25日、バーニング・スピリット最終戦が神戸にて開催され、3大タイトル戦が行われた。メインでは、8月2日浜松のG1公式戦でウィル・オスプレイがまさかのデビッド・フィンレーに敗退。フィンレーは執拗にIWGP USのベルトへの挑戦をアピール。この日に漕ぎつけた。
試合は、一進一退の攻防となり、どちらが決めてもおかしくないような展開に。後半、フィンレーがオスプレイの手をテーブルの上に置き、シレイリ(棍棒)で、指を殴打。悲鳴をあげてのたうち回るオスプレイ。ここから、テーブルへのACID DORP、パワーボムで青色吐息のオスプレイを更に攻め、王座奪取まであと一歩のところまで来たが、最後は気合のオスプレイがヒドゥンブレード、ストームブレイカーのフルコースでベルトを死守!
そのまま、マイクで締めるのかと思いきや、内藤哲也が挑戦表明。しかしそこにザック・セイバーjr.が『オイ、オイ、オイ!』と割って入り自分が挑戦するとアピール。さて、この2人で次期挑戦者決定戦を行うのか? この先に注目だ。
セミは、タッグマッチながらアンダーソンに勝利した棚橋がNEVER初防衛の相手に名乗りをあげ、この日対峙。ドグ・ギャローズの妨害などもあり苦戦を強いられたが、見かねた矢野通が助っ人に登場。しかし、矢野の手助けも虚しく、最後は電光石火のガンスタンを喰らい棚橋轟沈。
試合後、ジェイ・ホワイト、外道も乱入。それ見て、タマ・トンガも棚橋の救出に入り、リング上は大混乱。そこへ、タマとは決別してたヒクレオが登場。当然バレットに加担するのかと思いきや、ジェイの首を掴み、そのままタマに振り、ガンスタンをお見舞いし、完全にジェイをのしてしまった。
ハグするタマ兄弟に、場内からは拍手喝采! 血より濃い物はないという事だ。
IWGPジュニアタッグは、前王者“6or9”のリベンジマッチだったが、健闘虚しく再び敗退となった。
■新日本プロレス『バーニング・スピリット』
日時:2022年9月25日(日) 16:00開始
会場:兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆:3150人(主催者発表)
<第1試合>
○鷹木信悟
高橋ヒロム
BUSHI
8分43秒 グラウンドコブラツイスト
●エル・ファンタズモ
KENTA
ヒクレオ
<第2試合>
△ドク・ギャローズ
3分45秒 両者リングアウト
△矢野通
<第3試合>
ジェフ・コブ
○グレート-O-カーン
7分57秒 IMPERIAL DROP⇒片エビ固め
バッドラック・ファレ
●チェーズ・オーエンズ
<第4試合>
内藤哲也
●SANADA
9分32秒 タイチ式外道クラッチ
ザック・セイバーJr.
○タイチ
<第5試合>
オカダ・カズチカ
真壁刀義
●本間朋晃
12分09秒 トーピード⇒片エビ固め
○JONAH
シェイン・ヘイスト
バッドデュード・ティト
<第6試合>
タマ・トンガ
●邪道
10分39秒 Bone Lock
ジェイ・ホワイト
○石森太二
<第7試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[第70代王者]
TJP
○フランシスコ・アキラ
12分43秒 ザ・リーニング・タワー⇒エビ固め
[挑戦者]
●田口隆祐
マスター・ワト
※TJP&アキラが初防衛に成功
<第8試合 NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
●棚橋弘至
13分37秒 ガンスタン⇒片エビ固め
[第37代王者]
○“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
※アンダーソンが初防衛に成功
<第9試合 IWGP USヘビー級選手権試合>
[第16代王者]
○ウィル・オスプレイ
28分22秒 ストームブレイカー⇒片エビ固め
[挑戦者]
●デビッド・フィンレー
※オスプレイが2度目の防衛に成功
<拡大詳細版は9月30日発売の週刊ファイト(10月6日号)に収録>