8・25後楽園ストロングスタイルプロレス、メインはS・タイガーvs.真霜レジェンド王座戦!

8・25後楽園大会が1週間後に迫ったストロングスタイルプロレスが都内某所にて会見を開いた。会見には、初代タイガーマスク/佐山サトル、新間寿会長、ジャガー横田、平井丈雅代表、スーパー・タイガー、間下隼人、タイガー・クイーン、真霜拳號が登場、大会へ向けて意気込みを語った。メインイベントでは、至宝のレジェンド王座を賭けてスーパー・タイガーと真霜拳號が激突する。

 会見はまず、平井代表から各試合の概要が説明され、第1試合出場予定だった高瀬みゆきの欠場とPURE-J女子プロレスLeonの緊急参戦が発表された。

 また、タイガー・クイーンのTwitterアカウント開設も合わせて発表。なおこのアカウントはタイガー・クイーン個人によって運営されていくとのことで、開設早々に早くもフォロアーが1000人を突破、人気の高さを証明した。

 続いて過激な仕掛け人、元新日本プロレス取締役営業本部長・新間寿会長がマイクを持つと時節について持論を述べ、チャクリキ甘井代表と会談の場を持ったことを公表。

さらに
「『新間さん、プロレスこそ元気をつけるものじゃありませんか』
そう、彼(甘井氏)は言いました。
 ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、初代タイガーマスク、色々な人が脳裏に浮かびます。
このコロナ禍の中の闘いで、観客の熱狂は求めるべくもありません。しかし、タイガー・ジェットシンと死闘を繰り広げていた頃にアントニオ猪木が私に言ったことがありました。
『どんな地方で、どんな少ない人たちであろうと、我々は6m40cm四方の中で死力を尽くして闘う。こういう姿勢が新間、客を呼ぶんだ! 』
これがアントニオ猪木の持論でありました。それを引き継いだのが、初代タイガー・マスクと『ストロングスタイルプロレス』であり、それに共鳴して参加してくれたのがジャガー横田さんであります。そして今、新たに、タイガー・クイーンが産まれました。
 タイガー・クイーンは、言葉では語らず、口では語らず。そして文字でもって皆さんに自分の…なんて言うか…私は携帯はガラケーしか使えませんので(Twitterのことは)存じ上げない。しかし、うちの孫は一生懸命…小学校4年ですけど、発信しております。
 そういう様な形でもって…彼女はこれから色々な形でもって、世のため人のために…そういう場で自分の心を打ち明ける。そういう気持ちになってもらうということを、私は望んで止みません。
 来週8月25日の後楽園ホールは私にとっては…コロナ禍の中で、本当に景気も何も、国民の心も傷んで。そういう国を私たちは元気づけるために、プロレスというのはあるんだと。そういう精神的なものを、肉体的なものをも、6m40cm四方のリングの中から発信するんだ! という、そういう気持ちは、猪木さん、馬場さん、ジャンボ鶴田…坂口さんであり、タイガーマスク、昭和のプロレスラーは持っておりました。これから我々がやる、ストロングスタイルプロレスもまたそうです。
 そして初代タイガーマスクの、あのリングの中の動きを見る度に…そして1人、また1人と、あの世に去っていく人たちを思いだします。
 8月25日は、ジーン・ラベールという、モハメド・アリvs.アントニオ猪木の闘いのレフェリーをやってくれた方の追悼ゴングを、リング上で鳴らします。これはターザン山本さんの方から提案があって。
『新間さん、アリvs.猪木戦を思い出してくれ。あの世紀のイベントをやった時は、ボクシングはたった1団体で、時のヘビー級王者というのは世界でたった1人だった。今は3団体、4団体あって、世界チャンピオンは80人、90人といる。あの時はたった1人だった。そのモハメド・アリとアントニオ猪木は闘った。そのレフェリーのジーン・ラベールさんが亡くなったのはとても悲しい』
と。猪木vs.アリ戦を裁いたのは、ジーン・ラベールという、全米の柔道のチャンピオンでありました。大変長くなりましたけれども、25日には、そのジーン・ラベールを追悼する…ターザン山本の想いを、私共もリング上で受け止めて…そういう人たちの追薦として、テンカウントのゴングを打ち鳴らしたいと思っております。

 ジャガー横田が、私共の初代タイガーマスクのストロングスタイルのリングに上がり、そして女子プロレスが上がってくれる。そしてタイガー・クイーンができた。新しいものが次から次へと出てきて、そして古きものはどんどん、この世から去っていく。その、昭和プロレスの想いというものを、6m40cm四方のリングの中に遺していきたい。その遺された想いを、6m40cm四方の、プロレスというリングの中から発信していけるような形になれば、というのが私の想いということを皆様にお伝えして、挨拶に返させていただきます。長いことありがとうございました」

と、熱い心情を吐露、新間節を炸裂させた。
 これに初代タイガーマスク/佐山サトルは

「右に同じです。これからもストロングスタイルを…『昭和のプロレス』、『新間のプロレス』を…これに尽くしていきたいと思います。皆さん、応援のほどよろしくお願いいたします」
と、賛同。さらにメインの試合に関して
「前回の後楽園ホール大会の試合が、全て良い試合ばかりだった。2AWとストロングスタイルプロレスのタッグマッチも良い試合で、真霜選手とスーパー・タイガーもぴったり手の合う試合、闘いが出来るのを観て、幸福を感じました。
 今回のメインでもストロングスタイルのプロレスとして、最高の闘い、前回の様に盛り上がる最高の試合ができると確信しています。それを皆さんにぜひ見てもらいたいです」
とコメントを述べ、8・25後楽園へ向け、改めてストロングスタイルプロレスの闘いに自信を見せた。

 続いてジャガー横田が女子プロレス3試合のマッチメークの意図について説明を行った。

「本日はお忙しい中、ありがとうございます。
 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス、この団体は本当に敷居が高くてですね、女子のカードを組むのも、毎回、頭を悩ませております。

 今回第1試合は、Leon vs.ワールド女子プロレスディアナのななみというカードを組みました。これは高瀬選手が欠場ということで急遽、昨日Leon選手にオファーできた、という感じなんですが。やはり、ななみが、まだ高校1年生ですが、身体も大きくなり、力もついてきたということで、ストロングスタイルプロレスで試したいという気持ちから組んだカードであり、その相手に胸を借りたいということで、Leon選手にさせていただいたカードになります。これもお楽しみいただければ、と思います。


Leon

ななみ

 そして私のカードはですね、久しぶりになります、青木いつ希選手。ショーンキャプチャーで頑張っておられて…2年ぐらい前に会った頃はまだ、新人にちょっと毛が生えたぐらいの…勢いはある選手だな…とは思っていましたが、その後他団体、色々な所で力を付けているので、久しぶりにストロングタイルのリングで暴れていただきたいなと思って、今回はカードを組ませていただきました。相手になるのは、SAKI選手と沙恵選手。偶然にも名前が、SAKIと沙恵でなんか似てるな…という単純な発想で組ませてみましたが…ここ1ヶ月でこの2人と別々に当たっているんですが…存じ上げてない2人でしたが…闘ってみて、とても骨のある選手であって、基本、私の近くにいた選手しか見ていなかったんですが…ああ、ここにこういう選手もいるんだ、ああ、ここにこういう良い選手がいるんだ! っていうことを改めて感じた2人ではあったので、ストロングスタイルプロレスの方でチャレンジをしてもらいたいなと思って、カードを組みました。


2021年3月の後楽園大会に向けた会見にて、ジャガー横田と対峙した青木いつ希(右端)

SAKI


世志琥戦での沙恵

 そして、女子のメインなんですが、タイガー・クイーンの相手はDarkerZの2人ですね。
まず、チーターですか…チーターの方は、今までセコンドでは暴れてはいましたけど、試合をするのは初めてになります。新間会長が送った刺客ということで、注目はしていたんですが…なかなかできる選手達で、面白い存在だな…とは思っております。今まで試合で当たっていない、チーターを選びました。


前回セコンドとして乱入を繰り返した緑色のマスクの「ダーク・チーター」

 タイガー・クイーンを潰す! ということで出てきた3人ではありますが、タイガー・クイーンを潰したい奴はいっぱいいると思うんですね。
 そこでメディアやファンの皆さんにここで考えて、思い出していただきたいのは、私も、マッチメーカーという立場ではありますが、未だ現役のレスラーです。私もやはり、タイガー・クイーンを潰さなくてはいけないという気持ちになっているのあるので。その中でタイガー・クイーンを、素晴らしい選手だと思うからこそ、強い刺客を送っていかなければいけないという新間会長のお気持ちもわかりますし、私自身も潰す相手になっていかなければならない。それがやっぱり向上だと思います。私自身の、キャリアと年齢を考えると
『ああ…』
って、思われる方もいらっしゃるとは思いますが。やっぱりこう、プロレスは『魅せるもの』ではありますが、『勝負のもの』でもあると思います。なので、
『勝っていかなければ意味はない』
と私は思っておりますので、タイガー・クイーンを潰すために、私は何かを考えていきたい、と思っています。それをこう、皆様に再確認していただければと思います。前回の後楽園ホール、女子も男子も最高の闘い、良い試合だった…と、皆さんもご存知だと思います。でも、その最高の試合に負けない闘いを、今回の選手もやってくれると思います。マスコミの皆様もご期待いただいて、よろしくお願いいたします。ありがとうございました」

 ストロングスタイルプロレス初の8月開催となる後楽園大会、25日(木)は同所が日本で1番暑い場所となるのは間違いなさそうだ。

 全カードと、会見に登場した選手のコメント・質疑応答は以下の通り。

■ 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.18
日時:8月25日(木) 開場:17:30 開始:18:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール

<メインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負>
【王者】
スーパー・タイガー(第15代王者/ストロングスタイルプロレス)
vs.
真霜拳號(2AW)
【挑戦者】

真霜拳號コメント

「2AWの真霜拳號です。前回の試合後にレジェンド王座のベルトへの挑戦を表明したんですけれども。正直言うと、このストロングスタイルプロレスのリングでは全く実績を残してなかったんで、すぐに挑戦は無理かな…とも思っていたんですけども。
今回、タイトルマッチを組んでいただけたということで、これはやっぱり実績はなくても、僕の実力が認めてもらえたのかな、と思っています。自分の実力に自信はありますし、スーパー・タイガーの強さ、怖さっていうのは凄く実感しているんですけれども、それを上回る自信はあります。何より、このベルトを狙って僕は、このリングに、まあ言ってみれば、侵略しに来たわけです。なので、最短ルートでこのベルトをいただいて、それを完遂させたいと思います。あと1週間、コンディションを整えて1発で奪ります! 」

Q.「前回後楽園のタッグマッチでは団体対抗戦の独特の緊張感が漂っていたが、今回も団体の代表として闘うのか、それとも個人としてベルトを獲りにいく気持ちの方が強いのか?」

「自動的に、団体を代表すると言いますか…僕も今、2AWのチャンピオンベルトを持っています。この試合には賭かってはいませんけれども、ベルトを持ってるということは、当然、2AWという団体を背負ってることになりますので、団体対抗戦でもある、と
言っていいと思います」

Q.「スーパー・タイガーの印象は?」

「とにかくスーパー・タイガーという選手は、1発の怖さを持っていると思ってまして…まあプロレスなんですけれど…言い方が悪いかな?格闘技的な強さがズバ抜けているというか…そういう部分の強さなんですよね。なので、なんていうんでしょう…本当に
一瞬でも油断したら殺られる、一発で持っていかれる…そういう怖さのある選手だと思っています」

スーパー・タイガーコメント

「スーパー・タイガーです。
 もう、事ここに決まった以上、あまり多くを語りたくありませんが…しっかりとした覚悟を持って挑む。ただそれだけです」

Q.「前回後楽園のタッグマッチでは団体対抗戦の独特の緊張感が漂っていたが、今回も団体の代表として闘うのか、それとも個人としてベルトを獲りにいく気持ちの方が強いのか?」

「私自身も(真霜選手と)同じく、常にスーパー・タイガーとして、他団体なり、どのリングに上がるにしても、ストロングスタイルプロレスをしっかり背負って挑んでおります。以上です」

Q.「真霜選手の印象は?」

「しっかりとした格闘技としての強さの基礎があり、その上に、プロレスリングとしての懐の深さ、インサイドワーク…そういった部分で煙に巻かれる部分もあると思うので、その中でしっかりと照準を定めて挑みたいと思います」

<セミファイナル タッグマッチ 60本1本勝負>
タイガー・クイーン(ストロングスタイルプロレス) 梅咲 遥(ワールド女子プロレス・ディアナ)
vs.
ダーク・タイガー(DarkerZ) ダーク・チーター(DarkerZ)
※セコンド:ダーク・パンサー(DarkerZ)

タイガー・クイーンは平井代表からマイクを向けられたが無言で首を振り、ノーコメント。

 ここ数試合、タイガー・クイーンのセコンドに付かなくなった事を「潰す相手という意識の表れか?」と訪ねられたジャガー横田は
「そうですね…タイガー・クイーンの凄さを近くで見ていますので…それには可愛いからこそ敵にならなければいけない、と私は思っています。良いライバルができてこその成長なので…勝ってばかりじゃ面白くないと思いますよね?であれば潰す相手を見つける、もしくは自分が潰するという形になることがベストだ、と現役である私は思った。それが理由の1つかもしれません」
とコメントを述べた。

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
船木誠勝(フリー) 関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
vs.
関本大介(大日本プロレス) 将軍岡本(フリー)

<第3試合 タッグマッチ 30本1本勝負>
ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ) 青木いつ希(ショーンキャプチャー)
vs.
SAKI(初参戦/ COLOR’S) 沙恵(初参戦/柳ケ瀬プロレスLadius)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
間下隼人(ストロングスタイルプロレス) 日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs.
入江茂弘(初参戦/フリー) 大和ヒロシ(フリー)

間下隼人コメント

「いつも言ってると思うんですけど、自分の試合が1番ストロングだと思ってます。
対戦相手が、TORU選手がコロナ陽性ということで、大和ヒロシ選手に変わりましたけれど…メンツ的には全く問題はないと、私自身は思っております。
先ほど、ジャガーさんもおっしゃってましたが、どの試合にも内容で負けるつもりはないので、メインのスーパー・タイガーvs.真霜選手、タイガー・クイーン、そしてジャガーさんにも、私は負けるつもりはないので。
一番ストロングだと思ってます。死力を尽くさせていただきます」

Q.「『ジャガー横田61歳&46周年記念興行』で、難敵の新井健一郎選手からフィッシャーマンズ・スープレックス・ライオットで完璧なフォールを奪って驚かされたが、今回はどちらかの選手を狙っていくつもりはあるか?」

「そうですね。入江選手も大和選手も初対戦になるのですが…まあ、どういった選手かはあれだけ有名な2人なので解ってるので…どちらかといえば入江選手との対決が僕には合うのかなと思うので…入江選手狙っていきたいな…って気持ちはありますが、大和選手も…もちろんスリーカウントを狙っていきます。以上です」

<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
Leon(PUREーJ女子プロレス)
vs.
ななみ(ワールド女子プロレス・ディアナ)

※対戦カードは変更となる場合がございます。

■主催:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス
■共催:一般社団法人初代タイガーマスク後援会
■お問合せ:ユーレカ事務局 ℡:03(3833)3662
■公式サイト http://www.firsttiger.jp/

チケット情報
■席種・料金:
VVIP席(最前列・特典付):15,000円/VIP席(特典付):12,000円/
RS席:8.000円 /A席:6.000円/B席5.000円/
トライアルシート:3,000円/レディースシート(北側:女性限定):3,000円
■チケット発売所
e+(イープラス)  https://eplus.jp/tiger/
ファミリーマート店内マルチコピー機
チケットぴあ http://pia.jp/t セブンイレブン各店、
ローソンチケット http://l-tike.com/ ローソン各店、
チケット&トラベル T-1:03-5275-2778、書泉グランデ:03-3295-0017
オフィシャルショップ http://rjpw-shop.ocnk.net/

※会場ロビーに於きましてZERO1大谷晋二郎選手を応援する募金箱を設置させていただきます。


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