ロベルト・ルチャワがメインで勝利!KSW 75

(C)KSW/Polsat

 10月14日(現地時間)にポーランド共和国ノヴィ・ソンチで『KSW 75: Stasiak vs. Ruchala』が開催された。
 KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
 今大会のメインはフェザー級で現在MMA7勝無敗、アマチュアMMAから実績があるポーランドのホープ、ロベルト・ルチャワと伝統派空手の世界王者にもなっているダミアン・スターシャックが対戦。共にポーランド人同士の対決となった。下馬評ではルチャワがリードしている。試合はグラップラー対ストライカーという形となり、スタンドでスタージャックが攻めるも、ルチャワがテイクダウンしてグランドでは有利に進める展開となり、グランドでの動きが評価されルチャワが判定勝ちした。
 セミファイナルは、ACAやオクタゴンで活躍しているミハル・マルティネク対元UFC戦士のダニエル・オミランチュクだが、オミランチュクは三連敗中という事もあり、下馬評はマルティネクがややリード。しかし試合は積極的に攻撃するオミランチュクが距離をとって試合を進めようとするマルティネクより評価され僅差の判定でオミランチュクが勝利した。
 また、前ライトヘビー級王者、トマシュ・ナルクンが元UFC戦士のルイス・エンリケ・ダ・シルバと対戦。近年の戦績からナルクンが下馬評ではリードしていたが、シルバの強烈な前蹴りが炸裂し、ナルクンがダウン。追撃のパウンドをレフェリーが制して、シルバが下馬評を覆して衝撃的なKO勝ちとなった。

■ KSW 75: Stasiak vs. Ruchala
日時:2022年10月14日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ノヴィ・ソンチ

<フェザー級>
○ロベルト・ルチャワ(ポーランド)
 判定
●ダミアン・スターシャック(ポーランド)

<ヘビー級>
○ダニエル・オミランチュク(ポーランド)
 判定
●ミハル・マルティネク(チェコ)

<ライトヘビー級>
○ルイス・エンリケ・ダ・シルバ(ブラジル)
 2R 0分28秒 TKO
●トマシュ・ナルクン(ポーランド)

<フェザー級>
○アダム・ソルダエフ(ポーランド)
 判定
●オレクシー・ポリシュク(ウクライナ)

<ライトヘビー級>
○マダリン・ピルヴレスク(ルーマニア)
 1R 1分35秒 TKO
●アダム・トマシック(ポーランド)

<ウェルター級>
-ヤン・リアッセ(ルクセンブルク)
 ノーコンテスト
-エイドリアン・グララック(ポーランド)


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