全日本プロレス 三冠王座戦宮原健斗32分43秒青柳優馬と激烈死闘でV3


photo byマンジロウ
■ 全日本プロレス 2022 SUPER POWER SERIES 〜50th Anniversary Tour 札幌2DAYS〜
日時:2022年5月15日(日)14:00
会場:北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(観衆695人・主催者発表)

 北海道でも主役はやはり最高男だった。
 青柳優馬、三冠最年少は成らず。されど天晴な闘いぶりだった。
 青柳は宮原の足に標準絞って非情な攻撃を浴びせかけ、王者の動きを封じようとする。
 だが宮原もさるもの、場外で態勢立て直し調子づいて観衆を煽ると、和田京平レフリーが高速で場外カウントを取ってリング内へ引き戻す。
 リングに戻った青柳はなおも宮原の足を狙うが、宮原は青柳をブレンバスターで投げようとする。
 青柳、なんとか堪えて逆にダイビングボディアタックで攻勢に。
 エルボーの連打でコーナーへと追い込まれた宮原がコーナートップに上がった青柳を蹴り飛ばす。
 宮原はエプロンで青柳を抱えパイルドライバーの態勢を取るが、青柳切り返し逆に宮原をパイルドライバー葬。
 渾身の力絞ってリングに戻ってきた宮原を待ち受ける青柳がドロップキック、ボディスラム、ダイビングエルボーと畳みかけ宮原を抱え上げコーナーへ。雪崩式を狙うがここで宮原が反撃、エルボー打ち合い頭突きで形勢逆転、投げっぱなしパワーボムで青柳をぶん投げブラックアウトを見舞うが、青柳起き上がってエルボー合戦。
 宮原、青柳が互いを投げ合う。
 宮原再度ブラックアウトを見舞うと青柳もスピンキックで応酬で両者ダウンすると、観客席から大きな拍手が起こる。
 青柳が渾身のエルボー連打、宮原は頭突きで反撃。
 ふらつきながらも首固めからエンドゲームに。決まるかに思われたが宮原、本能的に肩を上げる。
 青柳さらにサムソンクラッチから回転式足折固めへ。宮原これも返す。
 青柳がFOOLで勝負に出るが宮原切ってシャットダウンスープレックスを狙う。
 もがく青柳を二段式でぶん投げ、フォール。肩を挙げた青柳にとどめのシャットダウンスープレックスで3カウント。
 宮原は試合後マイクで「おい、青柳優馬、時代は変わらなかったな」と言いながらも「俺とあんたが組むか組まないかもお前次第」とし、青柳優馬次第で、宮原との新たなユニットが誕生する可能性も匂わせた。

<第1試合  タッグマッチ>
本田竜輝
●大森北斗
 19分12秒 しまなみドライバー⇒片エビ固め
青柳亮生
〇ライジングHAYATO

<第2試合  タッグマッチ>
〇TAJIRI
ブルート一生
 8分18秒 ドリルアホールパイルドライバー⇒片エビ固め
●井上凌
河原成幸

<第3試合  タッグマッチ>
●イザナギ
ブラックめんそーれ
 9分54秒 SOD⇒片エビ固め
〇斗猛矢
吉田考志

<第4試合  シングルマッチ>
〇ジェイク・リー
 9分29秒 D4C⇒体固め
●ヨシタツ

<第5試合  6人タッグマッチ>
諏訪魔
芦野祥太郎
●田村男児
 7分59秒 アックスボンバー⇒片エビ固め
石川修司
佐藤耕平
〇大森隆男

<第6試合  世界ジュニアヘビー級選手権試合>
【第61代王者】
〇佐藤光留
 17分31秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め
【挑戦者】
●児玉裕輔
※佐藤光留が3度目の防衛に成功

<第7試合 メインイベント  三冠ヘビー級選手権試合>
【第65代王者】
〇宮原健斗
 32分43秒 シャットダウンスープレックスホールド
【挑戦者】2022 Champion Carnival優勝
●青柳優馬
※宮原健斗が3度目の防衛に成功