[ファイトクラブ]CジェリコROH アクレイムド MOX戴冠AEW契約サレヤ元ペイジNY$1MM

[週刊ファイト9月29日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼CジェリコROH アクレイムド MOX戴冠AEW契約サレヤ元ペイジNY$1MM
 photo by George Napolitano 編集部編


■ AEW Dynamite Grand Slam
日時:9月21日(現地時間)
会場:米ニューヨーク州NYCクイーンズ フラッシング・メドウ アーサー・アッシュ・スタジアム

 二度目となるテニスUS Open会場でのAEW大会は、とてつもない大成功に。日本の読者目線では2時間の特番となる現地金曜夜中放送予定のRampageにグレート・ムタが登場したことがニュースだろうが、こちらは放送を見終わってからにとっておくので土曜日にたっぷりと詳細することにする。
 本戦Dynamiteのほうは3大王座に新チャンピオン誕生のみならず、WWEでペイジだったサレヤのサプライズ登場と、ニュース満載。これでもか、これはどうだの盛り沢山の内容に。まぁDynamite2時間番組だけでなく、特番2時間のRampageも収録したので平日なのに終了が深夜12時半をさらに超えてしまう課題はあったのだが、PPV大会ではないのに興行収益だけで100万ドル突破の特大快挙を達成。
 平均視聴者数も5週連続となる大台越えの103.9万人、18-49歳デモグラフィック視聴率は0.35%を記録するのであった。

 サプライズの隠し玉があることはわかっていたので本誌はジョージ・ナポリターノ記者を派遣。自前写真にて現地媒体評を面子に賭けて上回ることをお約束する。


 番組はクリス・ジェリコ様の♪Judasでの大合唱お出ましから。巨大なスタジアム会場で全員が唄うと、もう凄まじい光景になる。ご丁寧にTVカメラはアイアン・メイデンTシャツ姿の客をアップにしたりと、演出ディレクターよくわかってるなぁ(笑)。ということで、クラウディオ・カスタニョーリのROH王座防衛戦である。

 まぁ結末がどうなるかはわかっていたカードではあるが、それにしても激しいチョップの打ち合いや、場外に投げられた場面では老体のジェリコさん、腰を打ち付けて暫く立てずマジにここで終わりかもという危ない箇所もありと、お客に煽られてハードヒットの大熱戦を展開。元ROHキャリー・シルキン代表が客席にいるんだが、案の定ガツンとやられてました。少しは軽くなったとはいえ、重いジェリコをカスタニョーリはジャイアント・スイングでブンブン回す激闘に。


 写真は2台のカメラによるものを上段、下段にわけたのであるが、最後はオーブリー・エドワーズ女史があっち向いた瞬間にジェリコが急所蹴りを見舞うことで、ジューダス・エフェクトが決まるフィニッシュでのジェリコのROH王座初戴冠。JAS(ジェリコ・アプリシエーション・ソサエティ)軍団がお祝いするんだが、ズル勝ちの結末に一人、ダニエル・ガルシアだけは浮かぬ顔という絵にしてました。


 続いてSwerve in Our Glory(スワーブ・ストリックランド&キース・リー)のAEWタッグ王座防衛戦の順番にしたことがよく考えてある。なにしろ挑戦者アクレイムド(MAXキャスター&アンソニー・ボーエンズ)は、シカゴの『All Out』でバカ受けの大人気に。まして地元ニューヨークだから、この再戦で・・・となるのは予想出来たことだろう。シザース(ハサミ)のポーズでタッチするRAP唄って入場するDJ組だから、最初の試合でもう完全に出来上がったスタジアムのお客さん、花道段階からアクレイムドに大声援である。こちらには息子たちを見限ったビリー・ガン親父が参謀でついている。
 ちょっとマックスが膝を痛めてしまい、予定の段取り通りにいかなくて途中で展開変更になってしまうんだが、大半の視聴者にはそこまでわからないこと。大いに沸かして全員がんばったことは間違いない。


 こちらもフィニッシュは、レフェリーの見えないところで場外でビリーがSwerveにガツンとやってからリングに戻し、MAXがマイク・ドロップを決めるというズル勝ちなんだが、紙吹雪も舞ってのHappyフィーナーレとなるのであった。


 濃い分析と深い情報は[ファイトクラブ]月額999円サブスクリプションお願いしますとなる本誌なので、順番変えて先にニュース箇所を紹介しておく必要がある。女子4way戦後、知らない音楽が鳴って・・・ありゃ? WWEのペイジが元の英国でのリングネームに戻ったサレヤではないか。これはビッグなサプライズである。なにしろ首の大ケガから5年も試合から遠ざかり、GM役とかでちょこちょこと番組には出ていたが、WWEはメディカルがクリアしないとの判断から7月に退団となっていた。


 試合が出来るかどうかは未知数なんだが、AEWの女子部門にとってこれは非常に大きい。なにより、耳をつんざく会場の大歓声がすべてを物語っている。Dynamite用の隠し玉が解禁されたのだ。

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