[ファイトクラブ]電撃的東京『ヤバイプロレス』ハードコア・セクシー&コミカル六本木の夜に机の破片とポールダンサーが舞う!

[週刊ファイト7月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼電撃的東京『ヤバイプロレス』ハードコア・セクシー&コミカル
 六本木の夜に机の破片とポールダンサーが舞う!
 photo & text by 大島慶山 編集部編
・ショーパブでのプロレス1枚チケットで踊る美女バーレスクも楽しめる
・3way戦 急所打ちが乱れて夏実もちと佐久田俊行がオルカ宇藤を粉砕
・富豪2夢路Rフジ三州ツバ吉WUW世界アンダーグランドレスリング連盟
・世羅りさ率いるプロミネンス解析!トリ松本都vs.柊くるみ&藤田あかね
・「六本木心中」富山智帆リングアナ特写!客席には小笠原和彦さんも


■ 六本木ヤバイプロレス『#超YAVAY 2〜SUMMER FESTIVAL2022』
 PROMINENCE × WUW × BURLESQUE アイリさん卒業記念大会
日時:7月18日(月・祝)
会場:六本木バーレスクヤバイBURLESQUE Annex YAVAY 観客70名

<第1試合 3way戦 30分1本勝負>
○夏実もち
○佐久田俊行
 7分34秒 丸め込みアシスト・ダブル・フォール
●オルカ宇藤

<第2試合 WUW 世界アンダーグランドレスリング連盟 特別試合>
富豪2夢路 リッキーフジ ○三州ツバ吉
 13分27秒 ツバ折り固め(アンドレ)
KAMIKAZE ●舞牙 ジョータ

<第3試合 女子ハードコアマッチ 30分1本勝負>
○世羅りさ 松本都
 13分12秒 羅紗鋏onテーブル(変形シュバインバスター)
柊くるみ ●藤田あかね

 7月17日(日)は、大阪のミナミで開催された男くさいイベント『PROKARATE-DO達人NEO』を観戦した。翌18日(海の日)は一路、早朝の新幹線でスーパーシティ東京に向かい、沢田研二や、YMOも東京タワー上空を舞っていた六本木界隈にやってきた。『六本木ヤバイプロレス』の会場である「六本木バーレスクヤバイ」というショーパブでプロレスが開催されたからだ。

 前回は桜吹雪が舞っていた4月16日(土)に開催されているので、今回の開催で2回目となる。今回も前回と同じく狭い会場のため、観客数も限定とはいえ、札止めの70名フルハウスだった。短いスパンで、当初はやや動員に苦戦しているという声も聞かれたが、開場時間になると当日券を購入しての観客が増え、関係者もホッと胸をなでおろしていた。この調子なら、四季の季節ごとに一回ずつのイベントでも可能かなと。
 観客の期待値もあるし、サステナビリティも高い。まずは、バーレスクでの面白いイベントを手掛けたいという前提が、主催者のイベントプロデューサーにあり、そもそも彼が、バーレスクヤバイやバーレスク東京の常連客であり、プロレスファンでもあり、プロレスラーやプロレス関係者とも交流があったので、思いついたイベントらしい。

 自身は亡きハヤブサ選手と交流があり、ハヤブサ選手から譲り受けたハヤブサが着用していた実際のマスクを所持していたので、今回から「ヤバブサ」と富豪2選手に名付けられたので、これからはイベント時はその名前にするらしい。
 ヤバブサ氏は、プロレスでも特に女子プロレスが好きなので、アイスリボンを離脱してフリーのユニットとして、飛ぶ鳥を落とすごとく各団体で引っ張りだこのハードコア&デスマッチユニットの「プロミネンス」に白羽の矢が立ったわけだ。

 プロレスなのに「なんでわざわざ、プロレスに適した試合会場じゃなく、わざわざ狭いショーパブで色々な制限もあるであろう場所で開催するの?」ではなく、先に会場ありきのイベントなのだ。

 「ヤバイプロレス」は基本的に女子プロレスとバーレスクのショーを、1枚のチケットで観られるイベントとして企画立案されている。ショーパブのステージや回転台だけではなく、時には客席を縦横無尽に暴れまくる戦いも、スタンダードなプロレスとはまた違う味わいがある。入場料金もワンドリンク付きながら「マジYAVAYシート」が1万円に8000円と、少し高額に思うかも知れないが、プロレス観戦してからショーパブに向かうという選択肢もあるから、こういった1枚で観られるイベントも一見の価値はあると思う。
 リングじゃなければとか、オクタゴンじゃなければというスクエアな方は批判せずに見なければいいだけ。チケットを購入して観戦もしてないのに、批判するのはいかがなものかと思います。

 観客のニーズも多様化し、送り手側も手を変え品を変え、様々なイベントを提供している。もちろんCS(顧客満足度数)が第一。観客もなにを選ぶかは自由。バトル・エンターティメントなので、肩の力を抜いて斜めや、上から目線で見ずにノーリング・プロレスを楽しむのも一興と思う。

 5時半に開場してしばらくしたら、カーテンオープナーとしてフリーのお笑い芸人のよしえつねおが前説に。アニマル浜口さんや、大仁田厚のモノマネが十八番で、自身もキャットファイト(CPE)や、西口プロレスドアなどでも試合を行っている。
 この日も、「お客さんを温めてきますよ!」と話して舞台に登場したけど、温めるのとは紙一重の放送禁止用語とシモネタ連発で、ひやりとさせながらも爆笑は取っていた。
 あまり温めすぎても、外は激しく暑いし・・・。

3way戦 急所打ちが乱れて夏実もちと佐久田俊行がオルカ宇藤を粉砕

 第1試合は、宮城もちから改名したリングネームも定着してきた、夏実もち(たまたまながら、季節的にタイムリーだ)と、メインに登場する世羅りさのハズバンドでもあるオルカ宇藤(フリー)が、当初はタッグを結成する予定。鈴木すず&佐久田俊之(フリー)との、男女混合タッグ対決がラインナップされていたが、鈴木が肩の負傷の為に欠場となり、3wayに変更となった。
 パワーと体格で上回るものの、宇藤が佐久田に十字固めで押さえてるところを夏実がアシストし、勝敗は決した。

富豪2夢路Rフジ三州ツバ吉WUW世界アンダーグランドレスリング連盟

 第2試合は、フランスに本部があるという地下プロレスWUWの提供試合。いつものサンバ・ミュージックを入場曲に使用している富豪2が、華やかなサンバダンサー風衣装や華やかなコスチュームのダンサーを従えて、入場した。この夜のアイキャッチな場面だった。
 ジョータと、NHK-BSの『ランスマクラブ』で大きく紹介されたばかりの三州ツバ吉の関節技の応酬、キック合戦は迫力があった。

▼マラソン等でプロレスラー世間発信功績大の”銀座の鉄人”三州ツバ吉

[ファイトクラブ]マラソン等でプロレスラー世間発信功績大の”銀座の鉄人”三州ツバ吉

 最後は、三州がツバ折り固め(変形羽根折り固め/サイゴウ)でKAMIKAZEから金星を得た。猪木がアンドレに勝った腕固めは、 今はアンドレと呼称されている。三州ツバ吉が、使用するときはツバ折り固めなのだ。

世羅りさ率いるプロミネンス解析!トリ松本都vs.柊くるみ&藤田あかね
第3試合
 結婚していることを隠さず発表しているものの、人気の落ちない美形プロレスラー世羅りさ。複数の団体を股にかけて暴れまくっている他、ユニット・プロミネンスを率いている。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン