[ファイトクラブ]サマースラム前日SD初HHH変革Dマッキンタイア25分尺シェイマス

[週刊ファイト8月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼サマースラム前日SD初HHH変革Dマッキンタイア25分尺シェイマス
 (c) 2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.
 by タダシ☆タナカ
・地上波ドリューとシェイマスいきなり長尺の大激闘から新生WWE開始
・NFLスーパースターだったマカフィーはHappyコービン急所蹴りに悶絶
・レイシー・エバンス欠場ショッツィとアリーヤNXTカード再現も3分+間
・ウーソズSプロフィッツ特別レフェリーJJジェフ・ジャレット顔見世
・ビーチウェア販促マックス・デュプリ登場妹役はNXT謎の美女の・・・
・狂暴バイキング・レイダース[PPVに出ない選手への処遇]ニューデイ
・Pヘイマン弁Bレスナー粉砕セオリー最後はドリューのクレイモア炸裂


■ WWE SmackDown
日時:7月29日(現地時間 日本YouTube日曜以降)
会場:米ジョージア州アトランタ ステートファーム・アリーナ


 今回のPPV大会『サマースラム』は現地土曜の夜の開催、日曜夜が『リック・フレアー引退試合』になる。ましてこのSmackDownから、実質トリプルHが指揮を執ることになり、果たしてどんな変化が見えるのか。注目の大会だったことは述べるまでもない。
 そして変革は第1試合から如実に出た。ドリュー・マッキンタイアvs.シェイマスの遺恨戦、日本からの視聴者にはピンとこないのかもだが、スコティッシュとアイリッシュの外国人対決である。ということで”Good Old Fashioned Donnybrook Match”と題された何でもあり戦は、アイリッシュ・ウィスキーの樽がリングサイドに並び、ビールが注がれたグラスもあると。もっとも黒のギネスじゃなかったのは小道具係りのミス。アトランタ・ホークスの本拠地ステートファーム・アリーナの周辺には売ってなかったのだろうか(笑)。南部なんで、専門店に行かないと売ってないことは現地事情なんだが・・・。


 それにしてもハードヒットな激しい試合に。パイプ椅子を並べたところにDDTで頭をガツンとやる場面では、音からもガチに打ち付けているのがわかる。そしてCMを2度挟み、YouTube版でもいったん生中継切って『サマースラム』の宣伝から始まっているから、どこがCMかは海外視聴者にもわかるのだが、なんと25分以上も攻防が続くのである。
 これがいかに画期的なことか。SmackDownは地上波FOXでやっているもっともお茶の間向き、ライト層大衆に合わせた番組作りが求められるわけで、CMの区切りが頻繁にある制約もあってか、いわゆる短いTVマッチをバラエティ色で並べるお約束なんだが、いきなりレスリング志向のNXTのような尺を割いての本格的な試合内容を提供したのである。

◆マッキンタイアが「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」での王座挑戦権を奪取

 ドリュー・マッキンタイアがシェイマスとダニーブルック戦で激突するとクレイモアで沈めて「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」でのWWEユニバーサル王座挑戦権を奪取した。マッキンタイアは入場時に突如背後からシェイマスに襲われて劣勢のままゴングが鳴らされるも、クローズラインやみちのくドライバーでシェイマスに反撃。さらにシェイマスのこん棒目つぶしやハンマーパンチ10連打を浴びるとネックブリーカーやパイプ椅子上のフューチャーショックDDTを叩き込んで激戦となった。

 終盤にはリッジ・ホランドのこん棒攻撃やブッチ(ピート・ダン)のクロスボディで介入されるとシェイマスに2ndロープからのホワイトノイズやブローグキックを食らうもカウント2。何とか劣勢を凌いだマッキンタイアは残った力を振り絞るとテーブル上へのパワーボムからクレイモアをシェイマスに叩き込んで3カウント。マッキンタイアが30年ぶりの英国スタジアムイベント『WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル』での王座挑戦権を獲得した。

 試合後にはマッキンタイアがMr. MITBセオリーにブリーフケースで襲撃されるも、番組エンディングではブロック・レスナーと乱闘したセオリーをクレイモアで襲撃KOするとそのままレスナーと睨み合って火花を散らした。マッキンタイアがWWEユニバーサル王座に挑戦する『WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル』は日本時間9月4日にWWEネットワークで配信される。


 激しい大熱戦のあとはコメディのセグメントである。「チケット買って入った」とHappyコービンが放送席のスグ後ろの席に座り、『サマースラム』で対戦するパット・マカフィーにポッポコーンを投げつけて挑発を始める。ちなみにボクシングでの実績が紹介されることも多いバロン・コービンなんだが、実は対戦するこの二人はNFLでの実績があり、フットボーラー対決なのである。

 ポッポコーン投げが止まらず、ついにキレたマカフィーだが、急所蹴り喰らってました。


 「レイシー・エバンスがメディカルをクリアーしなかったんで・・・」との実況で、これは前からここでやる予定だったアリーヤの試合がショッツイとのカードに変更。これ、まんまNXTのカードじゃないですか(笑)。ショッツイ、『マネー・イン・ザ・バンク』の自爆芸で怪我はするは、悪口書かれて精神的に参ったらしくてSNSアカウントを閉鎖するはだったんで心配してたんだが、ありがとうトリプルHなのだ。
 それにしても、怖いメイクになってヒール・プロモを繰り返していた元軍人のレイシー、そりゃコロナという可能性もあるけど、おばさんこそ精神的にオカシクなったんじゃないのかとも勘ぐってしまう。

 中身はNXTの展開をSmackDown用に3分強にしましたというアレで、大したことないんだが、ショッツイがマイクやろうとすると「お前じゃない」と、これまた怖いメイクのロンダ・ラウジー様が出てきて鮮やかな一本背負い!
公式カメラマン、余りにも早すぎたのかその瞬間は押さえられていません。


 このカードの前の挿入されたバックステージ映像で、ナタリア姉御がまたいちゃもん付けていたから、そのまま『サマースラム』で対戦するリブ・モーガンとロンダがなぜか組むことになり、ナタリア&ソーニャ・デヴィルというタッグ戦に突入。
 あまり出番のなかったソーニャの足を捻ってロンダ様勝利なんですけどね。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン