エドゥアルド・ヴァルタニアンが一本勝ち!ACA 139

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 5月21日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『ACA 139: Vartanyan vs. Ilunga』が開催された。
 今大会のメインは元暫定ライト級王者でACA軽量級のトップ選手であるエドゥアルド・ヴァルタニアンがアフリカ最大のMMA団体EFC Worldwideのライト級王者であるアラン・イルンガと対戦した。まさに(ロシアから見て)海外、それも他団体の王者を団体の選手が迎え撃つという図式となった。下馬評は地元という事もありヴァルタニアンが圧倒している。試合は組み合いの攻防からテイクダウンを狙う両雄。先にテイクダウンを奪ったのはヴァルタニアンでグランドで上を奪うものの、イルンガも下からサブミッションを狙うなどでなんとか立ち上がる。しかし試合が進むにつれヴァルタニアンのペースとなり3Rには打撃でダウン気味に倒れたイルンガの上になったヴァルタニアンが逃げようとするイルンガにギロチンチョークを極めて一本勝ち。ヴァルタニアンが見事な勝利で外敵退治を果たした。
 セミファイナルでは、アレクサンダー・サルナフスキーとハーデソン・バティスタが対戦。バティスタはカポエイラというニックネームを持つブラジル人戦士だが、ACAを主戦場にしている。下馬評では地元という事もありサルナフスキーが有利となっている。試合はスタンドでの打撃の攻防でサルナフスキーがパンチラッシュでバティスタからダウンを奪い追撃のパウンド。レフェリーがストップしてサルナフスキーの秒殺TKO勝利となった。サルナフスキーは劇的なKO勝ちに興奮して金網に上って勝利を喜び、バティスタは座り込んで茫然自失という展開となった。

■ ACA 139: Vartanyan vs. Ilunga
日時:2022年5月21日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ

<ライト級>
○エドゥアルド・ヴァルタニアン(ロシア)
 3R ギロチンチョーク
●アラン・イルンガ(コンゴ)

<ライト級>
○アレクサンダー・サルナフスキー(ロシア)
 1R 0分42秒 TKO
●ハーデソン・バティスタ(ブラジル)

<ライト級>
○アレクサンダー・マツムラトフ(ロシア)
 判定
●アーティオン・ダミコウスキー(ベラルーシ)

<ウェルター級>
○G.キラマゴメドフ(ロシア)
 判定
●アーウィング・マチャド(ブラジル)

<ミドル級>
○ヴラディスラフ・ヤンコーフスキー(ベラルーシ)
 判定
●ミハイル・ドルゴフ(ロシア)