白熱の2連戦2日目、吉岡勇紀は昨夜の大一番の疲労見せず挑戦者箕浦をフロッグスプラッシュで沈め、公言通り最高の闘いでドラゴンゲート年に一度の神戸の祭典真夏のビッグイベントを締めくくった。
試合後吉岡の力のこもったマイクには、はやくも王者の風格と威厳と自信のほどが伺えた。
「箕浦、終わりじゃねえよな。きょう勝ったのは俺だ。いつでもかかって来いよ。俺は絶対に負けないからな。」
「俺は2年前にお前(ドラゴン・ダイヤ)を倒すためにメキシコに行って、ダイヤインフェルノとなって帰ってきた。でもな、マスクを矧いで、一緒に闘ってくれて、すごい良いパートナーなんだよ。ありがとう。」
「きのうきょうと勝った俺は、正真正銘のドリームゲートチャンピオンだ。
文句があるやつはいつでも言ってきて良いよ。俺は誰の挑戦も受けてやるからな。
神戸2DAYSご来場ありがとうございました。
この2日間、いかがだったでしょうか。
楽しかったですか。
俺がドラゴンゲートを面白くしていきますんで、これからもドラゴンゲートについてきてください。
2日間、本当に、本当にありがとうございました!」
昨夜ウルティモ・ドラゴン35周年記念試合のさなかにぼっ発した、ぺロス対ウルティモ、エル・イホ・デル・サントにザ・グレート・サスケを加えたユニットとぺロスとの抗争は、ウルティモがEitaにマヒストラル、サントがNOSAWAにカバージョで同時勝利を収めた。
いつになく正攻法の闘いで同門対決を制しベルトの初防衛に成功したH・Y・Oを敗者SBKが労う。
好敵手同士認め合えたのか、笑顔の下で隙あらば首を狙う心づもりのありやなしや。
■ ドラゴンゲートKOBEプロレスフェスティバル2022
日時:2022年7月31日(日)15:00
会場:神戸ワールド記念ホール(観衆2515人・主催者発表)
<第9試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 1/60>
《王者》
◯吉岡勇紀
24分40秒 フロッグスプラッシュ⇒片エビ固め
《挑戦者》
●箕浦康太
※王者が防衛に成功
<第8試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権 6人タッグ3WAYマッチ 1/60>
※決勝
《王者組》
望月マサアキ
◯望月ススム
望月ジュニア
15分47秒 ワールドライナー
《挑戦者組》
YAMATO
●ドラゴン・キッド
Ben-K
※王者組が防衛に成功
ジュニア耐え抜き父マサアキ根性の粘り見せススム大車輪でM3Kが、取り戻したオープン・ザ・トライアングルゲート初防衛に成功。
<第7試合 1/60>
◯ウルティモ・ドラゴン
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
◯エル・イホ・デル・サント
9分49秒 ウルティモがEitaにマヒストラル、サントがNOSAWAにカバージョで同時勝利
●NOSAWA論外
●Eita
スペル・クレイジー
マスターが念を送りつつ先陣切って入場のあと、ウルティモ・ドラゴンがブルーとシルバーの爽やかなコスチューム姿で登場。
トリはシルバーのコスが神々しいル・イホ・デル・サント。
そのマスクに手を掛けた男たちがふてぶてしく入場してくるとリングの上と花道の間にただならぬ緊張が走る。
血気にはやる校長をサスケが抑える珍しい図。
ゴングを待たずにぺロスに先制を仕掛けるウルティモ、サント、サスケ組。
リング上で孤立した論外を攻めまくる3人。昨夜の乱入、マスク矧ぎに怒り心頭の様子も、敵も形勢を逆転、今度は論外がサントのマスクに手を掛け矧ごうとしたところにウルティモ、Eita,サスケ、クレイジーで団子になってレフリーがカウント。
再びリング上でサントがローンバトルでマスク矧ぎに。ウルティモが必死に阻止に入るがこれを撃退、レフリーが止めに入る。が今度は場外でクレイジーがサントをいたぶる。
怒りが頂点に達したか、サントが猛反撃。論外を場外引き回し、客席に叩きつける。
リングに戻り今度はウルティモが論外を足攻め、助けに入ったEitaをショルダーホイップで撃退、代わって入ったサントとサスケがフライングクロスチョップの連携で見せる。
サスケがコーナトップから場外へデンジャラスなダイブでハラハラさせたあと、ウルティモ、サントがラ・マヒストラル、カバージョでぺロスからダブルで3カウント奪い2日ががりでようやく大団円を迎えたかというところでウルティモがマイクで論外に大説教。
マスクを破られ怒りが収まらない論外にサントがマイクで「くそ犬野郎」
「あいつの挑戦を時間無制限一本勝負を受けてやる」との校長の通訳にぺロス逃げ出す。
人生夢の如き。35周年を駆け抜けたウルティモのプロレスラー人生よ、永遠なれ。
幕あいの休憩時間、実況席でドン・フジイがサウナ―であることを明かし、銭湯で水風呂サウナで整ってビールを呑む人生を送りたいと、夢見るように語る。
ちなみに記者もサウナ―であり人生至上最高の幸福はサウナで汗を流し水風呂に入って整うこととの譲れない持論がある。
<第6試合 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 1/60>
《王者》
◯H・Y・O
14分41秒 ブラックパンサークラッチ
《挑戦者》
●SB KENTo
※王者が防衛に成功
<第5試合 1/30>
近藤修司
◯大鷲透
7分51秒 ノド輪落とし⇒エビ固め
土井成樹
●ミノリータ
<第4試合 1/30>
ドン・フジイ
◯ドラゴン・ダイヤ
6分20秒 ファイヤーバードスプラッシュ⇒エビ固め
吉田隆司
●菊田円
<第3試合 1/30>
新井健一郎
Kagetora
●パンチ富永
布田龍
7分54秒 フエゴ⇒エビ固め
グルクンマスク(琉球ドラゴンプロレスリング)
問題龍
◯U-T
飯橋偉進
<第2試合 1/30>
堀口元気
神田ヤスシ
◯斎藤了
6分21秒 裏足4の字固め
●このまま市川
しゃちほこマシーン
松山勘十郎(大衆プロレス松山座)
第2試合開始前に実況席に論外現れ斎藤GMとの繋がりを強調するかのようにキッドの席を奪って、GMの試合の実況解説を始める。
しゃちほこマシーンがトリッキーに堀口を飛ばすが斎藤GMに捕まり堀口にゴムを咥えさせられるが、誤爆で堀口ダメージ食らう。
これらの一部始終をクールに見据え「これは大丈夫なの?これもアリなの?ずるくない?俺の試合だけ注意されてさ。」
松山と斎藤の張り手合戦も「権力行使のパワハラ」と酷評。
いぶかられると「試合観たいから来てんだ。俺の話なんかいいじゃん」と誤魔化しながら厳しいコメントを繰り言よろしく続けていると、斎藤GMがこのまま市川の足を極めてタップさせ試合終了。
「もっとちゃんとした試合見たかったな。」とクールに締めあっさり消えていった。
<第1試合 1/30>
JACKY“FUNKY”KAMEI
ジェイソン・リー
ホーホー・ルン
●三代目超神龍
8分53秒 シエロ・フィナーレエビ⇒エビ固め
KAI
B×Bハルク
◯シュン・スカイウォーカー
ディアマンテ
昨日よりふたり増え4人になってパワーアップしたかと思いきや、きょうは良いところなしZ-BRADSにさんざんなぶられ果てたカンフー・マスターズ。
神戸限定ユニットとのことだが、神戸以外の地でも復活をとの呼び声高い。
負けたままで終わるわけにはいかない・・・はず。
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼真夏の神戸2連戦初日 ウルティモドラゴンデビュー35周年記念大会
※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’22年08月11日号サマースラムIYO登場Rフレアー最後 DragonGate Z1火祭り RIZIN亀田