コロナ、負傷で3試合が中止となった『ONE: BAD BLOOD』!メインのヘビー級暫定王者決定戦は豪快なKO決着!日本から代打参戦の山口芽生は不可解な判定敗!

©ONE Championship

 2月11日ONE Championshipは『ONE: BAD BLOOD』をシンガポールインドアスタジアムで開催した。メインのアナトリー・マリキン(ロシア)は豪快なKO勝で暫定王座獲得、正規王者への統一戦を呼びかけた。ONEムエタイフライ級上位ランカー同士の対戦は、元ONEフライ級王者のジョナサン・ハガティー(イギリス)が判定勝。日本から代打参戦となった山口芽生は、不可解なユナニマス判定敗けとなった。(トップ写真:アナトリー・マリキン(ロシア)、山口芽生 vs. ジヒン・ラズワン)


ONE Championship”APP、ABEMA TVでもライブ配信された。

■ ONE Championship “ONE: BAD BLOOD”
日時:2022年2月11日(金)
リードカード開始JST(日本)20:00 SGT(シンガポール)19:00
メインカード開始JST(日本)21:30 SGT(シンガポール)20:30
会場:シンガポール・インドアスタジアム


 当初メイン予定ONE MMAバンタム級タイトルマッチのビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/王者)vs. ジョン・リネカー(ブラジル/同級1位)とMMAストロー級・猿田洋祐(日本/同級2位)vs. グスタボ・バラート(キューバ)の2試合は、ジョン・リネカーと猿田洋祐の2選手がコロナの影響で出場停止、長谷川賢は腰痛が回復せず2月にはいって試合キャンセルの為、3試合が試合中止なり全10試合

メインのONE MMAバンタム級タイトル戦!猿田洋祐の試合がコロナの影響で欠場!本日の対戦カード変更!

<第10試合 MMA ヘビー級(102.2㎏–120.2㎏)暫定王者決定戦 5分3R >
○アナトリー・マリキン(ロシア)-Anatoly Malykhin (108.75 KG, 1.0053)
 2R 3分42秒 右フックKO
●キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)-Kirill Grishenko (113.25 KG, 1.0091)

 正規王者のアルジャン・ブラー(インド)が防衛戦のオファーを断り続けている為、実施された暫定王者決定戦は、序盤からアナトリー・マリキンがプレッシャーをかけてペースを握り、2R圧倒するキリルを追いかけるような大振りの右スイングをヒットさせてのKO勝利。


 KO勝で暫定王者となったアナトリー・マリキンは「ベビーチキン、ノービッグハート」と挑発し、正規王者への統一戦を呼びかけた。ボーナスも倍のUS$100,000(約1,155万円)を獲得した。

 KO敗けしたキリル・グリシェンコは、俳優のニコラス・ケイジにそっくりという意見があったが、確かに似ている!

 正規王者アルジャン・ブラーのヘビー級コンテンダー評(2021年7月9日)では「優れた選手だが、総合力の高さはどうか? 評価はまだ定まっていない」と分析している。

<第9試合 ムエタイ フライ級(56.8㎏ – 61.2㎏)3分3R>
○ジョナサン・ハガティー(イギリス/ONEムエタイ元王者、フライ級2位、元WBCムエタイ・インターナショナル & ISKAムエタイ・スーパーフェザー級王者、)-Jonathan Haggerty (60.90 KG, 1.0078)
 判定3-0
●モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ/ONEムエタイ 同級4位、元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者、2018年トヨタムエマラソントーナメント・スーパーライト級優勝)-Mongkolpetch Petchyindee (61.20 KG, 1.0023)

 ONEムエタイ上位ランカー同士の対決は、1Rジョナサン・ハガティー、2Rモンコルペット有利でむかえた最終3R、ハガティーが肘でカットし、ボデイも効かせ、3-0の判定勝でUS$50,000(約578万円)のボーナスを獲得した。

<第8試合 MMA バンタム級(61.3㎏– 65.8㎏) 5分3R >
○チェン・ルイ(中国)-Chen Rui (65.80 KG, 1.0248)
 判定3-0
●マーク・フェアテックス・アベラルド(ニュージーランド /フィリピン)-Mark Abelardo (65.60 KG, 1.0027)

<第7試合 MMA 53.5㎏契約 5分3R>
●山口芽生(日本)-Mei Yamaguchi (53.40 KG, 1.0140)
 判定0-3
○ジヒン・ラズワン(マレーシア)-Jihin Radzuan (53.45 KG, 1.0241)

 山口芽生は代打出場の為、アトム級(47.7㎏–52.2kg)より重い53.5㎏契約となったが、動きよくテイクダウン数と有効パンチヒットでは上回っていたが、ジヒン・ラズワンの手数をとったか? 不可解なユナニマス判定敗けでONE3連敗を喫した。

<第6試合 MMA フライ級(56.8㎏ – 61.2㎏)3分3R>
●ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)-Yodkaikaew Fairtex (61.10 KG, 1.0168)
 1R 18秒 右ストレートKO
○ウ・ソンフン(大韓民国)-Woo Sung Hoon (61.00 KG, 1.0233)

 ONE初参戦で秒殺KO勝利をおさめたウ・ソンフンは、US$50,000(約578万円)のボーナスを獲得した。

<第5試合 MMA ストロー級(52.3㎏–56.7㎏)5分3R >
●デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)-Dejdamrong Sor Amnuaysirichoke (56.70 KG, 1.0229)
 2R 1分35秒 右ボディストレートKO
ダニエル・ウィリアムス(オーストラリア)-Danial Williams (56.40 KG, 1.0203)

<リードカード第4試合 MMA ヘビー級(102.2㎏–120.2㎏) 5分3R >
○ダスティン・ジョインソン(カナダ)-Dustin Joynson (108.25 KG, 1.0107)
 判定2-1
●ウーゴ・クンヤ(ブラジル)-Hugo Cunha (119.50 KG, 1.0152)

<リードカード第3試合 MMA 女子アトム級 (47.7㎏–52.2kg) 5分3R >
○リン・ホーチン(中国)-Lin Heqin (52.20 KG, 1.0248)
 判定3-0
●ビー・ニューイェン(ベトナム / アメリカ)-Bi Nguyen (52.10 KG, 1.0031)

<リードカード第2試合 MMA ヘビー級(102.2㎏–120.2㎏) 5分3R >
●トーマス・ナーモ(ノルウェー)-Thomas Narmo (113.75 KG, 1.0078)
 1R 1分06秒 ハンマーロック⇒タップアウト
○オーディ・デラニー(アメリカ)-Odie Delaney (118.95 KG, 1.0061)

<リードカード第1試合 MMA バンタム級(61.3㎏– 65.8㎏) 5分3R >
スノト(インドネシア)-Sunoto (65.80 KG, 1.0074)
 無効試合 
ティアル・サン(ミャンマー)-Tial Thang (65.80 KG, 1.0078)



 現在ONE出場のミャンマーMMA選手は、ミャンマー在住のポートーがクーデター軍に逮捕され、インドネシアのジムでトレーニングを積んでいたボズヒナ・アントニアは、コロナの影響で試合がなくなり、現在ミャンマーに戻っている。その為、米国を拠点にしているアウンラ・ンサンと同門のティアル・サンのみ、そのミャンマー第4のONE出場選手ティアル・サンは、最初に膝蹴りで急所への反則打があったが、続行不能となった膝蹴りは明らかな下腹部への反則打ともいえないが、スノトが続行不能となった為、不明瞭な無効試合となった。


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’22年02月24日号新日仙台大阪値上 桜井マッハ速人 Cody退団 RISE新宿OFG 前田日明