RISE選手インタビュー、原口健飛『もっと自分に自信を持ってやっていく』中村寛『2022年 キック=俺』鈴木真彦『絶対誰よりもおもろい試合するって自分で決めてる』

原口健飛 公開練習
スーパーファイトでタイの強豪ロンペット・Y’ZD GYMと対戦する原口健飛がFASCINATE FIGHT TEAM(兵庫県宝塚市)で公開練習を行い、切れのあるシャドーとサンドバッグを披露した。

■原口健飛インタビュー 『もっと自分に自信を持ってやっていく』
――今回3試合連続でタイ人選手との国際戦になりましたが、そのことについてはいかがですか?
原口 そこに関しては別に意識はしてないんで、強い奴とやりたいってなったらたまたまタイ人やったって言うだけやから、別にそこに関しては何とも思ってないですね。

――やはりタイ人選手といえばムエタイの独特のリズムがあると思うんですけど、これまで戦ってきた二人のリズムはどうでしたか?
原口 タップロン選手はほぼ日本人みたいなリズムやから正直タイ人の日本人みたいな感じなんでそこまでやりにくいとかなかったですけど、ペット選手はねもう完全なるタイ人。リズムもタイ人、体の強さもタイ人。だからあれを経験してるんで、僕は。負けたけどあれを経験してる経験値はもう他の選手と違うっすよね、やっぱあれを経験してるっていうのは。

――その経験を得て練習面で変わったことってありますか?
原口 自分の気持ちをもうちょっと出すというか、試合中に迷うとかもあったし、ペット選手も映像の恐怖心とかめちゃめちゃあったし、本来もっと動けたはずなのに何もできなかったですよね。そこがやっぱり一番の敗因というか、気持ちの面もそうやしやっぱり考え過ぎたっていうのがありましたね。

――気持ちの面が大きかった?
原口 気持ちの面が大きくて技術の差が生まれてしまったと思うんで、多分気持ちがしっかり出てれば自分の持ってる技術も自然と出せたと思うし。だから気持ちの面のせいでやりたいことが全くできなかったんで、だから今回はもっと自分に自信を持ってやっていこうかなっていう感じですね。

――今の自分は違う?
原口 そうですね、全然。自信に満ち溢れてるってわけではないですけど、別にいつもみたいに恐怖心もないしワクワクはやっぱしてますよね。ちょっと舐められてるんで、負けたから。そこはちょっと悔しいなっていう部分があるので。

――今回の対戦相手なんですけど同じくムエタイ系の選手になるんですけど、ロンペット選手って聞いた時どう思いましたか?
原口 強いなと思うんですよ。僕もやると思ってなかったけど見てたから、ちゃんと。世界チャンピオンにもなってるし、ちゃんと実力者なんで。僕的には正直ラッキーというか、汚名返上をするには一番早い相手かなっていう感じですよね。在日で一番強いし。強いなと思ってるけど「やりたくねー」とかは別に思わなかったですね。

――ペットパノムルンとはまた違ったスタイルのムエタイファイターですけどそういった意味では印象どうですか?
原口 映像見てる分にも目はいいし、でも結構なんていうですかね。ペット選手は前にガツガツくるタイプのタイ人やったんですけど気持ちが強くて、ロンペット選手は技術もあるし目もいいしやっぱ気持ちの面があんまりなんか…
その闘争心っていうか、あるかもしれないけどやっていく上でまそこまで「オリャー!」っていう感じのファイトスタイルじゃないんで、僕的にやり易いかなっていう感じですね。結構待ってくれるから。

――対策を練ってると思うんですけど明かせる範囲で触りだけでも、なんか掴めたものとか。
原口 そうですね、ペット選手の時も首相撲になるっていうのは分かってたんですけど、やっぱり分かった上でも中途半端な距離にいたというか、自分も当たるし相手も当たる距離にずっといて。で、今回は自分も当たる距離に行ったら一気に詰めちゃうっていうか、もうどっちも当たらない距離におるかっていう感じなんで。だから迷わないことですよね。変な位置にいないこと。組み付かれても結構前で組み付くというか。結構ペット選手の時は腰が引けたまま組み付かれたので、やはり対応しきれなかったですけど。だから組み付かれてもしっかり抱きつけるような感じで、そこは対策はしてますね。

――ペットパノムルン選手もそうでしたけどタイ人の選手ってワンキャッチワンタックのルールを巧く使ってくると思うんですけど、やっぱりそこの対策は大きい?
原口 そうですね、そればっかりしてもあれですけどね、やっぱり一番はね組み付かれない距離におるのが一番いいけど、なった時の対処は一応考えてはいますね。

――ちなみにロンペット選手の試合を想定してタイ人の選手とスパーリングとかはしてますか?
原口 行こうと思ったんですけどね、みんなオーソドックスばっかりでサウスポーのタイ人はあんまりそう出来なかったんですよね。父親と話したんですけど、全然違うからオーソドックスの選手と。あんまり自分の中で知らないですよね、ジャルンチャイ選手かタップロン選手ぐらいしか僕タイ人あんま知らないんで、そう考えた時にオーソドックスやしなっていう感じで、あんまり行ってもあれかなって感じですよね。

――ちなみにRISEのライト級戦線では頭一つ抜けた存在ではあると思うんですけど、今回同じ大会で白鳥選手と秀樹選手の試合だったり、あとは階級を上げましたけど直樹選手と山田洸誓選手、階級近いところでトップ同士の試合があるんですけど、そこについて何か思うことありますか?
原口 秀樹選手と白鳥君の試合はやっと見れるというか、あん時はね僕は追っかけてる側だったんで、ずっとずっと先の存在だったから。今回はね、こうちょっと高みの見物と言うか楽に見れるなって思うし、シンプルに楽しみです。果たして大珠くんがどれだけ強くなってるのかそこは楽しみですね。後はもう直樹さんと洸誓くん、あれはもうシンプルに楽しみですよ。あれはもう強い者同士ですから、あれこそELDORADOでしょ。あれはもうできれば客席で見たかったですよねって思う(笑)。ほんまにでもどっち勝つか分かんないですよね、あれに関しては。全然タイプが違うから、ほんまに分かんないですよね。

――ちなみに二つともどんな試合展開になると予想しますか?
原口 白鳥君と秀樹さんの試合は、正直大珠君の方が多分実力強いと思うんですよね。やっぱなんやかんや大珠くん強いからね。反応スピード早いし、秀樹選手は詰めるしかないと思うんで、その時に右フックとか合わせそうですよね。「パスーン」って合わされるとやっぱり痛いんですよね。そのイメージが結構あるっす。秀樹選手も結構もろいから、最近はしっかりブロックとかしてるけど、やっぱ当たれば倒れる選手なんでそこがどう出るかっすね。
洸誓さんvs直樹は、えぇ…?! 直樹さんが付き合わなければ直樹さんが勝つ可能性もあるんですよ。ただ直樹さんも結構ムキになっちゃって付き合うタイプなんで、パンチテクもあるし。ただ洸誓さんは生まれて効いたことがないって言ってるんで、そこっすね。果たして直樹さんのパンチで洸誓さんが効くのかどうかが問題ですね。確かに早いし見えへんけど、威力はあるパンチじゃないんで。ただ見えへん。そのパンチで洸誓さんもらった時にどうなるかですよね。洸誓さんは絶対に詰めると思うんですよ。分かってるやろうし、離れたら負けるっていうのは。だからほんまにそこっすよね。

――結構ただめちゃくちゃ楽しみなやつ…
原口 まじでめっちゃ楽しみなんですよね。

――ちょっと他の選手の試合の話で申し訳ないですけどこの試合で勝った選手が原口選手とかと一緒にGLORYの選手とか海外の選手と対抗戦していくと思うんですけど、将来的にRISE vs GLORYの対抗戦がもし決まれば「チームRISE」で合同合宿とかしてみたかったりしますか?
原口 それはもう是非是非。僕もずっと一人で練習してるからやりたいですよね。めちゃくちゃ羨ましいなって思います。TEAM TEPPENとか見てても、みんなで合宿行ったりとか。そんなメンバーがおらんから、みんな仕事したりとか高校生で学校行ったりとかしてるんで、それはやってみたいですね。

――やっぱりチームジャパンで?
原口 そうですね、そこばっかりは力を合わせてやりたいですよね。

――GLORYとの対抗戦とか、GLORYとRISEが交わるっていうのはやっぱり選手としても夢が広がりますか?
原口 ほんまにRISE凄いなって思うんですよね。その選ばれたもんしか行かれへんけど、やっぱり提携するっていうのは凄いですよね。やっとなんか世間も改めてやっぱRISEすごいなと思ったんじゃないですか。呼んでくるのはね、部分契約というかそんなのはあると思うけど、世界の団体と提携するっていうのは多分あんまり聞いたことないから、日本で。それはほんまにビビったっすね。

――ちなみに敵地に行って試合したいっていう気持ちはありますか?
原口 めちゃくちゃしたいですよ僕。もうそれずっと夢つったらあれだけど、選手としての目標でしたね。相手の陣地に乗り込むっていうのはめっちゃやりたいですよ僕も。

――現地でやり返したいですか?
原口 もちろんそうですね、僕も現地やります、やるとしたら。

――練習してても頭の中にいますか? ペットパノムルン。
原口 そうですよ、ロンペットもサウスポーやしタイ人やし、左ミドル強いしほぼ同じや思ってるんで、だからあとは勝ち方に判定でもKOでもしっかり勝てればなっていう感じですよね。

――今回なんですけど同じ日に今までRISEを支えてくれた那須川天心選手が卒業しますけど、何か那須川選手にメッセージはありますか?
原口 天心くん初めはね、僕も天心くんに影響されてキックボクシング始めたしもう正直憎いときめっちゃありましたし、同級生のくせに調子乗ってんなっていう部分もめちゃめちゃあったし。だけど自分がこうやってトップの位置に行った時に「やっぱあいつやべぇな」っていう、おこがましいけどちょっと気持ちはわかる部分も出始めたから
、相手もいなくなったりとかして、それでも天心やべぇなってやっぱさすがだなって思うし。だからその面ではやっぱり天心くんは色々、強くさせられたっていうか直接そういう練習とかしたことないけど、RISEを背負う立場としてやっぱり天心くんに憧れてる部分もあるから、だからあんまり第二の天心って言われるのは嫌だけど、第二の天心ってまずは言われるように頑張っていきたいなとは思ってますね。

――それでは最後になるんですけどファンの方にメッセージをお願いします
原口 前回はちょっと不甲斐ない試合をしたんで、今回は判定でもKOでもとりあえず「やっぱ原口強いな」って思ってもらえるような試合にするんで、皆さん期待して観ててください。お願いします。

この公開練習の模様はオフィシャルYouTubeチャンネルで公開しています

中村寛 公開練習
北井智大(チームドラゴン)と対戦する中村寛がDEEP☆KICK60の大会中、ファンの前で公開練習を行いリング上で試合への意気込みも語った。

■中村寛インタビュー 『2022年 キック=俺』
――YA-MAN戦から5ヶ月経ちましたけど、再起戦が決まった心境ってのはどうですか?
中村 そうですね、なんか早いうちにいっぱい試合出てほしいっていうのは言われてたんですけど、自分の中でYA-MAN戦で色々勉強になったんで、ほんまに肉体改造だったりとか格闘技に集中できる環境を一から作って、今めっちゃ集中できてるんであんま再起戦っていう感覚ではないですね。

――YA-MAN戦の敗因っていうのを改めて振り返ってみたらいかがですか?
中村 ここではあんまり言いたくないですよね(笑)。でも少なからず自分のメンタル的、精神的なところでちょっとでも少なからず舐めとったんちゃうかなっていうのはあります。あとはもうその日に勝ちに来る気持ちだったりとか、体を仕上げれてたのは相手の方だったんで、それが相手にチャンスを完全に掴まれたなっていう感じで負けましたね。

――去年はあの不戦敗も含めて3試合ありましたけど、2021年って改めて振り返ってみたらいかがですか?
中村 逆にあんまり気にしてないです。今年は今年で1月からもう練習漬けの日々でしっかり身体調整できてるんで、あんまり去年のこととか気にしてないですね。

――現時点でも顔がかなりスッキリしてて体重調整がうまく行ってんじゃないかっていう風に思います。
中村 そうですね、11月それこそYA-MAN戦終わって、そっからですね。そっから肉体改造に励んで、もう完全にそれも終わって、体が別人というかっていう形になったんで。ほんまに良い意味で試合決まってても決まってなかっても、努力したん初めてなんですよ。いつも試合決まって試合のためにやろうかなとかはあったんですけど、もうほんまに試合関係なく、プロの自覚としても出て肉体改造完璧に仕上げれたんで、そういったところが多分身体つきだったり顔つきにも出てるんじゃないかなと思います。

――でしたらもう減量に苦しむこともなさそうですか?
中村 ないですね。もう一か月前の時点で残り5、6キロとかなんで。それを一年間とりあえず今年の大晦日までキープしようかなと思ってるんで。

――去年よりも明らかに強くなった部分をアピールするとしたらどこになります?
中村 うーん…何やろう? ほんまにそれでやってみてないんではっきりは分からないですけど、プロ格闘家の中村寛というものが化けたって感じですかね。ちゃんとその「プロ格闘家の中村寛」になったって感じですね、はい。

――今回の対戦相手は北井智大選手になりましたけども、北井選手の印象っていうのはいかがですか?
中村 まだ観てないんですよね、試合。でも一回解説でそれこそオープンフィンガーですぐ終わった試合なんですけど、生でパッと見た時はイケイケの選手だったし、また解説の仕事として観てたんであんまり興味を持って研究してるとかではなかったですけど、強いんじゃないですかね。やっぱランキングにも入ってるし、それだけ強い選手ともやってるみたいなんで。周りは色々対策を調べてくれたりとかあるんですけど、自分は自分の練習してるって感じであんまり印象はどうやろう、分からないですね。

――現時点でこういう試合になるだろうとかそういうイメージはありますか?
中村 バチバチの打ち合いちゃいます? やっぱRISEが求めているものもそうやし、観客が求めているものもそうかもしれんけど、今年の俺はもう俺は俺っていう感じで初心を見つめ直し、俺がやりたいようにやってる姿を見て楽しんでもらおうかなと思うんで。自分が打ち合いたかったら打ち合うし、蹴り合いたかったら蹴り合うし、いっぱい想像して対策してきてもらったらいいんちゃいます?

――でしたら向こうの想像を遥かに上回る中村寛が試合当日はリングにいるって感じになりますか?
中村 そうですね。普通にやったら多分想像は遥かに超えてるんで、それを期待しておいてもらいたいですね。だから北井選手に煽るうんぬんとかじゃなくて、一緒に盛り上げたいなっていう気持ちもありますし、なんか無理して今回は煽ろうっていうのはあんまりないですけど、強い選手やとは思ってるんですけど俺の方が強いぞっていうのはもう完璧にも見したろうと思います。

――この北井戦をきっかけに2022年はどこまで行きたいってのはありますか?
中村 2022年「キック=俺」っていう感じだね。「キック=中村寛」そうやって言われるぐらいあいつ来始めたなって多分この試合から思ってもらって、で今年終わる頃には「やっぱ中村寛がおらんかったらあかんな」っていうのが年末RIZINとか出て分かってもらえたら、それで来年から火着くんちゃうかなっていう感じなんで。あんま大きいことは言ってないつもりですね。最低限そのぐらいになるんちゃうかなっていうのは思ってます。

――4月2日のこの大会は那須川天心のRISEファイナルマッチってなってますけど、その辺は意識する部分はありますか?
中村 何にも意識してないです。RISEでの引退試合なんですよね。うん、あんまり考えてないですね。試合順でのメインイベントは天心くんやけど、爆発的に見て面白いのは多分メインは俺やなっていうのを思ってるんで、分かる人には分かるんちゃいますかね当日。

――この大会では同じ63kg級の白鳥vs秀樹とかの試合も組まれてますけど。
中村 あ、そうなんですか。知らんかったです(笑)。ほんまに知らんかったです、びっくりした。1位と2位かなんかですよね? 今の63kgの。

――因縁のねタイトルマッチの再戦なんですけど。
中村 一回やってるんですか。あんま他の選手の話せんとってほしいですね。僕まじで分からんから、解説の時めっちゃ頑張って調べて、知ってるっていう選手以外あんまり分からないんですよ。だからまぁ何でもいいんちゃうかなっていう(笑)。

――同じ階級でも他の選手のことはあんまり気にならない?
中村 うん、気にならないですね。興味がないです。自分が一番興味あるんで。

――さっきの言葉を借りる訳じゃないですけど、どこまで自分が化けるか、最大限のパフォーマンスを発揮できるかっていうところに重きを置く感じになりますかね?
中村 そうですね。自分の試合を、それこそその最高のパフォーマンスで化けてる姿を生放送あるじゃないですか。終わって、ABEMAも登録してるんですよ。だから追っ掛けて自分の試合を入退場まで最後まで見るのが趣味なんで。だから4月2日やっとかっこいい俺見れるなっていう、そこ以外全く考えてないですよね。それまで全部スキップやし、終わったら切ってお酒ブワー飲んでっていう感じなんで。

――客観的に見る自分の入退場ってのはどうですか?
中村 どうなんやろう? 客観的に…客観的にでも去年までは色々こうどう見られたいかとかどう見えているかとか、なんかどういう風に観客が求めてるか見せたいかっていうのをめっちゃ考えてやってきて、何か違う悪い意味でのこだわりが出たりとか、試合でも影響あったりしたと思うんですよ。でも今は俺が格好良かったら自分がかっこいいって思える自分をとりあえず今年、もう周りのことを気にせんとやろうと思ってるんで。何も考えてないですよね、自分がかっこいいと思うものを作り上げたい一年かなっていう。だからそれをやってたのが無名の時でDEEP☆KICKでタイトル獲る時とかはほんまに他のこと何も考えてなかったんで、その初心っていう意味はそういうところ。初心に返れたかなと思うんで、めっちゃ楽しみですね。話し始めてもっと楽しみになってきた。当日は楽しみにしとってもらいたいです。

――もうすぐRISEはヨーロッパのキックボクシング最大の組織のGLORYと対抗戦がスタートしますけど、その辺は気になりますか?
中村 周りからは聞いてます。聞いてるけど、興味はないですね。俺が必要やったら呼ばれるし、必要やと思われるような試合を格闘家やから格闘技で試合するだけなんで。強いやつが正義やからね。負けたら口なしっていうか、何も言えないと思うんでどういう状況であれ。だからまず勝って考えて、また次の目の前の試合勝ってってやったら、呼ばれるのは間違いないでしょうし。なんか今年ビッグイベントが控えてるじゃないですか。だからそこにも俺が必要やなって思う試合できたら、自分から見て合格点の試合をしたら呼ばれるやろうし。だからずっと自分と今年は闘ってます。あんま周り気にしてないですね。

――自分と戦い続ける一年ですね。
中村 そうですね、もう大晦日まで大晦日の23時台ぐらいまで必死で自分を磨いて、自分がかっこよくなっていって、その一年にしようっていう気持ちに尽きるからそんな感じですね。

――では最後にこの大会を楽しみにしているRISEファン、中村選手のファンに対して力強いメッセージをお願いします。
中村 当日楽しみにしといてっていうのが、俺の素直な一言かなっていうのと、あとは4月肉体改造もしたっていうことで減量幅もそんなないし、僕は今年別に勝ち負けなんかその日のあれなんでしっかり自分が楽しみたいっていうので試合出るんで、ほんまにその気持ち戻ったのが久しぶりだし心から試合したいって思えてるから、そういう俺を今年いっぱい見てもらって、いっぱい何かの刺激になったりとか、非日常的なとこを見て帰ってもらえたら嬉しいんで。今年僕はRISEあとRIZINだったり他の団体でも片っ端から試合出て行こうと思ってるんで、4月で終わらず4月終わったらすぐにでもどの試合でも必要だったらほんまに出るし、その分結果でしっかり返すんでRISEのファンと一緒に俺のファンになってもらって、俺と一緒に一年間ちょっと楽しみたいなと思うんで、その一発目の試合楽しみにしといてもらえたらと思います。

この公開練習の模様はオフィシャルYouTubeチャンネルで公開しています

鈴木真彦 公開練習
江幡睦(伊原道場)と対戦するRISEバンタム級王者の鈴木真彦がDEEP☆KICK60の大会中、ファンの前で公開練習を行いリング上で試合への意気込みも語った。

■鈴木真彦インタビュー 『絶対誰よりもおもろい試合するって自分で決めてる』
――DEEP☆KICKで初めてRISEの公開練習が行われましたけどどうでした?
鈴木 めちゃくちゃ緊張しましたね。でもやっぱり元々僕もDEEP☆KICKからプロとしてスタートしたんで久しぶりにそのリングの上に立ったっていうことは、ちょっとなんか感慨深かったというか、DEEP☆KICKのリングでRISEの公開練習するなんか思ったことないですから、いい経験できたかなって感じですね。

――やっぱりDEEP☆KICKのリングっていうのは地元のホームリングとして人一倍愛着ありますよね。
鈴木 やっぱり関西の若手選手はDEEP☆KICKで成長させてもらったというか、そういう思いはあるんで。

――鈴木選手もDEEP☆KICKによって成長させてもらったっていうのはありますか?
鈴木 それはもう間違いなく。プロで一番最初に獲ったのもDEEP☆KICKのベルトですし、本当に成長させてもらった場所でもあると思いますね。

――やっぱり地元関西のリングっていうものという側面でもやっぱり思い入れが強い?
鈴木 そうですね、東京とかの試合の時はやっぱアウェーの中に乗り込んでいくっていう感じなんで、そういう気持ちは昔からあるからやっぱ大阪のリング、DEEP☆KICKのリングとかは結構好きっていうかそういう気持ちはありますね。

――でしたら今回も東京に乗り込んでやるっていう気持ちは強い?
鈴木 もちろん。東京まで行って、めっちゃおもろい試合やつおるやんって思わせるためにやったろうっていう感じですね。

――じゃあもう自分の存在感を本当に最大限に今回のビッグマッチでもアピールしたい?
鈴木 毎試合絶対誰よりも面白い試合したいと思ってるんで、今回ももちろん次もその次も、チャンピオンになってからそういう思いが増していくというか、そこはずっと大事に戦ってます。

――その面白い試合をするために、今回の対戦相手の江幡睦選手っていうのはいかがですか?
鈴木 いや強いですよね。でも相手が強いけどそういう相手を倒した時のあの会場の盛り上がりとかそういうのが僕は好きなんで、絶対倒したいと思ってます。

――以前その江幡睦選手の双子である江幡塁選手と戦って勝ってますけど、その辺っていうのはやっぱりアドバンテージになりますかね?
鈴木 でもそういうのは全く意識してなくて、1選手として江幡睦選手ほんま完成度も高いし、ほんまに良いファイターなんで気持ちも強く。僕も正面から行きたいなって思ってます。

――向こうは兄弟であれこれ対策を練ると思いますけどその辺は気になります?
鈴木 まあまあでもやってみないと分からないですから。やってみて強かったなって思わしたいですよね。

――対策はほぼ固まりましたか?
鈴木 この試合に向けてまだ僕は毎試合やることはあんまり変わらないというか、絶対倒しに行くんで。

――今回の一戦はポスト天心を探せっていう意味合いも非常に高い大会だと思うんですけども、その辺の意識っていうのはいかがですか?
鈴木 それはもうずっと那須川天心選手が卒業する前からもう僕はそういう気持ちはあるんで、もう試合に負けたくないというか絶対誰よりもおもろい試合するって自分で決めてるんで。そういう意味合いでも今回RISEでラストマッチが決まってるけど、それよりも盛り上げて全部持っていったろっていうか、そんな感じですよね。

――この4月大会で組まれた他の55kg級の試合とかってのは気になります?
鈴木 そういう意味ではメインも55kgですね。でも今はその江幡選手との対戦を見てる感じですけど、志朗選手にはいずれ絶対やり返したいんで、まずは自分のやるべきことを一つ一つこなしていくっていう感じで。

――那須川天心のRISEラストマッチの方はどうですか?
鈴木 僕は悔しいですけど超えられなかったんで、こっから超えていくところ見せないといけないと思ってるし、どんな試合するんやろなって言うのは、気にはなりますけど。でも自分の試合の方が盛り上がる試合をしようと思ってますね。

――具体的に那須川天心を越えるために必要なものって何だと思います?
鈴木 全然分からないですね、今でも。今までもやりながらそんな答えが分かってる人なんかいてたら、みんな超えてると思うんで。そうですね、やりながら自分なりの答えを探していく冒険じゃないですけど、そんな感じじゃないですか。

――今はRISEのチャンピオンですけど、那須川選手がボクシング転向したら多分返上するであろうRISEの世界王座を今後狙っていくとかそういった気持ちはありますか?
鈴木 そうですね、RISEのベルト世界のベルトはもちろん。でもあれ那須川選手が持ってるって階級ちょっと違いますよね。55でも世界のベルトも獲りたいし、GLORYのそういう軽量級の戦いとかも面白いなと思ってるんで、実現させていけるように僕が勝っていこうと思ってます。

――これからGLORYとRISEの対抗戦っていうのが本格的にスタートすると思いますけど、その辺でモチベーションはいかがですか?
鈴木 モチベーションは上がりますけど、軽量級がねGLORYの…今はっきり言ってないじゃないですか? だから自分が主役で作り上げていくっていうのも面白いんじゃないかなと思ってます。

――多分新設されたらモロッコ系ですとかタイからの選手が非常に増えてくると思いますけど
鈴木 全然ムエタイとか海外の選手ってちょっとあんまり分からないんですけど、でもやることは変わらないので一番を目指して戦うっていう。そうですね、もうほんまに一番だけを見てるんで。

――もしヨーロッパの選手とかタイの強い選手と自分が戦ったことを想定した場合に自分の強みってどこにあると思います?
鈴木 タイ人だろうが外国人だろうが僕はもう気持ちで戦うし、こいつには敵わんなって思わせたいですよね。世界共通じゃないですか。もうこいつには負けたな、完全に負けたわ、って対戦した相手に思われるようにやっぱ倒し切りたいですね。

――では、その序章として今回の江幡睦戦は位置付けるって感じになりますかね?
鈴木 そうですね、結構タフな選手でもあるしさっきから言ってる通り強いんで、そういう選手にバシッと勝ちたいですね。

――じゃあ最後に鈴木選手のファン、RISEファン、ABEMAを見て応援してくれるファンにで強いメッセージをお願いします。
鈴木 鈴木は最高の試合、ほんまいつ見てもオモロいわって毎回言うてるんですけど、そう思ってもらえるように思いっきり倒したいですね、記憶がなくなるぐらい。正面からぶつかって、気持ちを見せるんでしっかり期待してください。

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