ミスティコ、アベルノがメインで勝利!CMLLオメナヘ・ア・ドス・レジェンダス2022

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 3月18日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで『CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦』が開催された。
 今大会は二人のレジェンドを讃える大会オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスと銘打った記念大会となった。オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスは、CMLL版殿堂という感じで、元々はCMLL(EMLL)創始者であるサルバドール・ルテロ・ゴンザレス氏の生誕祭としてスタートしたが、その後、メキシコマット最大のスターであるエル・サントも一緒に讃えるイベントとなり、ゴンザレス氏とサントという2人のレジェンドの記念式典となった。その後、サント以外のスペル・エストレージャを毎年、表彰する事となり、現在はゴンザレス氏と、その年に選ばれたスペル・エストレージャを表彰する大会となっている。2022年はNWA世界ミドル級王座に五度戴冠するなど輝かしい実績を持つリンゴ・メンドーサが選出され、現在は車椅子ながら会場に現れて表彰された。
 そしてメインで行われたのはミスティコ、アベルノ対TJP、ボラドールJr.という抗争中同士でタッグを組んで対戦するという異色のカードが組まれた。TJPは提携団体新日本プロレス経由でのメキシコ遠征となっている。試合はまずボラドールJr.がミスティコに必殺のカナディアン・デストロイヤーを決め、TJPがアベルノにクルシフィックス・ドライバー決めてフォール勝ちでボラドールJr.組が先取。しかし二本目はアベルノがデビルズ・ウィングスでTJPからフォールを奪い、更にミスティコがボラドールJr.に必殺のミスティカを極めてミスティコ組が取り返した。そして運命の三本目は、まずミスティコがTJPにダイブしてフォールを奪ってまずはTJPが脱落。続いてボラドールJr.がスパニッシュ・フライでアベルノをフォールして今度はアベルノが脱落。試合はミスティコとボラドールJr.の一騎打ちとなった。そしてボラドールJr.が掟破りのミスティカを極めミスティコがタップするが、レフェリーがTJPと揉めていていて見ていなかった。その隙に脱落していたアベルノがリングに上がり、ボラドールJr.に金的攻撃。ダウンしたボラドールJr.をミスティコがフォールして勝利。まさかの連携でミスティコ組が勝利となった。
 またCMLLトリオ王座決定戦が行われ、ロス・ゲレーロス・デ・ラ・アトランティダ、ロス・インフェルナレス、ロス・マルディトス、ロス・インゴベルナブレスの四ユニットで争われる事となった。注目はアトランティスJr.に続き、父親であるレジェンドのアトランティスまでロス・ゲレーロスと合体し遂にロス・ゲレーロス・デ・ラ・アトランティダが完全復活。その勢いで決勝まで勝ち上がった。そしてもう一方からはロス・マルディトスが上がってきて遂に決勝戦が行われた。試合は双子のへメロス・ディアブロ1号、2号が上手く連携で入れ替わりリングで大の字になってウルティモ・ゲレーロを嵌めた。倒れているのを見たウルティモ・ゲレーロはジャベを極めようとすると、すぐに丸め揉んでディアブロがフォール勝ち。まさかの入れ替わり作戦でロス・マルディトスがゲレーロスから大金星をあげて遂に王座を奪取した。

■ CMLL アレナメヒコ金曜日定期戦
日時:2022年3月18日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<タッグマッチ>
○ミスティコ、アベルノ
 2-1
●TJP、ボラドールJr.

<CMLLトリオ王座決定戦>
○ロス・マルディトス(サグラード、へメロス・ディアブロ1号、2号)
 1-0
●ロス・ゲレーロス・デ・ラ・アトランティダ(ウルティモ・ゲレーロ、アトランティス、グラン・ゲレーロ)

<CMLLトリオ王座決定戦準決勝>
○ロス・ゲレーロス・デ・ラ・アトランティダ(ウルティモ・ゲレーロ、アトランティス、グラン・ゲレーロ)
 1-0
●ロス・インフェルナレス(エチセロ、メフィスト、エウフォリア)

<CMLLトリオ王座決定戦準決勝>
○ロス・マルディトス(サグラード、へメロス・ディアブロ1号、2号)
 1-0
●ロス・インゴベルナブレス(エル・テリブレ、ニエブラ・ロハ、アンヘル・デ・オロ)