カネックがサイコ・クラウンに勝利!AAA トリプレマニア2022モンテレイ

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 4月30日(現地時間)にヌエボ・レオン州モンテレイで『AAA レイ・デ・レイジェス2022』が開催された。
 ルチャリブレ二大メジャー団体のひとつであるAAAの年間最大大会であるトリプレマニアだが、2022年は数回に分けて大会を開催する事になっている。目玉はルレタ・デ・ラ・ムエルテ(死のルーレット戦)と呼ばれるAAA史上最大のマスカラ戦(敗者、覆面剥ぎマッチ)トーナメントだ。負けた選手同士が次の大会で戦い、一番最後まで負けた選手が覆面を?されるという過酷なもので、しかも参戦するメンバーが超大物ばかりというあり得ない覆面剥ぎ最大トーナメントとなっている。今大会では一回戦四試合が行われた。レジェンドであるマヤの大王カネックとAAA絶対エースであるサイコ・クラウンは老獪なカネックが凶器攻撃など反則技で攻めサイコを流血させるサイコも若さで逆襲。一進一退の攻防となったが、そこで突然、ボン・ジョビのバッド・メディシンが会場に響き渡りAAAを離脱していたドクトル・ワグナーJr.がバットを持って登場。サイコが邪魔をするなとワグナーJr.に手を出すとワグナーJr.はバットでサイコを攻撃。それをカネックが押さえこんでフォール勝ちしカネックが勝ち抜ける事となった。ワグナーJr.はサイコとのマスカラ戦に敗れて覆面を?されており、その因縁もありサイコと対立。試合後、アンドラデ・エル・イドロも現れこちらもサイコを襲って覆面を剥ぎ取り、ワグナーJr.とアンドラデが手を組んでしまったのだった。サイコという共通の敵を狙う大物二人、そして死のルーレットトーナメントもありサイコの前途は多難という感じだ。
 超大物同士の対戦となったラヨ・デ・ハリスコJr.とブルー・デーモンJr.の対戦は実はこの両者の父親同士がマスカラ戦を行っており、その時はデーモンがハリスコに勝利して覆面を剥いだという因縁がある。ハリスコJr.からすれば親父の敵討ちという要素もあり雪辱に燃えるがデーモンJr.が反則で追い詰める。するとそこにラヨ・デ・ハリスコJr.最大のライバルであるシエン・カラス、そしてマスカラ・アニョ・ドスミルの兄弟が乱入、更にシエン・カラスの息子たち新世代ダイナマイト兄弟も現れハリスコJr.に襲い掛かるが逆にハリスコJr.がシエン・カラス一族を蹴散らし、凶器として持ち込まれたギターを奪って、そのギターでデーモンJr.を殴ってフォール勝ち。ハリスコJr.が勝ち上がり、結果的にシエン・カラス一族はハリスコJr.のアシストしてしまう結果となったこれに怒ったシエン・カラスらは集団でハリスコJr.に暴行。ハリスコJr.とシエン・カラスの抗争はどちらかが亡くなるまで続きそうだ。
 更にL.A.パークとビジャノ4号というこれまた大物レジェンド同士の対戦ではL.A.パークが丸めこんでフォール勝ちして勝ち抜け。ウルティモ・ドラゴンとペンタゴンJr.はドラゴンが必殺のアサイDDTを決めフォール勝ちして勝ち抜けとなり、これで負け残ったのはサイコ・クラウン、ブルー・デーモンJr.、ビジャノ4号、ペンタゴンJr.の四人となった。
 また、モンテレイ開催という事で地元の英雄ラティン・ラバーが表彰された。しかしスピーチの最中にサイレンが鳴り響き、あのジェフ・ジャレットが妻カレンとレイ・エスコルピオンを連れて乱入してきたのだった。ジャレットは自分の方が凄いとWWE殿堂入りのリングを見せて挑発。これに怒ったラバーに対し、ジャレット一味が攻撃するが、そこに救出に駆け付けたのがレジェンドであるバンピーロ・カナディエンセだった。なんとか邪魔者を追い出し、リングでラバーがマイクで締めた。

■ AAA Lucha Libre : トリプレマニア2022モンテレイ
日時:2022年4月30日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレイ

<タッグマッチ>
○ザ・ヤング・バックス
 ピンフォール
●イホ・デル・ビキンゴ、フェニックス

<ルレタ・デ・ラ・ムエルテ一回戦>
○カネック
 ピンフォール
●サイコ・クラウン

<6人タッグマッチ>
○タジャ、パガノ、バンディード
 反則
●ディオナ・プラゾ、シベルネティコ、アンドラデ・エル・イドロ

<ルレタ・デ・ラ・ムエルテ一回戦>
○ラヨ・デ・ハリスコJr,
 ピンフォール
●ブルー・デーモンJr.

<3WAYタッグマッチ>
○タウルス、ジョニー・カバジェロ(ジョニー・ムンド、ジョン・モリソン)
 ピンフォール
●ジャック・カートウィール、ラレド・キッド
ドラリスティコ、ドラゴン・リー

<ルレタ・デ・ラ・ムエルテ一回戦>
○L.A.パーク
 ピンフォール
●ビジャノ4号

<ルレタ・デ・ラ・ムエルテ一回戦>
○ウルティモ・ドラゴン
 ピンフォール
●ペンタゴンJr.