PEACE2所英男-池本誠知魅了 女子タイヤファイト新王者誕生 へずまりゅう会場現れず波乱

 コンセプトは世界平和 所英男vs.池本誠知魅了 女子タイヤファイトタイトルマッチは新王者誕生 へずまりゅう会場に現れず試合中止の波乱 8・28大阪PEACE2

森本、悲願の女子タイヤファイトOSAKAのベルトを奪取

■メインイベント第9試合 女子タイヤファイトOSAKA-50kgタイトルマッチ “タイヤファイト女子日本一決定戦”1分2R

OSAKA王者 ×大八木友美(FREEDOM@OZ) vs. 森本圭美〇(FightingTeamA-TOYS)

※2R判定1-2 森本が第2代王者、タイヤ女子日本一に

 マスメディア再注目のリベンジマッチが実現。
 今年初頭、鳴り物入りで女子タイヤファイトに参戦表明した森本。元プロボクシング女子アジア王者という肩書。そして既婚者の美魔女達が集結するミセスユニバースjapanファイナリストという話題十分の実績を引っ提げタイヤイン。その模様は関西地区で地上波中継もされ多くの話題をもたらした。しかし、そのOSAKAベルトを実力で奪取し、タイヤファイト初の女子王者に輝いたのはフィジーク女王経験のある大八木友美だった。ベルトを巻き、すでに王者の風格を醸し出す大八木は、このリベンジのワンマッチにかなり集中してくることが予想される。真夏の夜に、あの大接戦が再現されることとなった。

 試合はコイントスからオーソドックスでスタートで試合開始。1Rから積極的に打ち合う両選手。大八木は左右のストレートを主武器にリーチ差を生かす作戦。
 森本はサークリングからのフットワークで対抗しながらパンチを繰り出す。
 幾度かのプッシュや、組みつく反則が両選手に見られたがこのラウンドは両者ポイントを取ることなく終了。

 試合が動いたのは2Rからで、サウスポースタイルになった途端大八木の猛攻が森本を捉えて、最後は左の返しでタイヤアウトを取られる。王者大八木ポイント先取。2本目、今度はオーソドックスでのスタート。左右のパンチから右フックを繰り出し、大八木がバランスを崩したところで左ストレートを合わせタイヤアウト奪取。森本がイーブンに戻す。そして再開はサウスポースタイル。疲れの見える森本は最後の力を振り絞る。もつれた所でバランスは崩した大八木と森本が崩れたが、ここで審判は大八木のタイヤアウトを宣告。微妙な判定であったが、理由は縺れる前にバランスを崩した大八木の態勢が既に相撲の「死に体」状態にあったこと。ここで王者、大八木は追い込まれる。その後反撃を試み連打を放つが、タイヤアウトには繋がらず試合終了のゴング。判定2-1の僅差であるが、新王者が誕生。赤いベルトは森本圭美の元へ移動した。

 悲願のタイトルを奪取した森本は、「今年3月に8年ぶりにリングに上がって、その時大八木選手に負けてしまって、今回は死に物狂いでやりました。皆さんに言いたいことは、たとえ幾つになってもやりたいことがあったらあきらめずに挑戦して欲しい。応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。」
と感謝に意を述べた。

■第6試合 闘宝伝承presentsグラップリングスペシャルエキシビション 3分2R

所英男(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)vs. 池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)

※エキシビションの為勝敗無し 試合後 闘宝伝承presents公開スパーリング 池本誠知VSアレクサンダー大塚が3分間行われた。

 RIZINに出場したばかりのメジャーファイター所英男が、DEEP王者経験持つ関西の池本誠知の至極のグラップリング対決がPEACEで実現。両選手共にスピーディーな動きを信条としており、噛み合う試合が期待される。

 先に入場は池本誠知。体の仕上がり具合が引き立つ。所は桜庭和志主宰のグラップリングの祭典「クインテット」のコスチュームで入場。

 1R ゴング早々からイマナリロールで池本の足を捉えて会場を沸かす所。再開後、タックルからバックに回ろうとする所に、池本はビクトルからの膝十字の切り返しを見せる。そのままマウントを奪い素早いムーブから腕を取る。これを交わした所は腕ひしぎ逆十字を狙うが、反転した池本が上を取る。U系スタイルのような目まぐしい展開。バックに回り込み、ジャーマンを狙う池本の対し、所はアームロックの切り返し。その後縺れたところで第1ラウンド終了のゴング。

 2R飛び込みの引き込みから、オモプラッタを狙う池本。これを所が反転して返す。両者腕の取り合いから所は膝十字一閃。所が池本から最初のタップを先制。再開後、またも一瞬の隙をついた所の膝十字を、今度はなんとか凌ぐ池本。そこからバックをキープに回り込み、所にリアルネイキッドチュークを仕掛ける。これががっちり決まり、今度は所がタップ。時間終了間際、池本のフロントスープレックスからのキムラロックががっちり入ったかのように見えたが、所はこれを凌ぎ切りタイムアップとなった。

 試合後、マイクを取った所は「自分は、桜庭(和志)選手とも練習させてもらっています。自分は特にクインテットの何者ないのですが、いつか池本さんをクインテットの舞台で見てみたい!」と熱いエールを送った。

大迷惑へずまりゅう。会場に現れず。300万を賭けての代替試合が組まれる。

■MMA ヘビー級 スペシャルマッチ 3分2R

アンディ南野(大阪キックT.B.NATION)vs. へずまりゅう(元迷惑系ユーチューバー)
*試合中止 へずまりゅう熱中症により試合出場辞退表明

■第7.5試合 MMAスペシャルマッチ 1分2R延長有

〇アンディ南野(T.B.NATION)vs. リーチ・マイルド×(フリー)

※延長R 58秒KO

 へずまりゅうの熱中症により欠場という不本意な結末に溜飲の下がらないアンディ。急遽かわりに自身の首に300万をかけた賞金マッチを提案。それに呼応して手をあげたのは、人気ラグビー系YouTuber・ノッコン寺田の相方のような立ち位置のリーチ・マイケルをパロディーにしているリーチ・マイルドだった。

 急遽の試合に1R目こそなかなかの奮闘を見せたリーチ・マイルドだったが、2R目、ガス欠気味になってからはアンディの1方的な展開。顔が変形するほどの強烈なダメージを受けながらも何度も立ち上がったマイルドだったが、最後は延長1R8秒でレフリーが試合を止めた。アンディの圧巻のファイトと、剛拳を被弾し続けながら戦い抜いたマイルドに大きな拍手を送られていた。

■ PEACE 2(T-0009タイヤファイトJAPAN X ACF78th)
日時:8月28日(日)
会場:176BOX(大阪府豊中市庄内東町5-7-25)主催:PEACE大会実行委員会

<第1試合 グラップリング フェザー級(-65.8㎏)5分1R>
●松谷流行(LION GYM)
 1R 1分22秒 腕十字
〇長野将大(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)

<第2試合 キックボクシング -58㎏ 3分2R>
〇徳☆正(FightingTeamA-TOYS)
 2R 2分44秒 TKO
●戸上祐一(ExcellentOne)

<第3試合 女子プロレス シングルマッチ 10分1本勝負>
〇花園桃花(フリー)
 6分32秒 エビ固め
●めでタイガール(道頓堀プロレス)

<第4試合 極真護身空手 2分1R(延長1R)>
〇スミヒデアキ(拳和館/道頓堀プロレス)
 判定1-0
●中川達彦(キングダム府中)

<第5試合 闘宝伝承presentsプロレス シングルマッチ 15分1本勝負>
〇アレクサンダー大塚(AODC)
 6分43秒 ジャーマンスープレックス
●田馬場貴裕(IMPACT)

<第6試合 闘宝伝承presentsグラップリングスペシャルエキシビション 3分2R>
所英男(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
 エキシビションの為勝敗無し
池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)
※試合後 闘宝伝承presents公開スパーリング 池本誠知vs.アレクサンダー大塚が3分間行われた。

<第7試合 ACF MMAフェザー級(-65.8㎏)王座決定戦 5分3R>
●かずま(OSC)
 1R 3分28秒RNC
〇拳士郎(フリー)
※拳士郎が第2代王者に

<第7.5試合 MMAスペシャルマッチ 1分2R延長有>
〇アンディ南野(T.B.NATION)
 延長R 58秒KO
●リーチ・マイルド(フリー)

<セミファイナル第8試合 ACFキックボクシングスーパーライト級(-63.5kg)王座決定戦 3分3R>
松崎亮磨(大阪キックT.B.NATION)
 2R 1分22秒 ノーコンテスト
中野功貴(颯修館) 

<メインイベント第9試合 女子タイヤファイトOSAKA-50kgタイトルマッチ “タイヤファイト女子日本一決定戦”1分2R>
[OSAKA王者]●大八木友美(FREEDOM@OZ)
 2R判定1-2
[挑戦者]○森本圭美(FightingTeam A-TOYS)
※森本が第2代王者、タイヤ女子日本一に

ラウンドガール:菜畑有加里
リングアナウンサー:マグナム北斗、神宮寺しし丸、湯川禎哉
レフェリー:スミヒデアキ、内川高行、田中祐樹、難波久美、冨宅飛駈、秀美、入江秀忠
医務係:三間克仁

詳細版収録


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