の記者会見でもおっしゃっておりましたように、タイガー・クイーンとも対峙するかもしれない、かわいい弟子だからこそ相対する場合も今後出てくるかもしれない、そのお言葉が現実となりました。そして6月からタイガー・クイーンの首を狙って現れたDarkerZの3人。この三軍が入り乱れる形になると思います。CRYSIS軍総帥ジャガー横田様の対戦相手は、正規軍になるのか高瀬みゆき選手、DarkerZダーク・パンサーというある意味三軍入り乱れた形となるのではと思われるこのカードを今回団体としては提唱させていただきました。そして、ジャガー様と相対することになりました、タイガー・クイーン。タイガー・クイーンは梅咲遥選手、ディアナからウチの大会に連続参戦していただいているベビーフェイスの素晴らしい選手。梅咲選手と組ませていただき、相手はジャガー様の軍団・CRYSIS。ジャガー様の軍団のメンバーであらせられます藪下めぐみ選手、マドレーヌ選手とタッグで闘うことになりました。
そしての後ほどお言葉を頂戴致します、元バトラーツ総帥・石川社長が今回出席していただきました。ストロングスタイルプロレスに参戦するのは恐らく5年ぶりになりと思います。この試合が30周年記念試合となります。石川社長の5年ぶりの参戦に対して、佐山サトルの一番弟子スーパー・タイガー、そして『佐山サトルが欠場している間ストロングスタイルプロレスを守る』と仰っていただき活躍いただいている船木選手、この3人がタッグを組んで、今大会で50周年記念試合と銘打つ藤原喜明組長、関本大介選手、そして日高郁人選手と闘います。『なんとしてもストロングスタイルを守る』と力強く言ってくれた間下隼人は、先般ウチの大会で、天才選手と誰もが認め、間下自身も『こんな天才がこの世にいるのか』と認めた槙吾選手。槙吾選手は3大会連続参戦となります。前回・前々回は2回とも間下が槙吾選手と闘ってるんですが、今回はこの槙吾選手の素晴らしさに、一緒に同じ側で組みたいとタッグを組むことになりました。相手は試合巧者のブラック・タイガー、そしてウチの大会で今常連となっております阿部史典選手と闘うことになりました。
そして、タイガー・クイーンの首を狙うDarkerZのリーダーとも言えますダーク・タイガーは、ジャガー横田様の軍団・CRYSISの右腕と言って憚らない佐藤綾子選手と一騎打ちを行うこととなりました。この全6試合、皆様ご注目いただきたいと思います。試合順などは後日改めて発表させていただきます。よろしくお願いします」

続いて、出席した各選手が試合への意気込みを語った。

間下隼人

「先程平井代表の方からありましたが、10月30日に2AWさんの方で、真ん中に座ってらっしゃる真霜拳號選手と、ウチのベルトのレジェンドと2AW無差別級をかけて挑戦させていただきました。結果としては負けました。ただ、得たものはすごく大きいと思ってます。真霜選手を追いかける中で自分に足りなかったものを色々と見つけてきたので、今回このカードで、もちろん自分が一番ストロングだと思って試合して、一番ストロングな試合を見せて、もう1度真霜選手の前に立とうと思っています。以上です」

日高郁人

「ショーンキャプチャーの日高郁人です。今回このようなカードを組んでいただきまして、私は25年前に、前に座ってらっしゃいます石川雄規さんの元、格闘探偵団バトラーツでプロレスデビューを致しました。バトラーツが藤原組から派生した団体でして、藤原組にいらっしゃった藤原喜明さん、それから船木誠勝さん、さらにこの石川雄規さんを加えたメンバーで試合させていただけることは大変光栄に思います。私のデビュー2年目に、弟子の団体だからとバトラーツに参戦されたときに、藤原さんとシングルマッチをさせていただきまして、『組長、弟子のリングでいい汗をかく!』という風な見出しが出ました。今回も藤原さんにいい汗をかいていただいて、是非私がこのメンバーの中で勝利を収めたいと思います。よろしくお願いします」

タイガー・クイーン

「(※自らの口では語らず、日高に耳打ち。日高が代弁する)」
日高「タイガー・クイーンは『とにかく勝ち続けます』と申しております」

スーパー・タイガー

「8月の後楽園で、隣りに座っている真霜選手にベルトを奪われ、正直私自身すごく責任を感じております。そんな中、まず11月、もう来週に迫った大阪。メインイベントで西のストロングスタイルプロレスの雄である池本選手とメインイベント。まずはここをしっかりと勝って、12月の名だたるメンバーが集まるこのタッグマッチの闘いの中で、猪木会長のストロングスタイル、そして石川社長の格闘芸術を融合させたこのスーパー・タイガーが一番大会の中で自分の力を発揮したい。そういった心意気でまず試合に挑む。その中でまず勝利した上で、虎視眈々と狙うものを必ず奪還していきます」

石川雄規

「石川雄規でございます。そうですね、平井社長がおっしゃった通り、もう5年ぶりになりますかね。私がちょうど海外・カナダの方に住んでいたときは、毎回ご縁があったんですけど、その後私が帰ってきてからご無沙汰でございます。私の方も実は腰のヘルニア狭窄症でちょっと調子を崩して前戦から離れていたこともあるんですけど、『結構まだまだ行けまっせ!』って戻ってまいりましたよってタイミング、良いタイミングで声をかけていただきまして。私は少年時代にアントニオ猪木さんに感化されまして、大学生のときに佐山サトル先生が興した世界で最初のMMA・シューティング。そこで会員として練習させていただき、そこでカール・ゴッチさんと会い、勝手にカール・ゴッチさんに会いに行き、その縁で藤原喜明さんのところでお世話になり……不思議なもんですね。魂は繋がれている。魂のバトンと言いますかね、闘魂、そしてそれが私の人生に反映して情念。まだまだ進化し続ける限りもうちょっとやらせてもらおうかなと思い、この場を設けました。変わり続ける、進化し続ける石川雄規を是非見ていただきたいと思います。よろしくお願いします」

真霜拳號

「今回、防衛戦の相手としてシュレック選手が正式に決定したということで。ここまでスーパー・タイガーから獲り、間下隼人から防衛し、『次誰がいるんだろうな』と思っていたところへ、本当に意外な相手が手を挙げてきたなと思ってます。ちょっと、いっときすごく熱くなってたシュレック選手が今この場に来ていないのはちょっと拍子抜けなんですけど、ただシュレック選手の強さっていうのは本当に皆さんもわかっていると思いますし、僕もよくわかっているつもりなので、相手として全く不足はなくて。なんだったら、自分としてはいちばん苦手なタイプになるのかなというところもあるんですけど。ただ、このベルトを持っている以上、『真霜拳號こそがストロングスタイルだ』という自負がありますので、今回もなんとしても防衛したいと思います」

ジャガー横田

「本日はお忙しい中ありがとうございます。ストロングスタイルプロレス、私がもう2年見てきてですね、佐山先生のすばらしさを知っていただけに近づいてきたっていうのはあったんですが、『ん?』って試合内容も多く、『ん?』と思っているところでですね、一戦一戦見てきたら本当に力がついてきて、女子のスター選手であるタイガー・クイーンが出てきて、それで相乗効果ですかね、男子のスーパー、間下も頑張ってくれて、団体に出てくれる選手が段々段々盛り上げてきてくれているっていう姿を見てですね、やっぱり『女子で火を点けてやろう』と思っているところに来て男子も頑張っているという意味でストロングスタイルが盛り上がってきているなと、この頃ふと冷静に思うところなんですが、私はやっぱり女子を総合して見ていますが、1選手でもあるので。CRYSISというチームも持っています。その中で、一番はストロングスタイルでタイガー・クイーンを潰していかなければならない。最初から携わっているという意味では、タイガー・クイーンはかわいいです。かわいいからってかわいがるのではなく、違うかわいがりもありますので。どんどん敵を作っていくというのも私の役目であり、私の敵になっていかなければならないと思っておりますので、タイガー・クイーンのチーム、そしてちょっと邪魔っかしいDarkerZも潰していこうという考えを持って今色々練っております。後楽園ホール大会は、DarkerZ、タイガー・クイーンのチーム、CRYSISと三つ巴で闘ってストロングスタイルプロレスの女子を盛り上げていきたいと思っておりますので、楽しみにしていただきたいと思っております。よろしくお願いします」

<質疑応答>

――石川選手、猪木さんに憧れてプロレスラーを志したということですが、今回は猪木さんの追悼大会となるということでどういった思いを持っていらっしゃいますか
石川「逆に、僕にとっては元々神様だったんでね(笑)今あちらにいられても、この世にいられても、僕にとっては結果的にすぐ側にはいられなかったんでね。でも、心意気は誰より猪木さんの魂の弟子だと思っています。片思いが強ければ強いほど、そのエネルギーって大きくなるでしょう?(笑)まあ、そんなこんなでずっと生きてきた。考えてみたら、ちょうど30年かぁ……。言われて気づきました。最近中々アレなんで。僕も今55なんだけど、もうすぐ56になっちゃうんですけど、実はつい最近まで54とばっかり思ってたんですね(笑)まあ、Age is just a number。『年齢はただの数字だよ』っていうのはね、向こうにいたときにもよく言われたんで。そりゃあそうだ。誰よりもコンディションが良ければまだここに立つ資格はあるでしょ?だから、何ていうのかなあ。追悼とか、そういうのは無いですね。自分が自分であり続けること、そして何かと常に闘い続けることが猪木イズムであるんでね。そう思いますね」

――スーパー選手、今大会が猪木さんの追悼大会であることについての思いをお聞かせください
スーパー「猪木会長がこうなる前までは、ある意味ストロングスタイルという言葉が、今の若い人たちからすると古い言葉のように取られていましたが、猪木会長が亡くなられてから改めてストロングスタイルの偉大さというものに世間が色々と気付いてきた部分もあると思うので。だからこそ、この強さある闘いをしっかりとリングの上で皆さんに披露して、もう一度この熱い闘魂を、初代タイガーマスクのリングでしっかりと発揮したいと、そういった心意気でいます」

――真霜選手、シュレック選手が『いちばん苦手なタイプかもしれない』という言葉がありましたが、どのようなところを苦手と感じますか?
真霜「一番は、身体のサイズというか、身体の作りですね。シュレック選手、見たとおりすごくゴツい選手で。自分の使う技が、基本的に通用しづらい体型だなと感じています。対戦したことが全く無くて、今回の防衛戦が初対決にもなるんでそのあたりが分からないんですけど、見た感じの印象として自分が普段使ってる技だとキツいかなと、今考えています」

 最後に平井代表が総括を行った。

平井代表
「皆様、本日はありがとうございました。先程佐山総監がおっしゃいましたように、猪木会長が急逝され、この大会が初めての大会になります。佐山サトル総監は猪木会長の弟子として猪木会長の下にいたからこそ、ストロングスタイルを身に着け、その後タイガーマスクとして大活躍をされております。そして、新間会長は猪木会長がお若いときから二人三脚、猪木会長の片腕として新日本プロレス専務取締役営業本部長として、モハメド・アリ戦、異種格闘技戦、IWGP構想、様々な闘いを一緒に作り上げて参りました。そのお2人、そしてウチの大会に出る選手の皆さまが猪木会長のストロングスタイルを皆様とともにこの世に活躍するプロレスラーの皆様とともに、そして女子はジャガー横田様が率い、今後も突き進んでいきたいと思います。初代タイガーマスク、佐山サトル。その前に、“過激な仕掛け人”新間寿。その2人の猪木会長を想う気持ちとともに、ジャガー横田様とこの団体は突き進んで行かせていただくことをここに改めて宣言させていただきます。ありがとうございました」

【興行概要】

■初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.20
日時:12月8日(木) 開場17:30 開始18:30 
会場:東京水道橋・後楽園ホール

■主  催:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス
■共  催:一般社団法人初代タイガーマスク後援会
■席種・料金:
VVIP席(最前列・特典付):15,000円/VIP席(特典付):12,000円/RS席:8.000円 /A席:6.000円/B席5.000円/トライアルシート:3,000円/レディースシート(北側:女性限定):3,000円

■チケット発売所 
イープラスhttps://eplus.jp/tiger/
ファミリーマート店内マルチコピー機、チケットぴあ http://pia.jp/t (Pコード:853-037)、セブンイレブン各店、ローソンチケット http://l-tike.com/ (Lコード:34908)、ローソン各店、チケット&トラベル T-1:03-5275-2778、書泉グランデ:03-3295-0017、オフィシャルショップ http://rjpw-shop.ocnk.net/

■お問合せ:ユーレカ事務局 ℡:03(3833)3662
■公式サイト:
 http://www.firsttiger.jp/※会場ロビーにZERO1大谷晋二郎選手を応援する募金箱を設置させていただきます。
※株式会社リムファイン様のご協力により会場内、リング内除菌対策を実施させていただきます。

【対戦カード】
<レジェンド選手権試合60分1本勝負>
【第16代王者】
真霜拳號(2AW)
 vs.
関根シュレック秀樹(ボンサイ柔術)
【挑戦者】

<セミファイナル タッグマッチ60分1本勝負>
タイガー・クイーン(SSPW) 梅咲遥(ワールド女子プロレス・ディアナ)
 vs.
藪下めぐみ(フリー) マドレーヌ(ワールド女子プロレス・ディアナ)

<第4試合6人タッグマッチ60分1本勝負>
藤原喜明(藤原組) 関本大介(大日本プロレス) 日高郁人(ショーンキャプチャー)
 vs.
スーパー・タイガー(SSPW) 船木誠勝(フリー) 石川雄規(フリー)

<第3試合3ウェイマッチ30分1本勝負>
ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ)
 vs.
高瀬みゆき(フリー)
 vs.
ダーク・パンサー(DarkerZ)

<第2試合タッグマッチ30分1本勝負>
間下隼人(SSPW)&槙吾(Mil gracias)
 vs.
ブラック・タイガー(不明)&阿部史典(プロレスリングBASARA)

<第1試合シングルマッチ 30分1本勝負>
佐藤綾子(ワールド女子プロレス・ディアナ)
 vs.
ダーク・タイガー(DarkerZ)

※対戦カードは変更となる場合もございます。