[ファイトクラブ]戦慄1RKO花岡竜優勝!キックの祭典打ち上げ花火岡山ジム主催興行

[週刊ファイト3月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼戦慄1RKO花岡竜優勝!キックの祭典打ち上げ花火岡山ジム主催興行
 photo & text by 猫山文楽拳
・喧嘩の色が増すOFG
・花岡竜、ZAIMAX賞金トーナメント優勝!
・驚愕のKOラッシュに女性ファン号泣
・馬木樹里復活ののろし
・加藤有吾、壱を返り討ち
・元山祐希リベンジMASAKINGに判定勝ち
・高木覚清、剛王を瞬殺KO
・トン・フェロージム翔貴に完勝
・平松弥、スダ456に劇的3RKO勝ち
・平松侑再生へのプレリュード




■ JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第8回 岡山ジム主催興行
日時:2022年3月13日(日) 12:30開場 13:00開始予定
会場:コンベックス岡山・大展示場(岡山市北区大内田675番地)

 毎年岡山ジム主催興行が開催される会場のコンベックス岡山は、JR岡山駅から直通バスが1本出ているが本数は多くなく、乗り遅れたらタクシーを拾うしかない。
 岡山県のイベント開催地はその手の場所が少なくない。
 聞いたら、岡山の人は車を所有している人がほとんどで、車がないとそもそも生活が成り立たないという。
 確かにいま住んでいる村から最寄り駅まで4キロ。一番近いコンビニまで4キロ。病院、スーパーは隣町に行かないとない。
 記者は車を所有しておらず、運転免許も持っていないので歩くしかないのだがおかげで足腰鍛えられている。
 行きは良い良いだがさて無事に帰れるかどうか・・毎回、行き当たりばったりだ。
 おかげで博打みたいに常にどっちに転ぶか頭をフル回転させているから、老化を遅らせることが出来ているように思う。
喧嘩の色が増すOFG

 今回開催前から話題となっていた、賞金トーナメントのルールであるオープンフィンガグローブールールマッチ。
 オープンフィンガーグローブルール採用のキックの大会は、2月東京の新宿FACEに取材したので、岡山ジムの主催興行だとどうなるのか否応なく興味津々だった。
 蓋が開いたら期待を遥かに凌駕、激しいバトルの連続で、選手を心配してか涙する女性客もちらほら散見。
 改めて感じたこと。
 岡山ジム主催興行のキックの闘いは、そもそもオープンフィンガーでなくても充分アグレッシヴだった。

 それで気づかされた。
 闘いの醍醐味は、そこに特化せずとも十二分に得られるということ。

 ただし素手で殴り合うわけだから、「喧嘩バトル」の色合いは増す。

 新宿FACEのOFGは、殴り合い主体で打ち合いに終始した試合がほとんどだった。
 岡山ジム主催興行のOFGにおいて、選手たちはそこまで殴り合いには拘らなかった。
 いつも通り三日月、ハイといった蹴り技も多彩に駆使してくれた。
戦慄の1Rkoで花岡竜優勝

 優勝した花岡のマイクがこのトーナメントの過酷さを最も端的に表現していた。
 「オープンフィンガーグローブにワンデイトーナメント、もうやりたくありません!日々の練習の成果が出せました。日本中のチャンピオンを全員倒します!」
1dayトーナメントの過酷さ物語る一枚を見て欲しい。

 向かって左の選手、平松侑は花岡と対峙した時既に満身創痍だった。
 準決勝で闘ったMASA BRAVELYとの闘いの壮絶な爪痕だ。
 3RでMASAから喰らった左ボディのダメージ、赤く腫れあがった腹と腿。
 平松は、腹に時限爆弾を抱えた状態で臨んだ決勝だった。
 花岡もHIROYUKIとの激闘フルラウンド制して勝ち上がってきたのだが、こちらはなんとほぼ無傷

 平松は爆弾抱えた腹に花岡から直撃弾を喰らってしまったのだから、ひとたまりもなかったのだ。
 
 準決勝でのペース配分とダメージの違いが、決勝での勝負の明暗分けた原因のひとつであったことは確かだろう。

 花岡竜と平松侑のカードは、キックボクシングでもう一度再戦して欲しい。

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