[ファイトクラブ]シカゴ入りAEW前哨戦志田光!KオメガYバックス究極United Empire

[週刊ファイト9月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼シカゴ入りAEW前哨戦志田光!KオメガYバックス究極United Empire
 (c) AEW 編集部編

■ AEW Dynamite
日時:8月31日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ NOWアリーナ


 いよいよAEWクルーがシカゴ入り。現地日曜の『All Out』大会までずっと第二の拠点であるシカゴでの生中継となる。最初は例によって客席から出てきたのはジョン・モクスリーだった。「俺は60分の試合もやれるが、なんだCMパンクは・・・」と、3分で統一王者になったクリーブランド大会を振り返る。
 自分だけサインした白紙の契約書をリングに置いていき、「王座戦はオープン・チャレンジだ。New Japanの選手でもいい」とやるんだが、それを拾いにきたのはCMパンクの最初のコーチにして、マネージャー格の師匠という布石が打たれる。


 次に、ダニエル・ガルシアがクリス・ジェリコ親分に謝罪する事前収録セグメントが挿入され、ジェリコは『All Out』について、(減量に成功しての)「ライオンハートでやる」と言うだけでなく、「Wrestling in Romance ダニエルソン」とも。天龍源一郎のW.A.R.時代、レッスル&ロマンスで闘うとの決意表明は、アメリカ視聴者にはなんのことかも全くわからなかったと思うが、日本からの視聴者は「およよ!」だったかも。そして解説席へ向かうのだ。そこからブライアン・ダニエルソンvs.ジェイク・ヘイガーが始まる。当然ながらジェイクはUWFスタイルというか、格闘技殺法でブライアンを痛ぶっていく。

 試合はブサイク・ニーが決まってブライアンの勝利となるも、JAS(ジェリコ・アプリシエーション・ソサエティ)が黙っているハズもない。暴行が始まるのだが、Black Combat Clubのウィラー・ユウタ、クラウディオ・カスタニョーリが走って来て救援に。しかし、ジェリコ親分が解説席からなだれ込み椅子を振り上げるのだが・・・ダニエル・ガルシアが妨害するのだ。

 やはりガルシアはそっちの側でしたか。ブライアンはジェリコにもブサイク・ニーを見舞うのであった。Wrestle and Romanceの大河ドラマがついにクライマックスを迎える。


 ウイングメンなるユニットは、長髪にしたピーター・アバロン、ライアン・ネメス、セザル・ボノーニ、JDドレイクのユニットらしい。「俺たちはなかなかTVに登場出来ない」と不満を述べるんだが・・・。ありゃ? 図書館員ピーター・アバロンは、契約更改なしといったんAEWから放り出されたハズなんだが、再契約とは知りませんでした。そこに元Impact WrestlingのWモリッシーが出てきて、全員を長身から繰り出すチョークスラムで叩き付ける。確か1回テストで出てきたと記憶するが、やはり使うのか? 最後はスカウトマンのストークリー・ハザウェイから名刺を受け取ってました。ふ~ん。


 サンダー・ロサが怪我を理由にして『All Out』に出ないとなって、4wayでの暫定王者戦が発表されている女子部門なんだが、ロサの日本流のStiff(固い)な試合運びでジェイミー・ヘイターが鼻を折られたとか、色々ゴタゴタも聞こえてきてる。今回は前哨戦ということで、ブリット・ベイカー&ジェイミー w/レベル notレバと、志田光&トニー・ストーム組というタッグ戦に。

 WAVEのレジーナ王座ベルトも持ち込んでいた志田だが、傍系番組DARKでは防衛戦やったらしいけど、Dynamiteではさすがに日本通でも知らないベルトの件は実況触れず。ただ、志田が目立ちまくる試合ではありました。現地媒体は「良い試合だった」と誉めているのを見かけたんだが、どうかな? 志田もStiff過ぎるだろうに。やられ役ジェイミー・ヘイター2度も頭打ってたゾ。本誌は見逃しません!
 試合はレバから手袋受け取っていざフィニッシュというベイカーに、志田のカタナが決まります。もっとも前哨戦なんで、ということは、PPVで暫定王者になるのは・・・以下、自粛します。


 さて、冒頭のCMパンクの貢献人はエース・スチールという名前なんだそうだが、「お前がやらないでどうするんだ」と胸ぐらまで掴んで説得に。なにしろ鋼鉄”スチール”ですから(笑)。ということで、シカゴのお客さんの後押しで客席側でサインするCMパンクなのであった。

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