[ファイトクラブ]RAWエドモントン超入Jガルガノ加ケビン米α院サミ・ゼインAJエッジ

[週刊ファイト10月6日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼RAWエドモントン超入Jガルガノ加ケビン米α院サミ・ゼインAJエッジ
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■ WWE RAW
日時:9月26日(現地時間 日本YouTube水曜以降)
会場:カナダ・アルバータ州エドモントン ロジャーズ・プレイス


 なにしろ地上波FOX「金曜夜8時」放送のSmackDownは235.5万人の平均視聴者、視聴率0.63%を叩き出したばかりである。カナダはアルバータ州のエドモントンの巨大なロジャーズ・プレイスが、びっしり超満員の光景に仰天すること必至だろう。やはり2強時代になると、競争によって全体が底上げされる。凄まじい会場の風景こそが最大のハイライトのRAWなのであった。

◆イヨ・スカイがビアンカ・べレアとの“王者対決”で無念の黒星
 ベイリーはビアンカとのRAW女子王座戦がラダー形式に決定

 WWE女子タッグ王者イヨ・スカイがRAW女子王者ビアンカ・べレアと“王者対決”で再戦も、得意のムーンサルトが決められず無念の敗戦、ベイリーは要求した「エクストリーム・ルールズ(ER)」のRAW女子王座ラダー戦でビアンカと対戦することが決定した。
 ビアンカがアスカ&アレクサと共に番組オープニングに登場すると先週、「エクストリーム・ルールズ(ER)」で王座挑戦を表明したベイリーに「イヨ&ダコタがどうせ邪魔するんでしょ。王座を掛けて対戦するならアスカ&アレクサにはリングサイドにいてもらう」と王座戦に言及した。するとそこへダメージCTRLが現れるとベイリーは「私が負傷欠場してたからビアンカは王者になれただけ。ERではラダー戦で勝負だ」と要求すると、イヨはビアンカに挑発されて2人の対戦に移行した。

 イヨは掌底アッパーやダブルニー、オクトパスホールドと連続攻撃で攻め込むとビアンカにショルダータックルから鉄槌連打で反撃された。中盤には顔面へのランニングビッグブーツやビアンカの髪を踏みつけて卑劣な攻撃を狙えば、ムーンサルトの応酬を制したビアンカにKODを狙われてハイレベルな攻防を展開。終盤にはイヨがコーナートップからのアームドラックやダブルニーを決めると止めのムーンサルトを狙ったが、ビアンカに阻止されて場外に落ちると、その隙にセコンドのベイリー&ダコタがビアンカのクロスボディで排除されてしまう。

 続けてイヨが掌底アッパー連打からスプリングボードで追撃を狙ったが、これを回避したビアンカに捕まるとKODを叩き込まれて3カウント。イヨがビアンカに猛攻を仕掛けるも決定打を決められず、無念の敗戦を喫した。ビアンカ vs. ベイリーのRAW女子王座ラダー戦が行われる「エクストリーム・ルールズ」は日本時間10月9日にWWEネットワークで配信される。


 セス・ロリンズのマイクに、大観衆が入場曲のハミングで答える。凄い光景である。中身はNXTで仕様された「ファイトピット」檻を使ってのマット・リドルとの3度目の正直だ。レイ・ミステリオとの試合は、やはり途中からドミニクがパイプ椅子を持って現れ、結局はJudgement Dayのリア・リプリーにレイがコーナーポストにぶつけられて、セスのカーブストンプからの ペルービアン・ネクタイなる関節技でギブアップを奪った。


 昔の『刑事コロンボ』で「意識下の映像」(1973年)エピソードがあって、未だにどっかの局で繰り返し再放送されているんだが、画面の途中にサブリミナル・メッセージを挟んで映画館でポップコーンを買わせる、喉を乾かせてコーラを買わせるテクニックなんだが、2020年はQRコードだから、一瞬ではなく結構長く出るんですけど(笑)。
 このところしつこくやってるWhite Rabbitの登場予告である。しかも、昔のジェファーソン・エアプレイン、グレイス・スリック(調べたら現在82歳生存中)が呪文のように唄う1967年の曲という・・・。なんか、古すぎて今の客は知らないと思うんですけど。はい、近くブレイ・ワイアットが復帰します。親父IRSことマイク・ロトンドの趣味なんでしょうか。


 目玉のひとつ、ジョニー・ガルガノが、カナダ人ケビン・オーエンズと組んだ職人組が、米国旗を振りまわして「ここではヒール」を煽るアルファ・アカデミー(チャド・ゲイブル&オーティス)を成敗します。

 中身はきっちり魅せてくれました。途中でオースチン・セオリーがMITB権利書のブリーフケース持って出てくるも、最後がガルガノがゲイブルにスリングショットDDTを決めました。続くオモスの試合はYouTube丸ごとカットなので紹介しません。正解です(笑)。


 YouTube短縮版、続いてはガルガノ夫人で出産終えてRAWデビューとなったキャンディス・レラエが、ニッキーA.S.H.をスインギング・ネックブリーカーで仕留めるカードでした。お仕事役のニッキー、仮面を自分で取っていたからキャラ終了なのかも。キャンディスはまた紫雷イオとやって下さい。まぁトリプルH政権というのは、NXTでやってたことを一般向きに焼き直すことなんですから。


 さて、目玉のサミ・ゼインvs.AJスタイルズである。両親がシリア人なので『クラウンジュエルズ』には行けないのだがカナダ国籍である。SmackDownに続いてのRAW登場だから大きなプッシュには違いない。”名誉兄弟”のTシャツ、さっそく売れているらしい。NXT時代、こいつは凄いと専門媒体は活字にしてきたわけだが、元エル・ジェネリコ、苦節を経てようやく認められてきた。非常に喜ばしい。

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