(C)KSW/Polsat
3月19日(現地時間)にポーランド共和国ラドムで『KSW 68: Parnasse vs. Rutkowski』が開催された。
KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
今大会のメインはフェザー級王座戦で、王者サラディン・パルナスがダニエル・ルトコウスキーの挑戦を受けた。フランスのMMA団体「100% Fight」の王者としてKSWに乗り込んできたアフリカ系移民のパルナスはKSWでも王者となった。ルトコウスキーとしては母国に王座を取り返したいところだが、下馬評では王者有利となっている。そして試合も下馬評の通り、パルナスがチョークを極めて一本勝ち。王座防衛となった。
また人気者ミハウ・キタがリカルド・プラセルと対戦。プラセルは日本のライジンにも参戦しており地元の人気選手が海外勢を迎え撃つという図式だ。下馬評ではキタ有利だったものの、試合はプラセルがマウントポジションを奪ってマウントパンチ連打で遂にレフェリーがストップ。プラセルがKSW初参戦で大物から金星をあげた。
■ KSW 68: Parnasse vs. Rutkowski
日時:2022年3月19日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ラドム
<フェザー級王座タイトルマッチ>
○サラディン・パルナス(フランス/王者)
4R 1分07秒 リアネイキドチョーク
●ダニエル・ルトコウスキー(ポーランド/挑戦者)
<ウェルター級>
○トマシュ・ロマノウスキー(ポーランド)
判定
●ミハウ・ピーターザック(ポーランド)
<ミドル級>
○ダミアン・ジャニコフスキー(ポーランド)
1R 3分42秒 TKO
●トマシュ・ジャクビエック(ポーランド)
<ヘビー級>
○リカルド・プラセル(ブラジル)
2R 2分00秒 TKO
●ミハウ・キタ(ポーランド)
<フェザー級>
○パトリック・カチマルチク(ポーランド)
2R 2分15秒 TKO
●ミカウ・ドミン(ポーランド)
<ミドル級>
○アルベルト・オジムコウスイ(ポーランド)
1R 2分21秒 TKO
●トミー・クイン(英国)
<ライトヘビー級>
○ラファエル・キジャンズキ(ポーランド)
1R 2分03秒 TKO
●ヤン・クアジャ(フランス)
He does it again!! Another incredible performance from 🇫🇷 @SalahdineP 👑 #KSW68 pic.twitter.com/dEAqJBQfos
— KSW (@KSW_MMA) March 19, 2022
A sellout crowd here in Radom!! 👏
🗣 #KSW68 https://t.co/roFKmYUVXm
— KSW (@KSW_MMA) March 19, 2022