サイコ・クラウン、ブルー・デーモンJr.が勝ち抜け!AAA トリプレマニア2022ティファナ

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 6月18日(現地時間)にバハ・カリフォルニア州ティファナで『AAA トリプレマニア2022ティファナ』が開催された。
 ルチャリブレ二大メジャー団体のひとつであるAAAの年間最大大会であるトリプレマニアだが、2022年は数回に分けて大会を開催する事になっている。目玉はルレタ・デ・ラ・ムエルテ(死のルーレット戦)と呼ばれるAAA史上最大のマスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)トーナメントだ。負けた選手同士が次の大会で戦い、一番最後まで負けた選手が覆面を剝されるという過酷なもので、しかも参戦するメンバーが超大物ばかりというあり得ない覆面剥ぎ最大トーナメントとなっている。今大会ではサイコ・クラウン対ビジャノ4号、ブルー・デーモンJr.対ペンタゴンJr.が行われた。サイコとビジャノ4号は、サイコとしては父親の敵打ち(父親ブラソ・デ・プラタは6人タッグのマスカラ戦でビジャノ兄弟に敗れ覆面を剝されている)というシチュエーションになっておりヒートアップ。自分の父親の世代であるビジャノ4号を相手に攻め続けるがビジャノ4号はサイコの猛攻でもカウント2で返す奮戦ぶり。業を煮やしたサイコは遂にリングに画鋲をばら撒く。そしてレフェリーが試合に巻き込まれサイコにぶつかった上、ビジャノ4号の誤爆を喰らって失神。その中でビジャノ4号は逆にサイコを画鋲に叩きつけたのだった。更に反則のローブローでサイコを倒しフォールを狙うが、レフェリーがダウンしていた為、幻のフォール勝ちとなってしまった。完全にスリーカウント入っているのでビジャノ4号も怒ってレフェリーを立ち上がらせようとするが、その隙にサイコがビジャノ4号を捕えて画鋲に叩きけてフォール勝ち。サイコが乱戦を制して父親の敵打ちをした。
 もう一方のブルー・デーモンJr.とペンタゴンJr.は、コーナーに上ったデーモンJr.を捕えようとするペンタゴンJr.にデーモンJr.の凶器が炸裂。そして弱ったペンタゴンJr.をデーモンJr.がカナディアン・デストロイヤーでテーブルに叩きつけてフォール勝ち。デーモンJr.が勝利して勝ち抜けとなった。
 メインではドラゴン・リー、ドラリスティコ兄弟が提携団体AEWから参戦してきたアット・ハーディー、そしてジョニー・カバジェロ(ジョン・モリソン、欠場したジェフ・ハーディーの代役)と対戦した。試合はドラリスティコがハーディーにムーンサルトを決めてフォール勝ち。ドラリスティコの勝利となった。
 更に女子版ルレタ・デ・ラ・ムエルテも行われ、フラマーがチカ・トルメンタに勝利し、トルメンタは覆面を脱ぎ、本名はクリスティーナ・アスペイティア・ラミレスと明かした。

■ AAA Lucha Libre : トリプレマニア2022モンテレイ
日時:2022年6月18日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国バハ・カリフォルニア州ティファナ

<タッグマッチ>
○ドラゴン・リー、ドラリスティコ
 ピンフォール
●マット・ハーディー、ジョニー・カバジェロ(ジョン・モリソン)

<ルレタ・デ・ラ・ムエルテ準決勝>
○サイコ・クラウン
 ピンフォール
●ビジャノ4号

<女子版ルレタ・デ・ラ・ムエルテ(マスカラ・コントラ・マスカラ>
○フラマー
 ピンフォール
●チカ・トルメンタ

<ルレタ・デ・ラ・ムエルテ準決勝>
○ブルー・デーモンJr.
 ピンフォール
●ペンタゴンJr.

<クルーザー級王座&ラティノ・アメリカ王座争奪戦>
勝者:フェニックス
参戦選手
バンディード、タウルス、ラレド・キッド、イホ・デル・ビキンゴ

<トリプレマニア30‐Ⅱ杯>
優勝:ニーニョ・アンブルゲサ