本間多恵、清水ひかりのメキシコ遠征最終戦!

(C) CMLL / Alexis Salazar

■ CMLLアレナメヒコ 死者の日特別興行
日時:11月6日 
会場:メキシコ・シティアレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○プリンセサスヘイ&バケリータ&マグニフィカ
(2-1)
●アマポーラ&本間多恵&清水ひかり

 アレナメヒコにおける死者の日興行の最終戦。今年は11月の1、4、6日と3大会行われたが、本間多恵、清水ひかりの二人は全戦に参加という快挙となった。

 最終日は死者の日らしく、ボラドールジュニア、ブルーパンテル、ウルティモゲレーロ、ストウーカジュニアはじめ現在、素顔で活躍している往年の名選手たちのマスク姿がよみがえるという企画。もう二度と見られないはずのマスクマンたちの試合がずらりとラインアップされた。

 女子の試合は本間&清水以外は現在、すべて素顔で試合しているメンバーばかり。この日

 限定の企画として、4選手はかつて着用していたマスクをかぶり、もともと素顔の本間&清水は顔面すべてにメーキャップが施された。本間&清水にとってはこれがメキシコ遠征ラストマッチとなる。

 試合前、死者の世界を操るカトリーナが現れ、来場のファンへメッセージを送るとともに、

 アンダーワールドの使者たちを集結させる。そして、選手の入場時には、使者たちがエスコート役となり、選手を迎え入れた。

 1本目、本間とマグニフィカがレスリング勝負を見せたのち、清水がセカンドやトップからのアームホイップで躍動したが、その後、二人がつかまり、本間はバケリータ、清水はマグニフィカに捕らえられそれぞれ3カウントを聞いた。

 2本目、本間&清水がダブルのドロップキック。これでマグニフィカが場外へ転落すると、

 二人はお決まりのニコニコポーズ。この日はアマポーラが中央に陣取って3人でポーズを完成させた。その後、清水がバケリータにダイビングフットスタンプを決めてフォールを奪うと、本間もミサイルキックでマグニフィカを抑え込み、1対1のタイスコアに。これで1本目のリベンジを果たした。

 3本目、本間&清水がバケリータをロープ上で抑えているところをアマポーラがドロップキック、さらにはアマポーラがバケリータとマグニフィカの足を引っ張り場外へ転落させる。ここにすかさず清水がトップロープに上り、プランチャ。さらには本間もこれに続き、

 ダブルでのプランチャを成功させた。

 しかし、その間にリング上ではスヘイが本間&清水川のキャプテンであるアマポーラをジャベに決めてギブアップを奪う。これで1対2となり、本間&清水のメキシコ最終戦は勝利で終わることができなかった。

 試合後は敗者がアンダーワールド(死者の世界)へ連れて行かれる死者の日の儀式があり、

 本間&清水は連行されてしまった。

 数十分後、ようやく死後の世界から解放され、我に戻った二人は、今日ですべての試合が終わったことで、今回の遠征を振り返った。

「全試合終わりました!全部で10試合させていただいて、飛行機で移動とか、バスで数時間移動して夜中に帰って、また朝から移動して乗り物に乗ってるときが睡眠の時間という経験をしたりとか、あとはグランプリとか死者の日興行とか、たくさんの大きな大会に出させていただきました。最初はメイちゃんもいたし、チームワールドのメンバーもいたから心強かったけど、みんなが帰った後はメキシコの選手たちが助けてくれて。スヘイとかも最初は敵対していたけど、その後は向くことが増えていろんなことを教えてもらいました。今回得たこの経験は日本で生かしていきたいし、またメキシコに戻って来たいです!」(本間)

「私はメキシコが初めてだったんですけど、国がこんなにプロレスが好きなんだなと感銘を受けました。日本でもプロレスが好きな人は選手を応援してくれるし追っかけてくれて、愛が深い人は多いけど、メキシコではプロレスを国全体が認めてくれるという感覚がすごかったです。チームワールドとの出会いも大きかったし、もうすでにいままた会いたいって思います(笑)。今日で試合は終わりましたけど、まだもう少し、あと1週間くらいメキシコにいたかったです(笑)。その分、また必ず戻って来たいです!」(清水)