トム・アスピナルがメインで一本勝ち!UFCファイトナイト・ロンドン

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 UFC FIGHT NIGHT:ボルコフvsアスピナルが3月20日(日)に開催され、3年ぶりにロンドンに戻ってきたUFCが02アリーナを熱狂の渦に巻き込んだ。12試合中9試合がフィニッシュとなり、ホームタウンヒーローが素晴らしいパフォーマンスを披露、このソールドアウトイベントはあらゆる面で成功を収めた。この大会では、9人のフィニッシャー全員が5万ドルのパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト・ボーナスを獲得し、UFC史上最高の興行収入を記録した。

メインイベント
期待のヘビー級マッチ、6位アレクサンドル・ボルコフ対11位トム・アスピナルの対戦は、ロンドンの観客がまさに望んでいたもの、つまり下馬評の低いアスリートが圧勝を収めた。アスピナルは、ボルコフを後退させ、簡単にテイクダウンを奪い、そこからストレートアームロックを決めて1ラウンドで試合を終わらせた。

試合後のアスピナルのコメント:
「自分はこのために生まれてきたんだと、ずっとみんなに言ってきたんだ!秘訣は自分を信じることだ。チームメイトもコーチも、みんな信じてくれている。生まれてからずっと、兄が毎日助けてくれているんだ。自分自身をここまで信じられるのは、周りの人たちのおかげだよ。誰か私にビールをおごってくれ!」

セミメイン
地元のフェザー級7位アーノルド・アレンとファンに人気の高いダン・フッカーが激突。アレンはすぐにパンチの連打を繰り出し、フッカーは信じられないことに立ったまま反撃に出るも、アレンが2度目の猛攻を仕掛けると、レフェリーが飛び込んできて試合を止めた。

試合後のアレンのコメント:
「コーチがレスリングしろと言ったんだ。自分はイギリス人だ、レスリングはしないと言ったんだ。自分の打撃の強さを知っています。自分がどれだけいいストライカーなのかも知っている。この試合を癌で入院している私のムエタイの師匠に捧げたい。これはあなたのためだ。」

大会のハイライト
メインカード初戦は、ジャイ・ハーバートがイリア・トプリアを1分内に頭部へのキックで倒すも、トプリアが2分後に逆転KO勝ちした。
リバプール出身のモリー・マッキャンとパディ・ピンブレットのペアは、02アリーナを華麗なフィニッシュで沸かせた。マッキャンはルアナ・カロリーナ相手に3ラウンドにスピニングバックエルボーを放ち勝利した。一方のピンブレットは、カズラ・バーガス相手に序盤は苦しんだものの、柔道の投げで返し、リアネイキッドチョークでタップアウトを奪った。

■ UFCファイトナイト・ロンドン:ボルコフ vs. アスピナル
日時:現地時間2022年3月19日(土)、日本時間20日(日)
会場:イギリス・ロンドン /O2アリーナ

【メインイベント】
<ヘビー級>
○トム・アスピナル(英国)
 1R 3分45秒 アームロック
●アレクサンドル・ボルコフ(ロシア)

【セミメインイベント】
<フェザー級>
○アーノルド・アレン(英国)
 1R 2分33秒 TKO
●ダン・フッカー(ニュージーランド)

【メインカード】
<ライト級>
○パディ・ピンプレット(英国)
 1R 3分49秒 リアネイキドチョーク
●ロドリゴ・ヴァルガス(メキシコ)

<ウェルター級>
○グンナー・ネルソン(アイスランド)
 判定 3-0
●佐藤天(日本)

<女子フライ級>
○モリー・マッキャン(英国)
 3R 1分52秒 TKO
●ルアナ・カロリーナ(ブラジル)

<ライト級>
○イリャ・トプリア(ドイツ)
 2R 1分07秒 TKO
●ジェイ・ハーバート(英国)


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