「野獣」と「紳士」の間の緑タイツ ノア入団・藤田和之がGHC初防衛 ノア福岡

 21日、ノアが『GREAT VOYAGE 2022 in FUKUOKA』福岡国際センター大会を開催した。

 第37代GHCヘビー王者となった2月23日・名古屋大会から一夜明け、2月24日の会見にてノア入団を発表した藤田和之。「野獣ではなく人間として」と神妙な面持ちで語るなどして記者たちを困惑させたが、二面性は継続だ。田中将斗とのエルボー合戦では一歩も引かず、本能なのか珍しくトップロープにも上がる(田中がカットして未遂に)。タフマッチは実に30分を超えたが、藤田がパワーボム→サッカーボールキック→パワーボム→餅つき式パワーボムのフルコースで制した。

 入団後初、緑タイツ初の王座戦においても野獣継続で、藤田はGHCヘビー戦の崇高さを見せつける。ところが試合後は野獣から紳士へ急変。四方に礼をしながら引き揚げ、バックステージでは杉浦軍による缶ビール乾杯を拒否する。クセ者のケンドー・カシンさえ突っ込めない設定はどのようなオチにつながるのか。“野獣コメント”を聞き出せないことで記者が煽りにくい緑タイツの頑固者状態を、藤田には心底楽しんでほしいものだ。

■ ノア GREAT VOYAGE 2022 in FUKUOKA
日時:3月21日(月祝)15:00
会場:福岡・福岡国際センター 観衆697人(主催者発表)

<第1試合>
岡田欣也
稲村愛輝
〇マサ北宮
 10分59秒 サイトースープレックス⇒体固め
齋藤彰俊
モハメド ヨネ
●キング・タニー

<第2試合>
仁王
大原はじめ
〇タダスケ
 13分07秒 地団駄ラリアット⇒片エビ固め
●藤村加偉
アレハンドロ
覇王

<第3試合>
●矢野安崇
 11分01秒 ヘッドロック
〇丸藤正道

<第4試合>
スペル・クレイジー
●Eita
 9分54秒 ベルトで殴打⇒反則
小川良成
〇HAYATA

<第5試合>
●宮脇純太
原田大輔
 17分33秒 ストレッチプラム式フェースロック
稲葉大樹
〇清宮海斗

<第6試合>
●望月成晃
 16分49秒 豪腕ラリアット⇒片エビ固め
〇潮崎豪

<第7試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
[挑戦者]
鈴木鼓太郎
NOSAWA論外
 23分06秒 ドロップキック⇒エビ固め
YO-HEY
小峠篤司
[第49代王者]
※小峠&YO-HEYが初防衛に成功

<第8試合>
●征矢学
船木誠勝
中嶋勝彦
拳王
 18分22秒 ヨーロピアンクラッチ
ケンドーカシン
桜庭和志
〇鈴木秀樹
杉浦貴

<第9試合/GHCヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●田中将斗
 31分28秒 餅つき式パワーボム⇒エビ固め
〇藤田和之
[第37代王者]
※藤田が初防衛に成功


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