[ファイトクラブ]祝『ラストスタンド』NHK地上波再放送!1969年のビートルズとA猪木

[週刊ファイト3月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼祝『ラストスタンド』NHK地上波再放送!1969年のビートルズとA猪木
 by 大島慶山 w/編集部
・ビートルズ1969ラストライブ屋上、その日のアントニオ猪木
・世界でイマジンが唄われるロシアとウクライナの戦争に:WAR IS OVER


 NHK-BSでの初回放送だった『燃える闘魂 ラストスタンド』の、地上波での再放送が3月2日にあった。凄いことなのだ。さらに驚いたのは、3月1日付の日刊スポーツは、猪木を使った「ウクライナに平和を」だった。この時事ネタまでもが猪木なのかと。まして、週刊ファイトのヒット数ランキングを聞いたら、タグ「アントニオ猪木」関連のが一斉に再浮上を始めたという。


▼今週の要:猪木ラストスタンド-Stardom-RIZIN神戸-拳王中嶋-Iceリボン

[ファイトクラブ]今週の要:猪木ラストスタンド-Stardom-RIZIN神戸-拳王中嶋-Iceリボン

ビートルズ1969ラストライブ屋上、その日のアントニオ猪木

 2月9日、関西の某映画館で上映されたザ・ビートルズのライブドキュメント映画『ゲットバック〜ルーフトップコンサート』をIMAXで鑑賞してきた。
 実際に、ライブが開催されたのは1969年1月30日の午後12時30分頃からの約42分間だ。日本国内の様々なIMAX対応の劇場で、たった5日間だけの短期集中上映だった。
 真冬の平日だというのに、立錐の余地もない程の超満員だった。劇場により上映時間帯が夕方だったり、夜だったりと様々であったが、最も実際のビートルズの演奏時間帯に近い上映時間を呈示している映画館を選んだ・・・自己満足だけど。
 少しでも疑似体験したい。どこかの映画館や、イベンターがどこかのビルの屋上での上映イベントを企画してくれないかなと期待してたんだが、叶わなかった。

 かなり前になるけど、サザンオールスターズとジューシーフルーツが、2つのビルの屋上での対バンのルーフトップライブを行ったときは、凄い企画だなと感心した。このビートルズの歴史的なルーフトップコンサートが、ビートルズのラストライブになったので、時空を超えた映像で視聴できるのは感動した。

 このライブの約1ヶ月前の12月にローリングストーンズは、これまた歴史的なスタジオライブ番組『ロックンロールサーカス』を撮影している。ジョン・レノンも、エリック・クラプトンらと、ポール・マッカートニーを茶化したバンド名のダーティマックで参加していた。

 1969年1月30日のロンドンは、かなり冷えたみたいで、レノンも「寒さでギターコードが押さえにくい」と話してる場面が流れた。
 同日、日本のプロレス界ではアントニオ猪木が、ジャイアント馬場、キム・イル(大木金太郎)とトリオを結成。ウィルバー・シュナイダー、トム・ジョーンズ(同姓同名の歌手もいる)、ボブ・ボイヤーとの6メンタッグで激突し、見事に2対0のストレートで外人組を撃破している。試合会場ではイギリス人やアメリカ人もチラホラ観戦していた、横須賀の久里浜体育館である。

 アントニオ猪木は1943年2月20日生まれなので、その日は、25歳。26歳になる1ヶ月前、燃えたぎる血気の若獅子時代だ。猪木は冬のシリーズでは、ウィルバー・シュナイダー、ネルソン・ロイヤル、バスター・ロイド、ボブ・ボイヤーに、シングルマッチで全て暴走の反則負けを喫している。
 猪木の誕生日の5日後に、ビートルズのジョージ・ハリスンは生まれている。アップルビル本社の屋上で演奏していたビートルズ4人メンバーのうち、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンの2人が帰らぬ人となった。
 同日、横須賀でメインイベントを務めた6人中、ジャイアント馬場、大木金太郎、ウィルバー・シュナイダー、ボブ・ボイヤー、トム・ジョーンズの5人が亡くなっている。
 ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、そしてアントニオ猪木の、いつまでも元気な姿を私たちに見せてほしいものだ。

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